ウォーリアーズvsロケッツ第4戦の後半をもう一度

第4戦の後半は面白そうだから1回目に観て気がつかないことをとりあげてみましょう。

〇ドレイモンドとカペラ

ドレイモンドはほぼ完璧にカペラを抑えたと言えます。これ以上を求めるのは酷です。特に素晴らしかったのはボックスアウトです。小さいドレイモンドだけどボックスアウトでオフェンスリバウンドを許さないのは素晴らしい。

ボックスアウトの数はなんと25!!

ちなみにプレーオフでのドレイモンドの平均は僅か11.9です。なおそれはリーグ5位なのですが。ちなみに5位まで全てウエストです。ロケッツ相手になると、18,23,10と大勝した第3戦以外はインサイド仕事を徹底して守っていることがわかります。

 

ウォーリアーズ全体で53なので1人で半分近く稼いでいます。その理由はロケッツがオフェンスリバウンドをカペラに任せていることと、デュラントはボックスアウトよりもリバウンドを取りに行くからです。殆どのリバウンドをドレイモンドに記録させて上げたいレベルの素晴らしさでした。

 

〇タッカーの16リバウンド

対比されるのがタッカーの16リバウンドです。こちらも似たような理由で多くなりますが、ウォーリアーズ自体が16オフェンスリバウンドなので、ロケッツ全体としては努力不足でした。ここにもいくつか理由があります。

めんどくさいですが、ひとつずつ触れてみましょう。なお全て前者がオフェンス、後者がディフェンスです。

 

①後半開始

スターター同士のマッチアップでカペラvsドレイモンドです。

ここであるときルーニーとドレイモンドのマークが入れ替わるのですが、両者がオフボールになるとすかさず受け渡します。ハーデンにも積極的に守るルーニーなので、ここの狙いは至極単純にカペラに対してドレイモンドを徹底することです。狙いの1つはリバウンド争いですが、もうひとつはインサイドヘルプです。

タッカーのマークはコーナーにおびき出されます。しかし、カペラならばインサイドに留まれます。そこを徹底してドレイモンドにしたウォーリアーズです。

 

②カペラ→ゴードン

ロケッツがスイッチします。1番大きいのがタッカーになります。身長ならアリーザだけど。

ドレイモンドがインサイド常駐出来なくなったため、インサイドヘルプが弱くなります。この時間にドライブを仕掛けていたロケッツ。シュートは外したけど内容は成功しています。特にコーナーのタッカーとのワンツーでクリス・ポールが抜け出したのは秀逸でした。おびきだされたドレイモンド

 

ウォーリアーズのオフェンス側では僅かな時間ですがルーニーvsタッカー、ドレイモンドvsハーデンです。つまりこの時間は逆転現象が起きて、ルーニーをインサイドで抑え続けるのがタッカーの役割になります。ウォーリアーズの狙いはクリス・ポールとハーデンなので、割と続けられるわけです。

 

③ルーニー→ベル

そこで30秒足らずでウォーリアーズ側がスイッチします。ベルにすることで機動力をあげてデュラント含めた3人のヘルプを信じます。同時にルーニーよりもハーデンを守れる算段です。

ロケッツディフェンスからするとウォーリアーズが小さくなった上にベルしか飛び込んでこないので、ブロックアウトしていればリバウンドは確保出来るようになります。つまりタッカーがキープしやすい状況に。この時点でタッカーのリバウンド数は僅かに7つでした。

 

この後、タッカー→カペラになりますが、基本的に行われていたのは「ロケッツのインサイドアタックを止める」ウォーリアーズ側の対策と、それに対し「スーパースモールで守らせなかった」ロケッツの対応です。重要になったのがドレイモンドとタッカーがリバウンドをキープ出来ること。それがなければ意味のない交代策でした。

 

このカペラが戻ってきた前後でカリーの3連続3Pが発生します。休ませたかったタッカーであり、ベルがいるなら使いやすかったカペラでしたが、すぐにタッカーを戻すことになりました。見えにくかったインサイドの攻防ですが、問題が発生しないように両HCが苦心していたことがわかります。

 

