さようならクリッパーズ’25

◎ワンモア・ハーデン

プレーオフの試合で「無理をしなかった」ともいわれているレナード。でも、ドノバン・ミッチェルが40点ゲーム連打の後にケガをしたし、テイタムも来シーズンすらも絶望と言われそうなケガ。無理をしたからといってステップアップするとも限らないし、自分にできることが何なのかを適正な範囲で実行するのは大事です。

レナードがいないからチーム作りは進まず、レナードがいたからシーズン終盤に強さを出せたのも間違いないわけで、ケガが多すぎる状況も含めて、ある程度はセーブしてシーズンを通してプレーしていくことも大事です。そんなことばかり意識しては離脱しているんだけどさ。

そんな状況でもポール・ジョージ移籍後のチーム作りを進めていき、レナードも合流させたハーデンのゲームメイクは高く評価できます。特に今シーズンは過去のハーデンとは違い

そんな状況でもありました。36点も取っていた頃はハーデンが怖いから相手は特殊な守り方をしてハーデン個人を防ぐことが優先でしたが、今となっては普通の守り方をしている中でハーデンはチームオフェンスを作りつつ、警戒が薄ければ自分で行く形です。順番が逆になったわけだ。

かつて60%を超えていた(エグイ)2P成功率は普通レベルのガードになり、代名詞のステップバック3Pは・・・まだ36%も決まっているわ。今でも十分に凄いけど、周りのスーパースターに比べると一歩劣るよね。それをインテリジェンスでカバーしているようなプレーぶりは自分の価値を再掲示したようでした。

とはいえ、ゲーム7で停滞していしまうのも個人能力の問題に依存してしまうのかもしれません。パウエルやズバッツといったわき役なのに高確率のフィニッシャーがいるからこそ機能するのがハーデンのゲームメイク。チーム全体を引き上げるのはさすがだけど、チームの危機を救えるかは別の話なのかもね。

いずれにしてもハーデン+レナード態勢で行くのだから、ワンモア・ハーデン・スタイルを構築していかなければいけません。ハーデンの個人能力に頼ってはいけないけど、ハーデンがいればチーム戦術は作れる。ウエストブルックやテレンス・マンではなく、高確率の武器を持った選手を並べるべきなんだろね。

さようならクリッパーズ’25” への4件のフィードバック

  1. ロサンゼルス
    No. 1センター ズバッツ
    No.2センター ユーバンクス
    No.3センター? ファニースミス
    ですかねぇ

  2. ティロン・ルーはキャブズ時代もレブロンの周りをどういじろうかってタイミングで手腕を発揮しましたもんね。
    リングもすでに持っている事だし「コアメンバーはいるけどどうやって試合に落とし込もうかな………」みたいなステップアップチームに堂々と居続けて欲しいです笑
    今シーズンのキングスとか指揮を取ってたら面白そうだったんですけど。

    1. トップチーム向きじゃないんですよね。もちろん優勝するにはトップじゃないといけないけど、そこらへんってHCが優秀であればいいってわけじゃないし

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