何故かプレーオフチーム同士の試合がない1日です。なのでペイサーズを観ましょう。
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シーズン前から注目しておいて良かったペイサーズ。面白さは増して行くわけですが、未だに評価低かったりすると「試合観てないな」というのがわかるので、踏み絵みたいな存在です。
でも、正直シクサーズの50勝といい、下位チームが多すぎる故の事態の気もしてきます。5割はまだしも、ねぇ。
◉サボニスvsハワードが教える現代
シーズンが終わろうとしていますが、ハワードに満足にパスを入れる事すら出来ない状態は変わらなかったねホーネッツというスタートです。パスをボードに当てるなど中学生みたいなミスするのにターンオーバーが少ない謎チーム。
ボールを貰えれば強いハワードですが、ボールを貰えない。スペースは貰えるようになってきました。10月みたいな悩みだな。
ハワードは不遇の昨季から心機一転かなり改善しました。前よりは走るようになり、自分の強さを現代の中で使えるようになってきたわけです。
しかし、ペイサーズは現代型のPFで構成するチームです。早いショーディフェンスでケンバを防ぐと空いたハワードに出たパスをヘルプのオラディポがスティールします。
そのままトランジションに移行してハワードを置き去りにしてきたサボニスがフィニッシュします。
走れるPFを4人抱えリーグで最も機動力あるビッグマンチームがペイサーズ
なお、大将のターナーはケガなのか早々に交代しています。
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サボニスがミドルも決め、ヤングがスティールから速攻を決めて先にリードするのはペイサーズ
パスミスはしたけどマービン・ウイリアムスが3Pを連続で決め、落ちたシュートはハワードが押し込んでホーネッツも対抗します。
しかし、ハワードがオフェンスファールをコールされ2回目なのでベンチへ。
オラディポが3本の3Pを決めればドライブならサボニスへ。サボニスもミドルを確実に決めていき、オフェンスが好調なペイサーズ
ベンチメンバーでも質が落ちないよ。
ホーネッツも最近は安定して出番が出てきたモンクのプレーメイクからベンチも得点できて31-25のペイサーズリードで1Qが終わります。
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◉ラン&ミドル
ミドルは決めるのにアシストからのレイアップは外すカミンスキー。なんていうか、シュートの確率論でチームプレーが成立しない人。
スクリーンをもらってのミドル、エクストラパスをもらってのコーナー3Pを決め、キックアウトからだって3Pを決めるグレン・ロビンソン3世。チームプレーが成立するわけです。
点差よりもペイサーズがよくみえるのってそんな部分です。そしたら個人技でも決めちゃったよ。3連続3Pで10点リードになります。パスは怪しい息子。
しかし、ホーネッツも開幕直後の姿が出てきます。それはモンクを活かす形。
クレージーシューターのモンク。簡単に言えばステフ・カリータイプ。
個人で決めるパターンもあるけど、簡単に捌いてオフボールで動いてタイミング良くパスをもらう。それが持ち味なのに完全なPGだったり、スクリーンもパスも貰えなかったりしていたのがシーズン途中
ちなみに大学時代の相棒はディアーロン・フォックスなので、当時の方が良いパスを早いタイミングで貰えたっぽい。
そんなモンクを活かすので得点が取れるようになってきたホーネッツベンチです。
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しかし、ディフェンスが機能せず点差が離れていきます。サボニスがミドルを決め続けるので、インサイドに収縮しているホーネッツはどうしようもなくなります。
少し外まで守るとオラディポのドライブを食らうのでした。
戻ってきたケンバが見事なドライブレイアップを決めますが、そのスローインから自らボールをプッシュしたオラディポがドライブレイアップを返します。
ペイサーズがインサイドをターナー1人にする時間もあり、ハワードが暴れてフリースローも決めて得点していきますが、リバウンドからのワンパス速攻などで止まらないペイサーズのオフェンス。
シンプルに得点し続けてペイサーズなのに70点まで辿り着いて前半が終わります。13点リードです。
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◉ギルクイスト罪悔いる
オラディポがど真ん中を破るドライブを決めたり、スティールからの速攻を決めたりと暴れます。ケンバもドライブで返す後半です。
4ファールになったターナーがサボニスと交代します。ダンクも外してイマイチ。
バトゥームとマービンの3Pが決まると途端に動きの良くなるホーネッツ。ペイサーズ4回のオフェンス機会で3つのターンオーバーを強いらせ、シュートが落ちてもハワードが押し込み、あっという間に2点差になります。
ペイサーズは後半始まって4分で2点です。
そんな折、ボグダノビッチの3Pにギルクイストがファールします。何というムダなことをするのか!