ベル、ジョン・コリンズ、アデバヨとこのタイプのセンターがルーキーで流行しました。ただ3人ともアウトサイドシュートがないので弱点にもなっています。ならばカペラの方が上だし1歩上を行くドレイモンドとタッカーです。

No1センターになれる才能があるからディフェンスを頑張れマイルズ・ターナー。

 

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〇トンプソンは止められたのか、止まったのか

ベルの時間にはクリス・ポールのマークが普通にドレイモンドになります。便利だな。

3Q残り3分半でトンプソンの3Pが決まって6点リードになります。このシュートはパスを出す先が見つからない中でデュラントがスクリーンにきてくれたので打てたプルアップでした。

そしてこれがトンプソンの最後の得点になります。ウォーリアーズの主体的なプレーとしての敗因をもとめるならばここになります。全く仕事をさせてもらえなかった後半のトンプソン。アテンプト4本で決めたのは普段と違うピックを使った3Pのみです。なお、前半は9本のアテンプトがあります。

 

伏線は2つ。ひとつはマッチアップがタッカーに変更されるパターンが多く、その次はゴードンやジェラルドになり単純に止められています。それはまぁ問題ないのですが、課題だったのはカリーがパスしなくなったこと。

クリス・ポールがベンチに戻ると徹底してハーデンを狙います。その過程でコーナー側に開くトンプソンは役割がスペーサーに限定されました。それでいてロケッツはカリーをハーデン任せにしています。3Q大活躍だったカリーですが、そこにはトンプソンのシューティングがなくなるという伏線が生じてしまいました。

 

加えていうとトンプソンのディフェンス力を信じているし起用しないと苦しかったことで、3Qフル出場しています。本来はここでベンチに戻して4Qにシューティングチームになるはずが、休みになってしまうのでした。ちょっと采配ミスがあったスティーブ・カー。

 

〇ジェラルド・グリーンのディフェンス

これは印象でしかありませんが、明らかに他の選手よりも足が動いていたジェラルド。例えばカリーがスティールから速攻に持って行った場面でチェイスダウンブロックすると、そのままアウトサイドのトンプソンを追いかけました。動けているって重要です。

おそらく両チームが疲弊する中で動ける選手がいるだけで全く違ったはず。ここはバーアムーテの不調とイグダラの不在が響いている両チームです。

 

3Q終盤から4Q序盤にかけて、ターゲットの1人にジェラルドを指名したウォーリアーズ。片サイドでカリー&リビングストンvsゴードン&ジェラルドにしますが、奮闘したジェラルドにより3Qの勢いをストップされています。

そして次にカペラを狙うもレイアップを叩き落とされるカリー。この時間もヤングを起用していますが、全くパスが出てこないし、狙ったポイントで大失敗しているし。

前半のカリーのファールトラブルにより、大活躍になった3Q。大活躍によりウイングを殺してしまった4Qのカリー。

 

ジェラルドはカリーに裏をとられても追いかけてブロックし、リビングストンからボールを奪い取ったので、結果的には最も重要なディフェンスの仕事をしたジェラルド

 

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〇ロケッツの修正なのか?

残り10分でカリー→トンプソンです。

メンバーは違うけど初めと同じような状況です。カペラvsドレイモンドになりブロックアウトするドレイモンド。しかし、外から飛び込んできたタッカーがオフェンスリバウンドを奪ったので、ルーニーも戻ります。インサイド側を強化したウォーリアーズ

 

しかし、ロケッツのオフェンスはインサイドまで飛び込まなくなります

4Qのロケッツは2P8本、3P12本です。明確に狙いが変化しています。その変化を生んだのはロケッツではなく、ドレイモンドのディフェンスかもしれません。そして25点しか奪えなかったので、そのオフェンスが大成功したわけではありませんでした。

ただし、そこまで9つあったターンオーバーは1のみ。ゲームレポートにも書いたように10点差でスタートした4Qなのに焦らずに追いかけたロケッツです。第1戦に出来なかったことを第4戦で実現しています。成熟したロケッツ。

 

もしもこれがダントーニの指示による変化だったのであれば、恐ろしい戦術眼です。さすがに違う事を祈っています。

 

