◎マレーとアントマン
ウルブズはアントマンが連打してきました。ただし、コンリーの基本はツインタワーとのツーメン(?)ゲームからのアントマンです。4Q残り5分から、これを繰り返している間に再び点差が開いてしまいました。ゴベアはゴール下をミスするし、やってられん。
ナゲッツはヨキッチに持たせておいてからのマレー。。。とみせかけてのMPJで残り3分で10点リードになったとさ。ハイポストで起点になり、パスもドライブもみせながら、ハンドオフでマレーに渡していくと、これを止めようとしてマレーを激しく追いかけたアントマンがヨキッチにぶつかってファール。非常に厄介なタイプのツーメンゲームをしてきました。
いや、もうPGヨキッチの偉大さなのですが、これをどうみるのか悩みます。
〇アンソニー・エドワーズ
41点
FG14/23
4アシスト
2スティール
3ブロック
アントマンが高確率だったのは、個人技マックスではなく、チームで展開した先にいたからです。だから4アシストしかしていない。ナゲッツ側がアントマンに反応していなかった形です。ゴール下がヨキッチということもあり、置いてきぼりのドライブと3Pで見事に得点を重ねました。だからこそ離された時間帯がもったいなかった。
残り7分、アントマンがフェイダウェイを決めたとき、ウルブズが1点リード
そこからアントマンのシュートがないまま進んだ残り4分、ナゲッツが7点リード
そして残り4分からウルブズが奪った12点のうち7点がアントマンでした。コンリーが作った3分間が魔の時間帯になってしまった。
残り5分は微妙な時間帯ですが、今日の内容だとハンドラアタックしていないアントマンなので、もっと任せても良かったような。というか、任せなくてもいいんだけど、他のオフェンスパターンが微妙過ぎて、それなら渡した方が・・・にみえました。
ナゲッツがアントマン中心の対策をしてこないのも驚きでしたが、今日はさすがに3Pが決まりすぎッてのもあります。これを続けることが出来ればドノバン・ミッチェルですが、コンリーに邪魔された感があるのも2年前のジャズっぽい。
〇マレー
40点
FG13/22
5アシスト
2スティール
ヨキッチから始まる連携を消され、そこから始まるマレー劇場ってのも、よく見る光景です。だからこそプレーオフの方が輝くマレー。でも、それくらいかな。今日も今日とて、ベンチに下がったら立ち上がるのも辛いくらいに疲弊してましたが、全てを出し切れるメンタリティでした。
ウルブズはディフェンスの良い選手がそろっていますが、オフボールで動き回り、ハンドオフからのツーメンゲームをしてくるマレーとマッチアップするのは至極難しい。しかも、よりによってハンドオフの相手がヨキッチなので、ヨキッチが楽になっていると実質的な2on1にされてしまいます。
そうしてしまったゴベアってこともあり、試合終盤はマクダニエルズかバンダービルドがヨキッチをマークする形にしたいです。無理難題。
ヨキッチを消さないとマレーは消えない。そう思うと、やっぱり2人を優先して守り、KCPとゴードンに3Pを打たせて祈るのが正解に思えてきます。フィンチにツインタワーを捨てる勇気があるのかどうか。それがゲーム3の見どころかな。