20180321 ウルブズvsクリッパーズ

大切な試合です。クリッパーズは負けると8位まで3ゲーム差。タイブレークの問題もあるのでそれはかなり大きな差になります。

逆に言えばウルブズはプレーオフのために叩いておきたい相手です。8位だとvsロケッツとか。




◉最近の印象

 

バトラーのいないウルブズはオフェンスは問題ありません。問題ないどころか上回るかも。しかし、選手が足りないのでベンチがさらに弱くなりました。デリック・ローズは活躍したけどガードばかり並べられるのは苦しい。

問題はディフェンスです。ウィギンズやビエリッツァはかなり頑張っているけど、バトラーには及ばない。元々怪しいタウンズも意外とやっているだけにガードを守れる選手が欲しい。ベンチの3人はまぁね。

 

クリッパーズもディフェンスが怪しい。こちらもガードのディフェンスがダメでフロントラインは問題ないよ。でもスリーガードとか笑える事をしてきます。

オフェンスはスターターはほどほどだけど、ベンチが強いので、ゲームトータルで上回りたい。攻守に起用法問題があるのだけど、普通のローテーションすれば良いはずがしないからな。



◉ウルブズは弱点を狙っているのか?

 

ウルブズはクリッパーズの弱点を的確に付いてきます。
リバース相手にポストアップするウィギンズにドライブするティーグ。
テオドシッチ相手にフィジカルと高さで勝負するビエリッツァ。
そしてジョーダン相手に3Pを決めるタウンズ。

これらは弱点を狙ったというよりも単に自分達の強みを活かしているだけの可能性があるのがクリッパーズにはなお苦しいです。普通にやれば相性が良さそうなウルブズ

トランジションも利用してオフェンスは良い感じのウルブズ



クリッパーズも悪くない出だしです。テオドシッチとリバースの3Pが決まった事でディフェンスを広げることに成功します。そこにジョーダンの高さが活かされる事になります。

まともなマッチアップだと苦しいのですが、1つのスイッチが発生するだけでかなり楽になる雰囲気。ウルブズってピック&ロールに対して強引な守り方をします。パスされたら終わりみたいな。

 

1Q終盤にベンチメンバーが増えるとクロフォード個人技になるウルブズに対し、クオリティが変わらなかったクリッパーズ。

どちらも内容は悪くないのですがシュートはあまり決まらず、ミスも良く出てくるのでハイスコアにはならずに1Qが終わります。

クリッパーズのキルパトリックがブザービーター3Pを決めて32ー28で4点リードします。

 

ジョーダンがクロフォード相手にシャーディフェンスして守る気マンマンだった。



◉クロスゲーム

 

ハレル+マルヤノビッチの脅威があるクリッパーズに対し、ジェンとタウンズにしたウルブズ。マークのハレルにやられるもマルヤノビッチをブロックするタウンズです。

クリッパーズは交代で前の試合で問題だらけだったスリーガードにします。しかしウルブズもスリーガードです。中外分断するようなお互いのマッチアップ。

 

ローズが躍動します。盛り上がる会場。

でも本当はローズではなくディフェンスの問題です。相手はテオドシッチなのでドライブし放題になります。ローズのスピードにもフィジカルにもついていけない。
クロフォードも決めますが、その時のマークもテオドシッチ。つまり狙ったウルブズ。

ベンチメンバーはクリッパーズが上なのにスリーガードでやらかしたリバースでした。

ウルブズが逆転します。



しかし、ウルブズもまた守れません。リバースのドライブから得点にして行くクリッパーズ。3P決めまくっているならともかくリバースのドライブで得点が増えて行くって。

そしてテオドシッチがディフェンスを動かして見事なアリウープパスをジョーダンに届けます。テオドシッチがローズからテイクチャージもあったので悪い事ばかりではありません。

 

再度逆転されたウルブズはウィギンズが働き始めます。打開するのが仕事。それに対してトバイアスが決め返します。スコアが仕事。

ジョーダンへのアリウープが多くなっているのをウィギンズが読んで止めると、タウンズがポストから決め切り逆転するウルブズ

しかし残り1分でタウンズが下がるとまたもジョーダンへのロブパスで得点したクリッパーズでした。

58-59でウルブズリードに変わりましたが、一進一退の前半でした。



前半の印象はクロスゲームではあるけどウルブズの方が上手く戦っています。クリッパーズの弱い部分をついていき、苦しければウィギンズ&タウンズを使っています。

クリッパーズはジョーダンの高さを使えているのは良いのですが、そこにウルブズが寄っていても構わずパスをします。本当に良く決めたと言えるジョーダン。

 

