31勝41敗
46勝36敗
40勝42敗
若手と指名権を放出し、ブーチェビッチを手に入れた20-21シーズン。オフになるとデローザン、ロンゾ、カルーソらを補強して10もの勝ち越しに成功した21-22シーズン。そして5割から転落した22-23シーズン。3歩進んで2歩下がる。
2歩下がったとはいえ、リーグのトップチームへと進化するとは考えにくかったこともあり、ある程度は想定できた事項だし、ボロボロってわけではなく、プレーインまで辿り着いているので、現状のチームを解体するほど悲観する必要はありません。
しかし、デローザンが中心であることも含めて、長い目でみていくことも出来ず、今オフは補強を行うのがセオリーにみえましたが、とにもかくにも『継続路線』を徹底したブルズでした。本当にそれでいいの?
【再契約】
ブーチェビッチ
ホワイト
【新契約】
ジャボン・カーター
トニー・クレイグ
【移籍】
ベバリー
他にもドラモンドがまさかのオプション行使で残留もありましたが、1巡目指名権がマジックに行ってることもあり、なんとも頼りない新加入に終わっています。ジャボン・カーターもクレイグも良い選手ですが「補強」した感はありません。
一方でブルズの動きはパトリック・ウィリアムスやホワイトといったドラフト指名選手を大事にする人情的な動きであり、自分たちが信じたデローザン・ラビーン・ブーチェを信じぬく人情的な動きであり、ハードにファイトする選手を集めていく人情的な補強でもあります。それは考えようによっては現代的なセオリーに沿っています。
得点力のある中核選手とハードワーカーのサポートキャストを集めろ
点を取れる選手以外はハードワーカー至上主義というスタンスは非常にわかりやすく、ジャボン・カーターもクレイグも「補強」といえるのかピンとこない理由はここにあります。既に同じような選手がいるだろ、ってね。なんせブルズには既にオールディフェンシブチームがいるんだぜ。信じらんないよな。
そして、なんとなくセオリーに沿っていることもあり「デローザン&ラビーンでは勝てない」という主役側の問題にされがちでもあります。その意見は間違っているとは思わないけど、短絡的だよね。だって「主役が変更されたら勝てるのか」っていえばそういうわけじゃないだろ。
ということで、今回はブルズの全体像について復習してみましょう。
パトリックウィリアムス、カルーソ、ホワイト辺りはずっとオフェンスでの役割に迷っていたような昨シーズンという印象でしたが、やはり数字にも出ているのですね。
特にラビーン始動時の周りのボールウォッチャーっぷりの印象はかなり悪かったです。
今年はデローザン最終年ということもあり、快進撃でもしない限りシーズン途中の解体が濃厚かとは思いますが、その時にはデローザンのパス能力が生かされるチームに出して欲しいと感じます。
ロンゾは試合に出てくれればプレーは良いのですが今季も20Mのサラリーで全休なんですよね、、これも仕掛けるタイミングを難しくしてますよね。誰が入ってもチームが変わってない。一瞬ドスンムにPG仕込んでる雰囲気とかもありましたがロンゾの帰ってくる席をちゃんと開けてるという感じ。これならトレードで来年のキャップ開けてデローザンのFA年に動いて欲しいけどDPE使ってるんだよなあ。
監督もユーティリティ的な選手をユーティリティに使わないというか。だからべバリーみたいなタイプがありがたいのかと。
ホワイトとパトリックの使い方も中途半端ですし、ロンゾ待ちの匂いが強いです。
しかも、これならマルカネンでよかったんじゃないかってのもあるし、チームは難しい。
セオリー通りではあるんですけど、セオリーじゃ勝ちきれないし。
デローザンはどこに行くのがいいんでしょうね。
サンズがビールじゃなくてデローザン取った方が面白そうでしたが、途中から加えるには特殊なんですよね。
ブルズとしても指名権を求めるのか、ラビーン中心に見直すのか、割と難しそうです。
ハードワーカーは良い事だけどそれだけじゃ駄目だよという典型になってしまったチームですね。HCのストロングスタイルとチーム作りの根幹が合致してるのかテコ入れも難しいという……西ブル然りナビみたくハード+αを持ってる選手を連れてくる気配も無く緩やかに落ちていくのが見ていて辛いです
意外と主力がケガすると変化したりしますから、ネガティブだけど、そんなことを待つのかも。
ラビーンやデローザンが怪我したら、攻撃力欲しくてホワイトPGでいろいろ変わるかもしれないし
ブーチェがケガならドラモンドがゴール下担当になって、変化するかもしれません。
奇跡を待っている感じですが。
ブーチェ含め主役たちの連動性の低さも気になります
すべてロンゾの怪我のせいにするつもりなんですかねぇ