さようならピストンズ’25

◎曖昧な若手たち

離脱するまでのアイビーは3年目にして少し形になっていました。自慢のスピードを活かしたドライブ突破に加え、入り始めた3Pとの組み合わせ。そしてカニングハムがベンチに下がるとメインハンドラーとしてプレーメイクもし始めています。

やっとというのか、順調にと言えるのか、微妙な感じではありますが、ドラフト時に求められていた役割に近づけただけに長期離脱というのは残念だし、成長する機会を失ったことは来シーズンへの不安でもあります。プレーオフには行けたけど、行けなくても修行できた方がよかったかもね。

得点は20点に乗せたいし、アシスト/ターンオーバー率の悪さも改善しなければいけません。形にはなってきたけど、精度が足りていない。3Pの改善は褒めたたえたいですが、ピストンズらしいインテリジェンスがカニングハムへ全振り状態をもっと改善させてください。

デューレンは2年連続でリバウンドを二桁に乗せ、昨シーズンより高いFG%と合わせて重要なビッグマンへと成長しました。3年目でここまでできるのは立派。自分に求められる仕事をしっかりとこなせています。

ただ2つ問題があって、1つはプレータイムが短いこと。控えセンターはスチュワートなので競わせているのかもしれませんが、言い換えれば絶対的な信頼を得るまでには至っていないわけです。あと6分プレータイムが増えればリバウンド王の可能性も出てくるし、得点も15点を目指せます。全体的にスタッツを向上させたいし、その前提はプレータイム増であり、スチュワートを圧倒すること。

もう1つの問題は2.7アシストを記録しているように、そこそこパスを出せるタイプのセンターであり、ボール運びも好きなのですが、それがチーム戦術的には全く意味がないこと。シューターを使っているチームなので、ハンドオフスクリーンからのアシストがもっと増えるといいし、もっとうまく絡まなければいけません。

いけないっていうか「ポイントセンターとしてのデューレンを信用するのか」という点で微妙なわけです。カニングハムがギブ&ゴーを使ってくるので、もっとデューレンがプレーを使い分けることが出来ると面白くはなりそうです。ただ、若手にシュートが上手い選手がいないのが可哀そう。

アーサーも同じくプレータイムが伸びません。こちらはスターターなのにビーズリーよりも短くなっており、得点力の面での信頼のなさが際立っています。デューレンまでは「プレータイムシェア」といえるけど、アーサーは明確に問題になっている。

本当はPGの控えとしても機能してほしいわけですが、シュルーダーを獲得してしまったように全く信頼されていません。立派なスタッツではあるんだけど、アシストとターンオーバーもよくないしなー。

ホランドはルーキーだし、ポジション迷子だし置いといて、デューレンもアーサーも「シューターに点を取らせるチーム」において違う意味で噛み合っていない部分があります。もっとポイントセンターとして活用されても良いデューレンと、シューターと正反対の存在なので使い道は広いけど、なーんかスタイルが合っていない感じのアーサー。

これらのことは悪いことではありません。チームとして得意な部分と、個人として得意な部分が異なるからこそ多様性が生まれるし、プレータイムシェアで違いを作ってもいます。ただし、デューレンもアーサーも中心選手であるならば、もっとチーム戦術に噛み合っていて欲しい。オプションなのか、それともメインなのか。メインだろ。メイン。

ちなみにプレーオフではカニングハムからのパスで3Pが11.4本も生まれていますが、これに続くのがデューレンの4.1本でした。シュルーダーのパスよりもデューレンからの方が生まれているんだぜ。この形が日常的に生まれるようになれば、デューレンの存在価値があがっていくぜ。

さようならピストンズ’25” への2件のフィードバック

  1. プレイオフでデューレンがピックアンドロールでボールをもらったあと一瞬だけスローになりパスかシュートが判断している姿が印象的でした。シーズンはまっすぐリングにダイブするだけだったのが、ニックスということもありディフェンス強度が上がったところ、何が最善か頭を使い始めていたのは好印象です。(まあ何も考えずに思いっきりリングに向かっていったほうがいいのかもしれませんが、、、)来シーズンの若手たちの成長に期待です。

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