◎モンスターと相棒
手が付けられなくなったカニングハムのゲームメイクに加え、トバイアスがチームの要になってくれたことはピストンズ躍進の重大事項でした。これまでのピストンズはスモールではないものの
ワンビッグ+ツーウイング
ストレッチビッグ+ツーウイング
という形を採用しており、デューレンがかなりレベルアップしなければプレーオフどころかプレーインも遠そうでしたが、そこに信頼できるPFが加わったことで一気に安定しました。トバイアスでなければプレーオフには進めていなかったでしょう。
〇トバイアス
13.7点
FG47.7%
3P34.5%
5.9リバウンド
そんなトバイアスを手放したチームがプレーオフに進めなかったのは皮肉ですが、トバイアス自身のスタッツも昨シーズンより大きく落ちています。よりサポートに回るようになったのに、より存在感は際立っているのだから面白いよね。
特に今シーズンというかプレーオフではディフェンス面での貢献が大きく、タウンズ相手のディフェンダーとして奮闘しました。言ってしまえばトバイアスは「ミッションを受け持ってくれるベテラン」だったとも言えます。メインとしての仕事よりも、その試合で必要な事をやってもらうロールマンであり、勝利のためには欠かせない存在。ペイサーズのニスミスみたいな感じです。
素晴らしい補強になったトバイアスにはまだ頑張ってもらうといっても、スタッツも落ちてきているし、年齢も32歳です。くっ!レブロンのせいで「まだまだできる」年齢に見えてくるぜ。ビーズリーの28歳はいいとしても、ハーダウェイの33歳も合わせて、
チームのキーとなるシューターとマルチウイングは中核となる選手が欲しい
という気持ちが強くなってきます。個人的にはナゲッツが大きなサラリーを提示しにくいであろうMPJあたりを『適正価格で』手を出せばいいと思いますし、今ならマルカネンなんかも面白いですが、どちらにしてもトバイアスをトレード対価として差し出すことになるので悩ましい。あと指名権を大量に出してまでマルカネンを取る必要もないし。
ハリバートンとシアカム&トッピンじゃないですが、カニングハムにはセンターのデューレンは必須だけど、そこに走力と得点力のあるマルチなPFタイプが加わるのは、今後のチーム構成のキーになってきそうです。来シーズンはトバイアスでいいとしても、カニングハムの相棒というのは長く核として働いてくれる選手がいい。
まぁシューターの方は、その時々で適当に補強すればいいんだけど、ウイング系のシューターは数も少ないのでいい選手がいればとってしまいたいよね。そして今年はドラフト豊作だから17位指名権でも・・・と思ったら指名権ないんだぜ。何やってんだか。
関係ないけど、もう1巡目指名権を手放すのって避けれるだけ避けた方がいいよね。動かすにしてもドラフト直前でいいって感じがする。ルーキースケールの補強こそが勝てるチームにとって重要だから、指名権で中途半端な戦力引っ張ってきても、その先にサラリー問題でひっかかりそうだもん。
アイビーはセカンドハンドラーとして、デューレンはピック&ロールのスクリナーとして、それぞれがカニングハムの相棒になってきていますが、メインとなるワンツーパンチを放てるウイングスコアラーをどうするのか。トバイアスが機能したからこそワガママに求めてしまいたくなります。
少なからず戦術カニングハムにおいて、各ポジションの役割が作れてきました。あとはバージョンアップしていくことが大事。新たに相棒候補を連れてくるのか、それともアーサーとホランドが名乗りを上げるのか。後者は時間がかかりそうだけど、若手が伸びてくれるのが一番だしな。
プレイオフでデューレンがピックアンドロールでボールをもらったあと一瞬だけスローになりパスかシュートが判断している姿が印象的でした。シーズンはまっすぐリングにダイブするだけだったのが、ニックスということもありディフェンス強度が上がったところ、何が最善か頭を使い始めていたのは好印象です。(まあ何も考えずに思いっきりリングに向かっていったほうがいいのかもしれませんが、、、)来シーズンの若手たちの成長に期待です。
ホランド君のびっくりするくらいの成長を期待してます!