さよならブレイザーズ

ブレイザーズの敗戦について思ったことをそのまま書きます。

 

プレーオフで敗退したチームについて思ったことを並べてみたいと思います。本当は「今季を振り返る」みたいな形で書きたいのですが、それをやったらスケジュールきつすぎることが昨年の反省です。プレビュー優先なので敗退チームが増えてくると必ずしも全チーム書くわけではありません。

そして管理人は「勝ち負け」にあまり感動を覚えないタイプです。「試合が面白いかどうか」が価値観の全てです。だからブルックリン・ネッツが好きなわけです。この試合が面白いというのは、別にシーソーゲームしているとかではありません。「シーズン通じて何をしてきたか」「新しい要素がどれだけあるのか」この2点に集約されてきます。だから勝っていてもつまらないチームもあるわけです。

 

先に行ってしまうとウォーリアーズはつまらなかったです。理由は簡単でケガ人もいたので「シーズン通じて従来通り」「新しい要素なし」だからです。もちろん、細かく言えばいくつかありますし、マコーとベルは面白くなるはずでした。しかし残念ながら基本的に面白い要素として特筆すべき点はありません。別にウォーリアーズを否定するわけではなく、(本質的な)戦術面は優れていて興味深いチームである事に何一つ変わりはありません。ただ「今シーズンに関しては」「管理人の面白い基準では」何もなかっただけです。

 

この話長くなるからカット。ブレイザーズに行きます。面白かったチームです。

 

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◉勝てなかったと言うこと

 

勝てなかったからと言って否定する事は何もありません。正直、それって時代の違いだったりします。今季のブレイザーズの数字を並べれば、それこそ2000年くらいなら立派な優勝候補になったはずです。スターターの質はそれくらいありました。でも、残念ながら現代的にはリラード&マカラムという体勢は優勝するにはかなり難しい。それは絶対的なものではなく時代的な話です。

ペリカンズにスイープされたわけですが、その内容は「リラード&マカラムで勝つ」というコンセプトを実行した結果、「リラード&マカラムで負ける」という結果でした。最後は気持ちがキレてしまいましたが、シーズン通してやってきた自分達の形にはしっかりと持ち込んで負けたので、それを批判しようとは思わないですし、やってきた事も間違いではありません。

 

これだけ書くと「ストロングポイントを潰された」だけのようですが、しっかりと周囲の選手が仕事をする環境をシーズン通して作り上げてきました。この辺はプレビューでも触れましたね。そしてプレーオフでも周囲の選手がしっかりと仕事をしました。ただ、重要な局面でエースが違いを作れなかったし、それ以前に予定外のターンオーバーもしていました。

物事をHC目線でみるのが基本のこのブログでは、「やることをやって負けた」というだけなので、何も批判しないのです。批判するのはやるべき事をやらなかったチームです。

 

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◉さようなら、テリー・ストッツ

 

敗戦の翌日からテリー・ストッツHCには解任の話が出ています。同時に他のチームのHC候補になるという話も・・・。

つまりは、仕事ぶりには評価が高いけど、その一方でブレイザーズは路線変更しなければ苦しいと言うことです。大物FAにそっぽを向かれ続けているチームなので、リラード&マカラムを手放すのではなく、違うHCでやり直すのは悪いことではありません。GMの方が問題だけど。

 

ブレイザーズが面白かった理由はこんな部分です。

・オフェンスのチームを急激にデフェンスのチームに改造した。

・FG%が低くても勝てる方法論を確立した。

特に前者は衝撃的でした。ディフェンスマインドの低いチームだと思っていたので、ここまで徹底させたことは賞賛に値します。レイトスイッチやら方法論はいっぱいありますが、やっぱり「マインドの徹底」こそが賞賛すべきです。結局はチームを作っていく上で一番大切なのはHCとの信頼関係なわけで、それがあるからここまで上げてきたはずです。

 

そしてテリー・ストッツは選手を信頼していました。結構、いろんな選手が活躍しては穴がある部分をみせてくれました。「穴があると起用しない」タイプのHCもいますが、限られた選手を有効に使うために工夫してきました。そんな点も含めて面白かったです。