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〇ロケッツの逆転シーン

ここで少し後手に回った感のあるスティーブ・カーです。振り返ってみましょう。※は点差を縮めた要因

 

4Q開始時 80-70

残り10分 82-75 ※ジェラルドのディフェンス

残り8分 82-79 ※タッカーのオフェンスリバウンド

残り6分 84-85 ※アリーザの3P

 

最後のアリーザの3Pまでの流れは凄いです。

①ドレイモンドがパスミス

②ゴードンの3P(マークはドレイモンド)ミスをカペラが拾い、もう1本ゴードンが3Pミスしたけどアリーザ(マークはドレイモンド)が拾う

③ルーニーのファール、カペラー→タッカーの交代

④アリーザ(マークはドレイモンド)の3P、ローテーションのルーニーはタッカーのマークだったので間に合わず。

 

④では逆サイドのクリス・ポールvsカリーにオーバーヘルプするドレイモンドがいます。それがアリーザをコーナーでフリーにしたのですが、カペラ→タッカーという交代直後なのでマークの受け渡しに失敗しています。それ以上にドレイモンドのマークが頻繁に変わり、そこで生まれた隙をことごとく利用しています。

交代要員は1人しかいないのにカペラ→ゴードン、タッカー→カペラ、カペラ→タッカーなんて交代を繰り返して生み出されたウォーリアーズの隙でした。

深読みしすぎの偶然ではありますが、それにしては出来すぎている内容でした。注釈しておくとルーニーはカペラをブロックアウトしているし、ハーデンのドライブをヘルプで止めています。仕事はしたけど、この僅かな隙で得点したアリーザとパスを出したクリス・ポールの素晴らしさを褒めないわけにはいきません。

 

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〇ウォーリアーズのオフェンス

ウォーリアーズのオフェンスはここからパターンが変わります。カリーが欲しがるも渡さないドレイモンドもいてデュラントに託すパターンにします。そこをタッカー&アリーザ&クリス・ポールで迎え撃つ構図になりました。

3回のオフェンスでデュラントはフリースローを決め、フリーのカリーをみつけキックアウトし、クリス・ポールの上から打って外しました。

4回目はルーニーと交代ではいっていたベルがポジショニングがわからず、邪魔をしてしまい、時間がない中で無理矢理打ったミドルが外れています。直ぐにルーニーに戻したので、ここはイグダラがいればという場面でした。

 

この流れは悪くなかったと思うのですが、ここから3分半がカリーになっていきます。この1本目レイアップ&ワンで決まったのも良くなかったのかもしれません。2本目は苦しく追い込まれてエアボールの3P、3本目はルーニーへのパスを選択してミスでした。

この間にゴードンの3Pが決まりますが、ハーデンがドフリーになって外す3Pもあったので、点差がつかなかったのがラッキーくらいの内容でした。

 

その次はアーリーオフェンスにもっていったデュラントがファールを引き出しました。残り1分半で3点差。

 

再びカリーvsハーデンになるもハンドリングを触られて苦しくなってトンプソンが無理矢理打つことに。リバウンドをとったドレイモンドからカリーが3Pを打つもかなり苦しい打ち方でした。

残り42秒でウォーリアーズがタイムアウト明けのオフェンス。またもカリーが飛び込んでレイアップをミスしますが、ここはその前にアリーザがディフェンスミスしているので選択肢としては悪くなかったです。

 

タイムアウトが残っていたロケッツですが使わずに攻めます。時間いっぱいまで使って打ったステップバック3Pが決まらず。急いだデュラントからトンプソンに渡りますが、苦し紛れにシュートを打ちます。

ここがタイムアウトをコールすべきだったトンプソン。

 

こうみるとカリーの暴走というか、決められなかった部分が目立ちます。ラスト5回のハーフコートオフェンス全てがカリー勝負になり、初めの1本以外全て失敗、それも良いシュートになったのは1回だけでした。またボールがまわってきての3Pも外しています。

4QのカリーはFG1/8で3つのブロックを食らっています。

 

