シューティング・キャブス

◎チームとは単純ではない

戦術が足りなかったチームに、個人能力に沿った戦術を与えるHCがやってくる。なんだか上手くいきそうな匂いがする論理でしたが、大きく違うのはビッカースタッフが主力中心型のバスケだったのに対して、アトキンソン・ネッツはタレント不足だったこともあり誰もが主役でありわき役の態勢を取っていたことです。

17-18シーズンは平均30分以上プレーした選手がゼロ
18-19シーズンはディアンジェロとジョー・ハリスが30.2分でチームトップ

オールスターに成り上ったディアンジェロすらこれくらい。特に試合終盤はディフェンス優先のユニットを組むこともあるし、ガードを並べることも、PFだらけにすることもあります。PFだらけはキングスファンにとってはトラウマ。対戦相手に応じて柔軟にユニットを変更するのがアトキンソンの戦い方でした。

果たしてキャブスの若きスターたちは、この起用法を受け入れることが出来るのか。特にガーランドとドノバン・ミッチェルのコンビはディフェンス優先に切り替えるならば、どちらかがベンチに下がる可能性もあります。

シーズン開幕直後からドノバン・ミッチェルを40分起用するのがビッカースタッフでしたが、ひょっとしたらシーズン序盤は「勝てなくてもプレータイムシェア」を余儀なくされるかもしれません。ここにファンもフロントも、何より選手も耐えることが出来るのか。

キャブスが求めるのは多様なオフェンスパターンならば、そのためにも多様なユニット構成を試していく必要もあります。それぞれの良さを組み合わせ、対戦相手が嫌う形にしていく。チームオフェンスを作り上げる戦い方は、相手を見る戦い方でもあり、気合と根性を駆使して「追い込まれてからパワーアップする」タイプのチームには違和感も出てくるでしょう。

チームの課題は明確だし、そのためにHC交代もした。だけど、目の前の試合をこなす中で、チームの方向性変更に耐えられるかどうかは別のこと。耐えられなくてHC交代して元に戻したバックスみたいな例が直近であるしね。チームとは難しい。アトキンソンのやることも難しい。上手くいくのか、挫折するのか。結果はわからないものの「上手くいかなきゃ未来はない」くらいの覚悟で取り組まないといけないのさ。

シューティング・キャブス” への2件のフィードバック

  1. 当時のネッツとチーム状況異なるけど、根底のハードワークさえ忘れなければ「それでも仙道(アトキンソンでありミッチェル)なら…!」の精神で期待しときます。

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