試合を観るたびに少しずつ改良されていくブレイザーズでした。それはしっかりとチーム作りが出来ていた証拠です。

 

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◉残念だったこと

 

シーズン前の予想と違ったのは、ルーキーのケイレブ・スワニゲンでした。この選手は献身的だし、それでいてパスを出す視野を持っています。プレシーズンの段階ではスターターになるなど、期待値が高かったのですが、ファールが多すぎ、更にミスも重なって、見過ごせないレベルまで落ちてしまいました。

スワニゲンを起用して欲しかった理由は、インサイドでのプレーメイカーになれそうだったからです。リラード&マカラムというガードばかりが起点のチームで、唯一生まれそうだった違うタイプの起点がスワニゲンでした。

現代で勝てるチームになるためには、重要な要素でもあるので来季こそは期待したいです。

 

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もうひとつ残念だったのはマカラムの失速です。シーズン通して働くイメージだったのが不調の時期も目立つシーズンになってしまいました。それこそシューターとしてはクレイ・トンプソンをも上回る選手になると考えていましたが、ちょっと役割が多すぎました。1から10まで自分でやらなければいけない事情は苦しかったです。

とはいえ、それでも決めてしまうのがマカラム!と言いたかったのですが、理不尽選手ではなかったですね。カリーへの道は遠かった。

 

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◉来季どうするのだろうか。

 

そんなわけでチームが解体しそうなので、来季のことは全く分かりません。

マカラムはトンプソン以上のシューターになれる

そんな意見をもったHCが新しく就任したら、ハンドラーの役割は撤廃して、徹底的にシューター扱いするかもしれません。逆にそうしないと現代的には勝てないでしょう。すると今度はプレーメイカー不足になります。スワニゲンでは心許ないので、新しく作り上げる事になりますが、その手のタイプが圧倒的に不足しているチームだし、GMが欲しがる選手も1on1タイプばかりなので期待薄です。

 

今季の内容は素晴らしかっただけに、もちろん同じような成績を残す可能性もあります。

しかし、現状のロスターを考えるとこれ以上の成績は難しいし、むしろ方向性を間違えて下降線の方があり得る気がします。プレーオフ争いから脱落していく構図は現実的です。

それはある意味今季への褒め言葉でもあります。

 

プレビューの時に書いたから、あまり書くことがありませんでした。とにかく言いたかったのは、

「スイープされたから何だというのだ。今季の内容は誇れるものだし、十分に面白かったチームだった」

ただそれだけです。そして今季のことは忘れることにして、まっさらな気持ちで来季を観た方が良いという事でもあります。ひょっとしたら勝てないけど、もっと面白いチームになっているかもしれません。

 

今季のブレイザーズには85点をあげたいのでした。

 

 

 

 

さよならブレイザーズ” への2件のフィードバック

  1. そうですね。シーズン前はPO圏外予想のチームが、前半はネイピアがベンチから頑張るも5割前後をウロウロのチーム。それが後半戦からリラードの活躍や全員バスケで13連勝するなど終わってみればDIV優勝と3位を僅差ながら勝ち取りました。POでは全員バスケを忘れ4連敗してしまったのはファンとすれば残念な結果となってしまいました。
    若いチームですが、MINやMILのようにタレントが揃っているわけでもなく、ファン以外からみれば良くこのメンバー構成で50勝近くも出来るなというのが正直な感想ではないでしょうか?
    GMが酷いチーム構成をして、HCは選択肢がなくこの戦術をとったのが偶々上手くはまったのかどうかは良くわかりませんが、HCは良くやったと思います。
    良くも悪くも期待を裏切ってくれるチームです。来年は駄目という予想なら期待を裏切って頑張ってくれるでしょう?

    1. ダメと言われた方がリラードは燃えそうですしね。
      契約問題もありますし、今季の成功も踏まえて来シーズン前半は新しい形をトライして欲しいです。
      トライ出来るかはGMの手腕次第なので、選手よりもそっちへの期待値が低いんですよね。

      本文の通り、スターターのタレントレベルは悪くないですが、それだけでは通用しないリーグになってきたので、変革して楽しませて欲しいです。

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