試合を観ていたとき、そして見直した今も結局の所、ウォーリアーズオフェンスの何が悪かったかは難しいです。自分達が目指したであろう形には出来ています。

ロケッツは良く守りましたが、それらがほぼ個人勝負で守り切った感じです。シリーズここまでそんな風潮は殆どなかったのに、突然4Qになって守り切れてしまったのは何故なのか。やはりパターンを限定しすぎたウォーリアーズという見え方です。

 

4Q7リバウンドのタッカーですが、その理由はカリーパターンが多く、そしてベルやルーニーが出ているのでインサイドでボックスアウトさえしておけば確保出来るからでした。加えてオフェンスリバウンドにしつこく絡む。運動量って大切でしょ。

 

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そんなわけで見直してみた結果はこんな感じでした。

①カリーの爆発でリードを奪ったウォーリアーズだけど、3Q終盤くらいからオフェンスが固定化されて怪しくなっていった。

②ジェラルド・グリーンがディフェンス面で大奮闘し、カリー&ウォーリアーズの勢いを止めきった。

③秀逸だったドレイモンドのインサイドヘルプディフェンス。それを壊しに行ったのは細かいメンバーチェンジでマッチアップにギャップを作ろうとしたダントーニの作戦

④終盤になるにつれてウォーリアーズオフェンスはパターンが限定されて、ロケッツは個人勝負を守れるようになった。

 

結果的に観れば、10点差を逆転しただけあってロケッツは全員が効果的な働きをみせました。7人しか起用されないけど、7人それぞれが役割を全うしたと言えます。それに比べると働く場所を用意されなかったトンプソンでした。

 

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〇次戦の注目ポイント

 

次はヒューストンなのでロケッツは必勝です。この試合も必勝だから、まぁ変更点はないよね。とにかく焦らなかったのが後半の収穫でした。問題は判断の悪かったクリス・ポール。その一方で自分でフィニッシュ、それも外から打っている分には大ケガをしない空気はありました。それって第2戦のハーデンと同じです。

ここが改善すれば前半にオフェンスで押し切られることはないはずです。ウォーリアーズディフェンスは守るのは上手いのですが、ボールを奪いに来るような守り方は珍しいです。そのため、いかに思い切りよく外から打てるかどうか。ドライブをひっかけられての速攻だけは避けないといけません。

 

ウォーリアーズは再びデュラントに託すのかどうか。それが非常に難しい。ディフェンスの方は十分に機能しているので問題ありませんが、この試合のカリーの出来とトンプソンにボールが来ないことをどう捉えるのか。

カペラ、ハーデン、ジェラルドを狙うパターンが効果的に決まらなかったですが、それを継続するのかどうかです。

 

ロケッツが勝てば第6戦で少し冒険するところをみてみたいです。このタイミングでライアン・アンダーソンが出てくるとウォーリアーズディフェンスは対応しきれない気がします。ただし、シュートが決まっていないので使う価値があるかは練習でのコンディション次第なのでしょう。

 

もう一回観てみたのコーナーでした。

 

ウォーリアーズvsロケッツ第4戦の後半をもう一度” への8件のフィードバック

  1. ドレイモンドグリーンのディフェンスの万能性は凄すぎですよね。オフェンスも珍しく良い判断が多かったですね。ウォリアーズは終盤、徹底してデュラントにクラッチ任せたら勝ってた気もしますけど、結構バテてたし、よく分からないかも。
    ロケッツが粘り強く戦ったので、最後に少し運が向いたかな。

    1. そうですね。本当に結論は良く分からないでした。デュラントに託さないのもカリー任せにしたのも。
      その意味ではスティーブ・カーがプレーチョイスを誤ったのかと。
      それだけ判断を鈍らせたロケッツのディフェンスだったということでしょうね。

  2. すごく分かりやすい解説ありがとうございます。
    今日は伏兵的にトンプソンが爆発してGSが勝つだろうとタカを括って見ないでいたら全然予想と違いました。ダントーニすみませんでした。

    それにしてもあまり納得できないのは何故ベルをこれほど使うんでしょう?
    ハイレベルなルーキーだし将来に投資したいのはよく分かりますが、追い上げられた時、早い段階でインサイドにベテランを投入してオフェンスのパターンを変化させても良かったのでは?