ギルクイストはドライブ&ワンを返しますが、これで得点出来るようになってきたペイサーズ。ハワードが付いてこないのでミドルを変わらず打って行くサボニス
今度は前半目立たなかったコリソンとジョセフがミドルと3Pを決めていき、サボニスのダンクで残り2分には再び14点差にします。
ここまで9アシストのみだったランス・スティーブンソンも初めて得点をあげると95-81で3Qが終わります。
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◉モンク&エルナンゴメス
今度はブッカーのプットバックダンクで始まります。3Pはエアボールなのでネッツの事は忘れたかな。
ランス・スティーブンソンのサーカスシュートも決まれば、リバウンドからコーストtoコーストで余裕な感じ。4Qのランスもペイサーズの勝ちパターンです。ダメな日はすぐにベンチへ。
20点差だよ。
PGのモンク。シュートが決まりません。
しかし、ドライブしてからのエルナンゴメスとのコンビでは効率よく決めていきます。上手いな!
なんかセカンドユニットなのだから、この2人で徹底すれば良いのに、そこまで振り切る勇気は持てない感じのホーネッツです。
スクリーン&パスをもらうと難しくも決めていくモンク。あれだよね、育て方ド下手。
ペイサーズのシュートは落ちていくのですが、その度にサボニスが拾います。
大きな流れとして
アウトサイドを守れないエルナンゴメスを引き出す→外から打つ→ローテーション出来てないからサボニスがフリーでリバウンド
この繰り返しでした。
もうペイサーズは気を抜いているのだけど、困ってもリバウンドを押し込めるから楽をしている感じです。
残り4分でアシストとリバウンドが二桁になったランス・スティーブンソン。ジョセフが得点を取らせに行きますが、途端に決められなくなります。狙って得点は出来たらスター選手です。ベンチに下げられてトリプルダブルならず。
その間にモンク&エルナンゴメスで得点して行き、9点差まで戻したので、オラディポも戻して時間を使います。
最後までモンク&エルナンゴメスで抵抗するホーネッツ。残り1分でモンクが3Pにファールをもらいフリースローで4点差になります。
オラディポのドライブにコーナーから合わせたグレン・ロビンソンで6点差に戻すと、2本の3Pが外れて追いつけなかったホーネッツでした。
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◉トリプルダブル逃し
◯ランス・スティーブンソン
8点 10アシスト 10リバウンド
FG3/13
20点差あってトリプルダブル狙えるから狙わせたら追いつかれそうになってしまったペイサーズ。あと1本決めていれば楽勝だったのに。分相応だなぁ。もう狙わせないだろうな。
◯ドマンタス・サボニス
30点 FG13/21
試合の主役はこっちです。ハワードを走りで置き去りにし、ミドルで無効化したサボニス。ゴール下では負けてますが、それはチームでカバーするし。
ベンチメンバーにトリプルダブル逃しと30点がいるというペイサーズらしい勝ち方でした。
なお、ターナーとヤングはプレータイム短く調整モードです。
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◯マリク・モンク
22点 FG8/17
5アシスト
◯ウィリー・エルナンゴメス
14点 FG4/5
8リバウンド
これファンはどう評価するかな?