◯デアンドレ・ジョーダン
16点 9リバウンド
FG8/10

本当は寄ってきたディフェンスをみてコーナーへのキックアウトが理想ですが、そんなこと出来る能力には欠けています。CJウイリアムスがいた時はそんなコーナーで待っていたけど、契約継続しないものね。

 

◯FG
ウルブズ 53.5%
クリッパーズ 43.4%

10%の差は大きいのですが、アテンプトはクリッパーズが10多くなっています。オフェンスリバウンドとターンオーバーの差です。

後半はミスの差が出るかと、タウンズがいなくてもジョーダンを止められるかがポイントになりそうです。ダメならタウンズを酷使するだけなのかな。



◉守れないガード陣

 

タウンズを止められずトバイアスが早々に4ファールになります。ハレルと交代。

ドライブをするものの展開に欠けるクリッパーズに対してウィギンズ&タウンズが決め、ティーグもドライブレイアップを決めたウルブズが10点リードにします。

 

何のフェイクもしないでリバースを抜くティーグ。早めにキルパトリックと交代し改善しますが、ピックされるとお手上げに。前半はヤル気あったジョーダンなのに何もしません。何それ?

ハレルがテイクチャージにブロックで止め、キルパトリックの3Pなどで反撃したクリッパーズが点差を縮めますが、すぐにウィギンズが3Pで反撃します。

 

ハレルやジョーダンのゴール下、キルパトリックのフローター、リバースの3Pでクリッパーズも得点は出来るのですが、その度にウィギンズ&タウンズが決め返してきます。

そしてやはりガード陣がスピードについていけず、ティーグとクロフォードに切り裂かれて95-83とウルブズ12点リードで3Qが終わります。

本当に守れないクリッパーズのガード陣
それに対してあまりにも無策なリバース



◉リバースが下すギブアップ

 

10点差から戻せないクリッパーズは3Pを打ち始めますが決まりません。ブレイザーズ戦でも乱れ打ち始めたよね。極端なんだよね。

まぁウルブズのディフェンスも良くはないので好きに打たれています。でもドフリーでもあるまいし、そこそこチェックしていれば連発される可能性は低い。

しかもオフェンスはフリーパスみたいに抜いていけます。自由を謳歌するティーグ。

残り7分半で逆に17点差に開き、クリッパーズは大量のベンチメンバーにシフトします。



実質的なシーズン終了の判断としか思えないリバースHCの采配。ホームならば大ブーイングだったと思います。うーん、この時点でクビにしても良いのでは。

残り試合をダラダラ過ごすよりも、最後まで戦うぞ!とハッパかけながらスターターを重用しない仮HCにしちゃおうよ。ACに指揮を取らせれば良い。

 

失点の多さを得点力でカバーして勝ってきたクリッパーズですが、やっぱり限界があるものです。2月以降の成績をみるとやはり弱い相手から確実に勝ってきた形です。ロケッツにも勝った頃はルー・ウイリアムスとテオドシッチしかいなくて、謎の選手達が起用されていたので今よりも守れていました。

このスリーガードは苦しすぎるので、来季に向けては解体するべきです。



前半は接戦だったとはいえゲームプラン通りの試合を出来たと言えるウルブズ。これでもう少し守れるならば順位も上がるでしょう。それはバトラー問題か。

とはいえ、バトラーがいない事で必要な時にウィギンズ&タウンズになるのは効率的に思えます。そこのバランス取るのは難しいよね。

 

◯カール・アンソニー・タウンズ
30点 FG10/19

◯アンドリュー・ウィギンズ
27点 FG9/16

特に言うことはありません。効率的なプレーで必要な時に得点して素晴らしいエース達でした。



◉セルティックスvsサンダー

 

完全なサンダーの勝ちゲームを脅威のクラッチ力のセルティックスが残り1秒で逆転しました。

それはウエストブルックが1本、カーメロが2本のフリースローをミスするという完全なやらかし。

それはダメだよ。本当にダメだよ。何してるの?

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA