さようならピストンズ’23

◎そんなにカニングハムがいないとダメなのか

うーん、酷かったね。頭痛なシーズンだった。どうしたら、こんなに迷走できるのか。

スチュワートをストレッチ5にしたと思ったら、PFにして他のセンターを置き
高確率フィニッシャーのボグダノビッチをハンドラーとして使い
オフボール担当のウイングたちが行方不明になり
スピード突破のアイビーがミドル担当になり
チームとしてのパス数が40本も減って個人技ばかりになった

問題だらけのピストンズでしたが、もともと「カニングハムがいないとどうにもならなかった」チームなので、ケガをしたカニングハムが悪いのかもしれない。

しかし、カニングハムの戦術力だけでは説明がつかないことであり、リバウンドの強いツービッグにしたにも関わらず、ディフェンス力が大きく落ちました。

〇ディフェンス
レーティング 113.3 ⇒ 117.3
リバウンド率 70.7% ⇒ 70.5%
DIFF   1.1 ⇒ 1.6
スティール  7.7 ⇒ 7.2
ブロック   4.8 ⇒ 3.8

そんなにカニングハムがすごいのか!

こうしてディフェンスの悪化までついてきました。しかもリバウンド力もブロックもアップしないというオマケつきです。嘘だろ。

ちなみにちょっと面白いのは、ピストンズのDIFFはリーグ28位なのですが、カニングハムはもちろん、ディアロとリバース、デューレンなんかはマイナスになっています。実際、最も被FGアテンプトが多いのもカニングハムなので、そういうことなんでしょうね。

〇DIFF
3P 0.0
2P 2.1
うち6フィート以内 2.4

ピストンズは被3Pアテンプトがリーグで10番目に少なく、成功率もそこそこに抑えていることになります。しかし、とにかく2Pが悪い。ツービッグにしたのに悪いのか、悪いからツービッグにしたのか。どっちでもいいけど、進んでいる方向性と結果が合致していないのでした。

ということでカニングハムがいないとダメダメだったピストンズ。言い換えれば選手任せなわけですが、オフにどう動くつもりなのでしょうか。HC交代は大きな一手として考えられますが、その前にドラフトがあります。当然、ウェンバンヤマが欲しくなりますが、獲得したらビッグマンを整理する必要があるし、ベイを残した方がよかったな。となります。

2位指名権を得たらスクートを指名する意味は低いです。ならばトレードでどこかに売りつけるのがセオリーですが、その前にピストンズはどんな選手が欲しいのでしょうか。

ガードは充足しているし、ビッグは中途半端に人数はいる。ウイングってことになるけど、ウイングの仕事が定まっていない。ボグダノビッチを売り出すことになるけど、そうすると来シーズンも沈んだまま。

カニングハムがケガをしたのが全てだった今シーズン。それはオフの補強をも難しくしているのでした。

さようならピストンズ’23” への2件のフィードバック

  1. 新しいHCは誰になるか、超気になりますよね。
    基本的に選手が若く、それでいて成熟しているカニングハムがいるので、若手の育成も出来、かつ結果も残せるN.ナースだったら、面白くなりそうですけどね。
    元上司や同僚たちもいて、環境的には揃ってる気がしますけど…

    1. カニングハムの才能を評価しているHCを連れてかないと何にもならないでしょうね。1on1オフェンスしちゃうとダメですからね

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