共に24分のプレータイムなので、ペース的には2人で50点くらいの感じです。
普通にみたら未来がありそうな2人。ほぼモンクなのだけど、エンナンゴメスもしっかり決めているし。それこそここに弟がいたらキックアウト3Pも増えてきそうです。2人とタイプが合うメンバーがいません。
シーズン途中でやってきたエルナンゴメスはともかく、モンクはシーズン序盤からこんな感じだったのに、チームがプレーオフ出れなくなってからやっとプレータイムと自分用のスクリーンを貰えるように。
これで3試合連続の20点オーバーです。動画はっとこ。
シーズン前からお気に入り認定していたのですが、やっとそれなりに活用されるようになってきて、残りは1試合です。ふざけてるわクリフォード。
ペイサーズに目を向けてくださってありがとうございます。ホント、見ていて楽しいチームですよね。
ターナーは元々プレイタイムを短くする予定だったようですが、開始90秒くらいでハワードにファウルを2つしてしまったので、早々にお役御免となりました。その分サボニスのプレイタイムが増えたので、キャリアハイの30点となったのですが、この2人は36分当たりのスタッツを比較したpostをTwitterで見かけました。
ターナー 得点16.4 リバウンド8.2 アシスト1.7 ブロック2.3 FG% .483
サボニス 得点17.1 リバウンド11.3 アシスト3.0 ブロック0.6 FG% .514
得点力はほぼ互角ですが、スリーがある分ターナーのFG%は低め。リムプロテクトはターナーが圧倒しているが、その他ではサボニスに分があるという感じですね。強みが違うので同時起用というのもアリかもしれません。2人ともまだルーキースケール契約が来年も残るので、スモールマーケットのインディアナにも優しいビッグマンたちです。
この試合、終盤にオラディポがフリースローを2つ外してしまったので、試合終了後にユニフォームを着たまま、たまたま教え子(ホーネッツのゼラーも)の試合を見に来ていた元インディアナ大学HCのクリーンさん(今はフロリダ大学HC)に居残り指導を受けていたようです。勤勉なのも好感を持てる選手です。
ホーネッツは、意外とハワードも走っていたように見えましたし、今でもハワードはペイントを支配できます。ただ、ハワードをペイントの外に連れ出すとDFでもOFでも何も出来ないというところも変わっていないので、ペイサーズが存分にそこをつけこみました。
ホーネッツが点差を詰められていた時間帯はスリーが決まり始めたところでスペースが広がったところを攻めていたように見えました。モンク、ウィリアムズ、バトゥームとシューターの枚数が足りていないわけではないので、スリーでスペースを広げてケンバにドライブさせたり、ハワードを使ったり、ハワードを無視して速攻で得点したりとやりようはいくらでもあると思うのですが、なかなかうまくいきませんね。あ、キックアウトは少なかった印象ですね。ケンバがドライブしてる時、全員がディフェンス貼り付けたままボールウォッチャーになってしまってキックアウトに備える選手が皆無なのが気になりました。シューター連中は入れ替える必要がありそうです。
ターナーとサボニスがルーキースケールなんて反則レベルです。プレーエリアが被るので同時には使いにくいのかなーと。
ターナーの方がディフェンスが良いのですが、リバウンドはサボニスの方が強くてちょっと難しかったりします。
ホーネッツのフォワード陣はボールウォッチャーだし、パスすら上手く出せないので、ハワードが改善したのに活かしきれていません。
モンク-エルナンゴメスを書きましたが、あれをモンクしか出来ないのがホーネッツの頭の痛い所です。
東のレベルという話は抜きにして、ペイサーズはポールジョージが抜けたにも関わらず昨期よりも勝利数を上げ一方のサンダーは昨期とほぼ同じとは、シーズン前は予想出来ませんでした。
そうですね。良くて5割と思っていました。
ただ良いメンバーは揃えたので、現代に必要な事を教えてくれました。そこにオラディポの大活躍で勝率を上げたイメージです。
モンクは開幕らへんにwhy notさんが推してたので自分もそこから見るようになってシュートフォーム綺麗だし、活躍するかなと思ったんですが時間すらもらえないって見てないからわからないのですがディフェンス出来ないから使ってもらえなかったんですかねー?
疑問が。
後、ポジションってどこがいいんですかねー?個人的にはカリーみたいなるよりかはレイ・アレンみたいなってほしいです!たらればですけど、ドノバン・ミッチェルみたいに使われてたら救世主になれたねかなーと思ってみたり。
シーズン前半のバックス戦では4Qに20点くらいとって1人でゲームをひっくり返したのですが、起用されないし、使われ方定まらないしのダブルパンチでした。
ディフェンスはいうほど酷くはなく、なんせホーネッツの他の選手も守れていません。
ドノバン・ミッチェルのイメージは近しいですが、あんなに圧力ないので、やっぱりカリーですね。思ったよりパスも上手いのでボール捌いてスクリーンもらってを繰り返す形です。
なのでデバン・ブッカーと組んで欲しいんですけどね。コンボガードでコンビを組むのが1番活かされる気がしています。