◎バトラーとバレット
〇バトラー
27点
FT8/9
10アシスト
今日も今日とてフリースローゲット作戦に成功したバトラー。ニックスはバトラーを止めたい事情もあり、ペイントを固めてはパスを出されていた印象です。それが10アシストに繋がったわけだ。
グライムスは比較的バトラーを抑えており、ハートからのマッチアップ変更は良い結果を生み出しましたが、こうしてみると「どうやって個人でバトラーを止めるか」は重要です。あまり簡単にチームでの対応をしてしまうと3P連打に繋がる。プレーオフになると個人にやらせるディフェンスが増えるのが普通なんだけどな。
ヒートからすると「バレットのマークはバトラーにしとけばOK」な空気が出来ていますが、それはフィジカルに対応しつつ、ゴール下で止めることもできるから。じゃあニックスだってバトラーにはバレットをつければいいのになーと思います。
この試合、バレットはファールがなく、やや持て余しているようにも見えます。オフェンス面でブランソンにやらせることが多い以上、もっとディフェンス仕事を増やした方がいいし、単純にバトラーを止める以上の意味もあります。
ランドルがラブをマークしていますが、ここがルーズ。加えてビンセントやラウリーのガード陣にストゥルースやダンカンの3Pを止めに行くためには、広いスペースを守る必要があります。それはバレットよりもハートやグライムス向きの仕事じゃん。
相手エースにハートとグライムスを担当させるのがセオリーになっていますが、タイプ的にもチームディフェンス的にも違うような気がしています。と同時にバレットという選手をチームの中核にするならば、バトラータイプとの1on1を制すのって重要な成長ポイントじゃん。もっとゴリゴリにやらせた方がいいよ。
〇ブランソン
32点
FG10/21
11アシスト
一方でヒートもブランソンに困ってはいますが、ゲーム1でバトラーが苦労したのに対し、以降はメインマッチアップのビンセントで事足りています。32点取られましたが直接マッチアップでは5点のみと抑えており、ベンチメンバーになるとケイレブの対応で一定の成果が出ています。
ここに過度に意識をもっていってないヒート。でも11アシストされているけどさ。スイッチすることが多すぎたゲーム4だったかもしれません。
マッチアップって意外と相性問題も大きいので、ブランソンにはバトラーよりもビンセントがハマった。バトラーに対してもバレットがハマる可能性だって十分にあるじゃん。エリミネーションゲームでバトラーからビンセントに変更するのは勇気がいるけど、グライムスからバレットはできるでしょ。
いずれにしてもニックスが逆転勝利を目指すならば、バレットのステップアップに託すのは一案だと思うわけです。ファールドローをされないっていうのが非常に重要なのですが、そのためにはフィジカル負けしないってのも大事。ハートとグライムスのヘルプディフェンスも期待しつつ、何か変えないとさ。
ラブいい仕事してますよね。
タッチダウンパスも相変わらずうまく、いいアクセントになっている気がします。
ところで、ケビンラブのヒートでの使われ方はどう見てらっしゃいますか?
けが人多数でつかってみたらそこそこ輝いた、のか、
元々ある程度の役割をあたえるつもりだった、のでしょうか。