デッドラインの動きを振り返ってみましょう。今回はマブスだけが主力を放出しての補強に動いており、かなり珍しい形でした。動かなかったLA2チームってのもあるし、全体的にウエストは小規模でしたね。
〇サンダー
獲得 ゴードン・ヘイワード、未来のスワップ権(ウィザーズ)
放出 トレ・マン、ミチッチ、ベルタンス、1巡目指名権
首位サンダーはヘイワードを手に入れる補強であり、ベルタンスやミチッチの契約をきれたトレードでした。特にベルタンスだな。これでオフはフレキシブルとなり、そのうえでヘイワードがフィットするなら◎って感じ。
ポジションレスのサンダーにウイングサイズであり、センターを守ることもあったヘイワードは良さそうな案件です。でも、どうせケガするんでしょ。ケガしなければ戦力であり、ケガしたら来シーズン以降のサラリーを切ったというノーリスクなトレードでした。
〇ウルブズ
獲得 モンテ・モリス
放出 トロイ・ブラウン、ミルトン
同じく首位のウルブズはPG補強です。でも、今のウルブズにPGは要らない気がしますが、ここの難しさはオフェンス面で変化をつけにくいからこそ、新たなPGが欲しかったという事でもあります。要らないような気がするけど、ステップアップするためには必要不可欠な気もする。
モリスは高いFGと少ないターンオーバーという堅実なタイプ。シンプルなツーメンゲームからチャンスの起点を作る感じなのでウルブズに・・・合っているのかいないのか。個人突破でチャンスを作るタイプじゃないので、今のウルブズがやっていることには向いていません。でも、コンビプレーをしっかりと増やして、複数のプレーを連続させて崩したいならば良い人材だ。フィットする気はしないけど、フィットしたら新しい武器が出来るってことかな。
ナゲッツ、クリッパーズ、ペリカンズ、キングスは補強なしです。ペリカンズはデジョンテ・マレーに動いていたらしいですが、トレード収支が合わないと判断したのでしょうか。無理して他のPGを手に入れるほど、PGとディフェンスには困っていないしな。キングスは付き合いでロビン・ロペスのトレードを行い、ウェイブしています。ミルウォーキーで本を読みながらウルブズ戦を観戦していたそうな。