ブロックって意味あるの?

観る専でプレー経験ないから肌感覚としてわからないのですが、ブロックショットってスタッツ上は高々1~2per gameですけど、2~4点直接減らす、という意味よりも甘いショット打ったら落とすよ、っていう相手にタフショットを打たせる意義が大きいですかね?

前回のデリック・ホワイトの記事に関していただいた質問です。いやー、本当にその通りだよね。「平均2ブロック」ってすごいけど、4点下げただけじゃん。いや、ひょっとしたらブロックしなくても外れていた可能性もあるわけだし、実質3点くらいの価値かもしれないよね。

また、それ以上にブロックショットは特定の個人を見てもシーズンごとに大きく変動するスタッツです。そんなに変動するスタッツってことは、偶然の要素が強く出ているってことでもあります。現在、NBA最高のブロッカーはマイルズ・ターナーですが、ターナーの成績を見てみると

こんな感じで20-21シーズンに大ブレークの数字を挙げてから、年々下がっています。進化しても良いはずなのに、スタッツ的には退化しているわけです。ここはとっても重要なポイントです。また、ターナーで言えばターナーが偉大なのにペイサーズは守れないチームってのもあります。グレートなショットブロッカーがいればグレートなディフェンスになるわけでもない。いろいろと難しい数字だよね。

またズバッツはウェンビーの1/3しかブロックを記録していませんが、じゃあズバッツはウェンビーの1/3しか守れないかっていうと違うよね。堅実にペイント内でヘルプに来てくれるズバッツの存在はクリッパーズのディフェンス力を押し上げてくれています。

そしてリング近辺のDIFF(相手のFG成功率をどれだけ下げたか)をみると、ウェンビーよりズバッツの方が上回っています。3倍のブロック力を誇るウェンビーなのに、相手のFGを考えるとズバッツの方が優れているってわけです。

こうなると「ブロック」という指標には大した意味がない気がしています。ただ、そんなことをいえば得点だってTS%が低ければ意味ないし、アシストだってチームメイトの成功率に左右されるし、フリースローに至ってはレフリーが・・・なんて話になるしね。ブロック数には一定の意味はあるんだけど、ブロック数がリムプロテクト力を示しているかっていうと、そういうわけじゃないよね。

しかし、NBAではなくBリーグのことを考えてみると「ブロック力がない」ことで楽にプレーしているようにもみえてきます。これはビッグマンの話ではなく、ガードやウイングにブロック力がないので「ミスマッチならシュートしろ」みたいな形が横行しています。NBAだとビッグマンでもゴール下で時間をかけてしまうとガードにブロックされるからね。つまり

そんなことは間違いないはずです。まぁブロックにビビってFG成功率が大きく落ちるようじゃNBAプレイヤーにはなれないわけでして、メンタリティというよりは現実的なブロックが存在するかどうかなんだけどね。

ブロックって意味あるの?” への2件のフィードバック

    1. するんですけど、スティールにはカウンターで得点に繋がるメリットもあるんですよね

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