20171118 ナゲッツ vs ペリカンズ

凄く良いナゲッツと凄く悪いナゲッツしかみていないので、もう1度ナゲッツ。
ペリカンズはちょこちょこ観るけど、感想を言うのが難しいチーム。
つまりどちらも表現し難い両チームを同時に処理したい試合です。



マレー、マレー、マレー、ハウス、ハウス、ハウス
素晴らしい方のナゲッツがスタートします。全てはマレー。ゲーリー・ハウスがいない間はシューターとして機能させていました。結局はシュートがカギを握るような印象は続きます。
そしてハウスもいるので超強力なナゲッツオフェンス。25ー4になるのですが、凄いのはペリカンズのリバウンドは0。ほぼ落とさないナゲッツ。ペリカンズのリズムが生まれるわけもありません。
ミルサップの3Pが外れると外から走り込んだハウスがプットバックダンク。中外動くミルサップが意味を成しているのを初めて感じました。



ペリカンズはよくわからないけど、カズンズがヨキッチに押さえ込まれます。プラムリーになってもダメだったから本人の問題。
カズンズがダメだとペリカンズはダメなんだよね。
そのためデイビスのワンセンターにして立て直すペリカンズ。違いは動かない起点のカズンズがいなくなって全員が動くこと。欠点は動き過ぎると合わない事。
よい部分が現れてなんとか19点まで伸ばせましたよ
◯1QのナゲッツFG
チーム 15/23
マレー 5/6
ハウス 4/4
37点とったナゲッツ。
どうやら良過ぎる方のナゲッツになりそうで早くも挫けそうです。救いはペリカンズが盛り返してくれた事。
ナゲッツに足りなかったのはシューティングエースのハウスだと言うことがよくわかる1Qでした。



アンソニー・デイビスのペリカンズ
ハウスもマレーもベンチに置いてヨキッチを使うナゲッツ。チャンドラーが決めた事で得点としては問題なかったけど、1Qのような華麗さはありません。
ヨキッチはデイビスのスピードに全くついていけません。カズンズ不在がもたらすスピード感。ロンドが戻ってきて、ネルソンもいるので使い分けがしやすくなっています。
1度動き始めたのでデイビス→カズンズでもそれなりに動くペリカンズのオフェンス。でも、やっぱりカズンズがイマイチ。
ロンドが加わって良くなったと感じるのは、カズンズがリーダーだったのが2人に増えた事。ダメなカズンズを制御する動きが出てきます。ペリカンズが活かすべきはデイビス。そう徹底し直したようにデイビスのフィニッシュに繋げていくペリカンズ。
連続で速攻が出て残り5分11点差まで縮まってナゲッツがタイムアウト。



マレーとハウスが戻ってくるとマレーの3P、ハウスのミドル。やっぱり必要なのはこの2人。
しかしペリカンズはそもそもオフェンス仕様なので攻めていきます。ロンドからデイビスに見事なアリウープが通ります。あれはカズンズには出せない。さらにヨキッチとのスピードのミスマッチを制して点差を縮めます。最後もロンドがブザービーター気味に決めました。
ナゲッツに27点を取られたペリカンズですが、37点を取り返したので高いオフェンス力で安定を生み出した形です。



2分で終わった後半
逆サイドからオフェンスリバウンドに飛び込んだマレーのプットバックで後半が始まります。デイビスのジャンパーの後で、ターンしたヨキッチの頭がデイビスに入ってオフェンスファール。ちょっと危ないし、脳震盪テストでロッカーへ。
マレー、マレー、ハリス、マレーと試合開始直後と同じナゲッツ。フリがきいてからミルサップ。
デイビスがいなくなるとイキイキするヨキッチ。キーポイントを失って難しいペリカンズ。
3Q途中にして勝負が決したようにみえてくる試合になりました。その原因はヨキッチの頭が当たったデイビスの不在なので、なおさらやるせないです。



ミルサップではダメなのだ
FG%が全てではない
という試合が続いていましたが、このナゲッツは「良いオフェンスをするのはFG%を高めるため」を示すチームでした。つまり、FG%の悪いミルサップではチームとしてはなんの意味もないという事。
マレーとハウスの高確率があるからこそ強力なオフェンスチームになっています。それを生み出すのは中外問わず動くヨキッチ&ミルサップが作り出すギャップです。
マレー&ハウスに共通するのは単にシュートが上手いのではなくて、このギャップを使う巧みなポジショニングと判断力です。殆ど難しいシュートを打たない2人を止めるのはかなり難しい。
ナゲッツ対策はヨキッチかミルサップをスーパースターにする事です。ミルサップはともかくヨキッチに抜かれる事はまずないから難しいシュートを選択させればそれで良いスタンスならばハイスコアにはならないでしょう。
一方でチャンドラーも含めてベンチメンバーはそれが出来ていないので、セカンドユニットに困る体制は続きます。チャンドラーをベンチにしてムディエイと2人で何とかする作戦の方が良さそうです。



動かない起点のペリカンズ
ペリカンズみてて思っていた事を再確認したのはカズンズがお疲れという事。長時間使いすぎたツケを11月で支払うって厳しいよ。
仮病で休養させるべきだけど、そんな事は言い難い成績とロスターです。
走れないにも程があるわけで、中外で起点になれたのは今は昔。ほぼ止まっているカズンズ。3Pを決まらなくなり始めたし。
しばらくはローポスト専任させた方が良さそうですが、そんな戦術でもないし、だからこそデイビス不在の間も戦えていたわけです。
さぁどうするのかな?

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