プレーオフ①ウルブズ@ナゲッツ

ゲーム2

雑感スタイルです。

◎トランジション

前半はナゲッツがカウンターアタックを繰り出して圧倒しました。ナゲッツがダンクを6本決めたとき、ウルブズはFGが6本だったそうです。

そしてウルブズは15点差になった段階でタイムアウトをコールし、大量ビハインドなのにハリーバックを徹底しました。ここからいったんは点差が広がったものの、速攻を消したことで落ち着きを取り戻していきました。それはそれとして、なんでそんなに速攻が多かったのか。

1つにはタウンズのマズさです。ポストアップからのパスアウトをマレーに奪われ、ハイポストでボールを持っていたら後ろからKCPに奪い取られ。判断の悪いタウンズというか、ディフェンダーを見えていないタウンズ。これはスティール速攻なのでハリーバックとか関係ないよね。

もう1つはウルブズのオフェンスの中途半端さが生み出したリバウンドからのトランジションでした。だからハリーバックでどうにかなるよね。ここがゴベアをめぐる攻防に見えてしまうんだよなー。

ツーメンゲームにスクリナーとして参加するゴベアに対して、ヨキッチは時にブリッツ気味にハンドラーに出てゴベアを捨てます。あるいは完全にスイッチしてゴベアvsマレーのようなシーンが作られます。しかし、いずれもウルブズはゴベアにロブパスが出てきません。1度でてきたんだけど、パスを出す動きがスムーズじゃないからコーナーから裏のスペースをカバーに来たマレーに奪い取られていました。

ツーメンゲームはハンドラーにプレッシャー優先
⇒ゴベアへのパスも時間をかけさせろ
⇒時間を稼いだら裏のスペースをカバー

こんな感じで割とイージーに守れていました。時間の経過とともにウルブズもアジャストしていきましたが、基本的なツーメンゲームのオートマティックな動きが足りていないんだ。1年間感じ続けてきた「スナイダー呼んできて」ってやつですね。もうスナイダーを雇うのは難しくなってしまった。

しかし、問題がそれだけならよかったのですが、なんとなく形になりそうで、全く形にならないペイント内のゴベアはチームメイトのプレーを窮屈にしてしまいました。アントマンがダンクできないってやつですね。

ナゲッツはゴベアへのボックスアウトを徹底しており、その激しいコンタクトの後で走り出すので常に1人足りていないウルブズ。ここでマレーの3Pも決まるし、遅れてきたゴベアが前にいたヨキッチを酷いプッシングするし。

固定化されすぎたウルブズオフェンス
⇒常に1枚の優位性があるナゲッツのトランジション

そんな感じ見えました。ゴベアをめぐる戦い。シュートの上手いナゲッツなのでトランジションから3P打っても決まるし、ゴベアを引き出しておけばいいし。

ちなみにナゲッツの方はクリスチャン・ブラウンがドライブしたとき、ゴベアがカバーに来たので適当なレイアップを打つと、そこにはヨキッチがきてイージーなリバウンドでした。ウルブズにも同じような余裕があればいいのですが、ゴベアが中にいるから攻め込めず、ロングリバウンドに中途半端に参加するからカウンターもされるしさ。

そしてこの流れが止まった後、シンプルにヨキッチがゴベアを攻めたてました。パス回されるのが嫌だからマンマーク。でもマンマークなら決めきるのがMVP。

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