マジックvsサンズ

マジックはフルツとサッグスを並べたスターターになっています。オーソドックスに戻ったな。ただガードが増えるとフランツの良さが出しにくいことと、センターがビターゼからヴェンデル・カーターになったことで、どうもフランツとバンケロの役割が浮いてしまっているように見えます。

ヒューストンがスターターだった時の方が、1人はコーナーでのシューター役としてわかりやすい配置だったかもね。こういう部分がHCとしても悩んでいるのかもしれません。悩んでいるというには適当なオフェンスに見えるけどさ。

それでもサッグスとフルツの組み合わせはリーグ全体でみればレアなディフェンシブコンビになっており、サンズはパスを出そうとしても手をひっかけられるケースが多発します。またゴール下への収縮の早さと、ユーバンクスなので、インサイドは塞がれ、かわりにコーナーは空いている状況が続きました。キックアウトはでるけど、ショートパスは繋がりにくいという変な状況のサンズ。

さらに2Qになるとサッグス、フランツ、アイザック、バンケロ、モーというビッグラインナップにもなりました。オフェンスでは入れ替わりゴール下に飛び込みながら、3Pラインの外に移動していき、流動的なポジショニングに。動かないのがバンケロなのもキーだな。

ドン引きのサンズに対してインサイドを攻めたがり、パスアウトしても3Pは決まらないというのは非常に苦しいものがありました。3PバカうちするPGは嫌になるけど、打たずにスペースを作れないのも困るよね。何が正解なのか、悩まされるマジックだった。

マジックは選手層の厚さが強さの秘訣でしたが、層は厚いんだけどけが人も多くて、見るたびに異なるローテになっています。ハンドラーに託すことも多いのですが、本日はコール・アンソニーがファールトラブルになったこともあって、バランスよく回そうとし、さらによくわからなくなっていた。

パスを回す気持ちも、ポジションとスペーシングの意識もある。でも、プレーモデルはない、みたいな。中を固めているようなサンズディフェンスに工夫することが出来ないまま56-51で前半が終わります。これで5点ビハインドなら悪くないか。

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