◎レブロンとAD
ハーフタイムを挟んで3Qには両チームが23点しか取れませんでした。ウォリアーズ側としては3Pが全く決まらず、致し方ない面もありますが、それだけオフボールで振りほどけていないってことです。
一方でレイカーズは連携を封じられ、1on1シチュエーションが増えました。途中でロニー・ウォーカーを投入してミドルのジャンプシュートを決めていきましたが、ディアンジェロもポストアップからのフェイダウェイなどを決め、とにもかくにも展開せずに決めることを促されたわけです。プレーオフっぽい。
本来であれば、それはレブロンとADの強さを生かす展開なのですが、ツーメンゲームがないことでほとんど機能していないADという状況が続きました。ディアンジェロがいることでADが目立っていたことが証明されたかのような展開であり、ゴール下から遠ざけられるとドレイモンドのディフェンスの方が目立ちます。
〇AD
23点
FG10/18
3ターンオーバー
トータルでみるとそこまで確率が悪くはなかったですが、ゴール下から遠ざけられてのショートレンジがまるで決まらなかった。これを繰り返しているAD。わかりやすいな。レイカーズの強みであると同時に弱みっていうね。
〇レブロン
25点
FG9/17
3アシスト
4ターンオーバー
レブロンも確率こそ悪くないものの、アシストよりもターンオーバーが多いように上手く展開できませんでした。パスを出しただけで背中を痛そうにしているシーンもあり、体を回転するのが難しいのかもしれません・・・とかいっていると豪快なプットバックダンクするしな。
4QにADがルーニーのエルボーを食らってロッカーに下がり、実質的なゲームエンドになりましたが、2人のプレーは悪かったけど、いなくなったらアッサリと終わるわけです。加えて、ADがショートレンジを決めていれば、ツーメンゲームの脅威が増してディアンジェロへのマークがより厳しくなり、周囲にはスペースが生まれるので試合は全く違うものになったかもしれません。
そんなわけで、よくわからない後半になっていきました。レブロンとADは故障を抱えながらムリしていたから上手くいかなかったのか。単に不安定なのか。ウォリアーズのディフェンスが効いていたのか。
ウォリアーズがディアンジェロを封じに行ったことで、レイカーズはレブロンが長くボールをもってリズムが乱れたし、レブロンとADの単独アタックは効率が悪かった。とはいえ、ショートレンジを打つシーンはしっかりとあったADだし、レブロンは3Pを確率良く決めた。そして終わってみればディアンジェロ、リーブス、シュルーダーが二桁得点でバランスアタックでした。ってことはレブロンさえ強引に決めていれば・・・
このプレーオフでは登場しなかった「今シーズンのレイカーズ」っぽさが満載だったゲーム5のオフェンスでした。バラバラな個人技アタックが繰り返されるだけで、連動性が足りないぜ。マジでプレーオフになって改善したのは謎。謎っていうか、レブロンのダムダムタイムが減ったんだよね。
そして背中が痛そうなレブロン。そういうことなのか。無理できないから、結果的にハンドラータイムが減ったのか。うーん、、、。