後半が始まってもキッチリとブルックの3P。しかし、ドライブして大きな声を上げたリラードにファールコールはされず、カウンターのトランジションを食らってしまうのでビハインドが二桁になります。
ところでバックスはPGはリラードではなくベバリーにしており、リラードをシュータームーブさせています。リラード役をベバリーにやらせて、マカラム役をリラードがやっているような構図。これ自体が悪いってことはなく、リラードをスコアリングに集中させることが出来ているのですが、リラードがフェイスガードされたらミドルトンに1on1やらせるくらいしかオフェンスパターンがありません。
ハンドラー適性の低いエースにもハンドラーやらせちゃうチームが多い中、ハンドラーできるリラードをスコアリングに集中させているのは面白いけど、それはそれで問題が起こっちゃうのね。一時期はビーズリーに打たせまくるプレーをしていたけど、役割分担が出来ているのか、形が限られているのか。
そんなわけでオフェンス力の差でペイサーズの流れになっていきます。言ってしまえばヤニス不足。そりゃそうだ。そしてネムハードがリラードを止めながら、オフェンスではカッティングやオフェンスリバウンドからの得点に繋げていき、攻守トータルで違いを作っていきます。両チーム通じて3Qに一番点を取ったのが9点のネムハードだった。
ネムハードがベンチに下がると、PGするリラードがドライブからの得点を奪って1点差に追い上げます。ベバリーにPGさせていたんじゃなくて、ネムハードが厄介でボールを持たなかっただけなのか。ところがリラードがパスを散らしていっても決まらないチームメイトの3Pで再び失速しました。
結局、試合を通してリラードとブルック以外ではミドルトンが1本決めただけの1/12でした。リラードしか決まらないからリラードに打たせる形ばかりにするのと、バランスアタックしないとフェイスガードで止められるんだからリラード起点で捌いていくのと。どっちが正解なんだろね。
一方で3Qも2点に終わったハリバートンですが、チームメイトが30点を奪いました。ハンドラーとして散らしていることと、ハリバートンへのマークが強いからこそ周囲がスペースを享受して得点につながる。まぁペイサーズにとって32点は少ない方だけどさ。