    それともやっぱりウエストやマギー、ザザ個人の能力不足だったり、スモールにはスモールで対応すべきだったりして、ロケッツの破壊力を止められないと見たんでしょうか?

    1. もうウエストやマギーではついていけない判断です。これはシーズン中もロケッツ戦ではベルを使っていました。
      そこまでウエストを信用しない理由は少し理解に苦しむのですが、ハーデンに全く対抗出来ない選手は起用しにくくなっています。
      将来への投資ではなく、純粋に機動力のあるベルしか使えないのだと。

      そこはロケッツも同じでオフェンスの事を考えて選手起用は出来ない状況です。
      一回流れを持って行かれると追いつけない雰囲気なので、細心の注意を払って采配しています。

      ただ、どっちもやりすぎかと。

  3. トンプソンのアテンプトが少なかったり良いシュートがあまり無かった点について、自分が見た感じだと今日の試合でトンプソンのオープン3が生まれたのはトランジションでハーデンが少しルーズになった場合くらいでハーフコートではしっかり捕まえられていた気がします。そもそもロケッツのスイッチDFではオフボールからのキャッチ&シュートは効果的にならないし、スイッチしてカペラやグリーン、CP3につかれても個人で突破するのは難しいと思っています。第1戦は28点決めてますが(どういう内容か忘れましたが)、その後の3試合は平均10.3点、4.3M/12.7Aです。今後トンプソンが活躍するのはどういった場合でしょうか?

    それと4QのウォリアーズのOFについて、途中のベルのポジショニングミスやカリーに託した感じもありましたが、その前にKDにやらせたいのかみんなでやりたいのか中途半端な時間帯が凄い気になって、CP3かハーデンかにスイッチさせてスペーシングして、ホストアップなりトップか45°なりでアイソさせればいいのにと思ったりイグダラのコントロールが無い影響もあるのかと思ったりで管理人さんはどう見ていますか?

    あとジェラルド・グリーンのDFびっくりしました!1人だけ気迫が違かったです、ウォリアーズも穴だと踏んでいたでしょうからさらに効果的なDFでした!
    あとベルはハーデンに綺麗に抜かれすぎですね

    なんとかロケッツ勝ってほしいです。

    1. ウォーリアーズの中途半端感は強く感じましたね。あれはほぼカリーの判断ミスだと思います。グリーンはデュラントに渡していたし、デュラントもそのつもりでした。
      しかし、ロケッツのディフェンスプレッシャーが強く、ボールを動かせないので寄ってくるカリーに渡ってしまいました。
      とはいえ、残り3分半からは完全なカリーパターンなので、どういう経緯でそこに至ったのかはHCしかわからないでしょうね。

      第1戦はトンプソンが3P15本打っていて、ウォーリアーズが用意した裏をとる形とスクリーンが機能しました。ただ、このスクリーンはたびたび問題視していますが、グリーンがやらないので頻繁に失われます。この試合以外でもカリーが自分でやり始めるとめっきりトンプソンが目立たなくなります。
      割とパスをするデュラントと、周囲まで視野を保てないカリーというのはロケッツのプレッシャーがなせる術かと。

      トンプソンが動くスペースを消しているのはウォーリアーズの方で、ベンチメンバーが多く出ていた第1戦はもっと有効にトンプソンを活かしていました。
      ただ、ハンドラー勝負に誘導するのはこのプレーオフの流行系なので、どうしてもシューターは目立てない傾向です。

      トンプソンはカペラとの1on1では活躍していたので、そのパターンを増やせば活躍するのですが、このカリーをみていると期待薄です。

  4. 調子に乗ってしまうというかどうも終盤のカリーは緊張感にかけるプレーをする傾向がある気がします。
    2016年ファイナルでもルーズなパスミスばっかりして呆れた記憶があります。
    この試合の終盤見てもハーデンのマークを崩せないなら大人しくKDに渡した方がいいですよね、そのためにKD取ったんですから。

    1. 昨季のファイナルでも結構やってましたからね。まぁ信用しちゃいけないプレーヤーだと思います。

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