トレードの主役になり損ねたホークスとマジック。それは勿体無かったよ。
ホークスはちゃんとやるけどタレント不足で勝てない。
マジックは振り切った戦術だけどタレント不足で勝てない。
やってる事は両極端だけど勝てない理由は同じ。
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◉何も書けないよ
どちらもしょうもない内容が続き書くことがありません。ポジティブなのはマジック。得意の3Pシチュエーションを作り出し、そして複数の選手が早い走り出しで速攻のシーンを作ります。
しかし3Pも速攻も決められないヘゾニャ。ヘゾニャは売れ残りです。明らかにラッシュ出来そうな内容なのにシンプルに決められないというタレント不足です。
ホークスはらしくないミスが続きます。全くちゃんとやれていないのは、個人での突破力を欠くタレント不足。
それでもベンチメンバーが増えるとミスが減り、得意のコーナーからの3Pを決めていきます。
内容はマジック、確率はホークスという1Q
◯FG
ホークス 36.4%
マジック 36.4%
◯3P
ホークス 45.5%
マジック 16.7%
どっちも酷いよー。3Pを決めたけどホークスはターンオーバー5。なので3点リードしたマジック
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◉飽きてきた試合
マジックの方が先にシュートが決まります。それがスペイツだったりするのはマジックの難しい部分ですが。それに合わせてホークスディフェンスの激しさが増します。正しくは1Q後半からですがレフリーがコールしない前提です。
インサイドが激しくなるのでキックアウトしたいマジックなのですが、それをスティールして行くホークス
マジックは困り始めます。時折キックアウトされる3Pを決められれば大きな問題ではないのですが、それが決まらずにディフェンスに中途半端なポジションを許します。
同時にドライブした時にディフェンスが寄ってきても決めれば、より収縮させられるのですが、どうしても決められません。中途半端な位置で守れるならば、それが最高のディフェンスです。
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ホークスもハーフコートが上手く行くわけではありませんが、ボールの奪い方が良いのでアーリーオフェンスになります。ちなみにこれはゾーンディフェンスを活用していて、速攻への移行が早くなっています。
なのでマジックがアーリーオフェンス出来ればホークスは守れないだろうし、決められもしないはず。
マジックはあまり知られていないですし、結果も伴わないけどディフェンスの身体の張り方、ヘルプの意識が高いので基礎的なディフェンス力があります。そのため相手がホークスならばブロックし、オフェンスファールを引き出していきます。
ホークスはカットプレーでそれをかわしていきますが、フリーで打てるシュートも外すようになっていき、再び両チームが停滞していきます。
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◯ケン・バーチ
ドラフト外ルーキーで昨季はオリンピアコスでユーロリーグに出ていたらしい25歳。大逆転したキャブス戦で活躍したらしいですが、ここでも派手なブロックで沸かせました。よく見つけてくるね。
しかし、オフェンスではフォーニエまでフリーのミドルをリングにも当てない始末。13点しか取れなかった2Qのマジック
16点しか取れなかったホークスが上回り、39-39というディフェンス合戦で前半が終わりました。
書く事がない。
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◯FG
ホークス 32%
マジック 28%
◯3P
ホークス 21%
マジック 28%
まぁ両チームともに攻守に手を抜かないので、そこまでイージーに決めるシーンは作れません。そこはキャブスとは違います。かといってこの確率は酷すぎます。
マジックは元々のスターターはフォーニエだけになりましたが、動いてチャンスを作る発想は変わらないはず。どうしてもスペーシングで待ち状態になる選手がいるのがホークスを楽にしています。
ホークスはマジックに読まれています。7割くらい読まれている感じ。プリンスとかもっと頑張らないと。
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◉修正する両HC
マジックはフォーニエが1人で動き回ります。3Pにドライブも決めます。ドライブ決まったのが初めてな気すらするマジック。するとヘゾニャのミドルも決まります。
ホークスもベイズモアとプリンスが決めるスタート。シュルーダーもファールを引き出します。続いてミドルと働き始める主軸。
マジックは前半にドライブしてブロックされたり、苦しいからキックアウトしてパスカットされていました。それを手前でフローター打つ形に修正されています。前半のうちに個人で判断しろよ!って感じではありますが、あっさりと打つ意識があります。
対して同じくインサイドの合わせを潰されていたホークスは、キックアウトのコーナー3Pを狙います。中で合わせても決められないインサイド陣よりもフリーのアウトサイドという選択。
ロースコアの展開は変わらないものの前半のような酷さはなくなっている両チーム
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コリンズが出てきてホークスが逆転します。それは単なるコリンズ贔屓です。ただヘルプは早いし、オフェンスリバウンドは拾いまくるし、誰よりも先頭を走るし。チームのエネルギーになる選手なので、直接ボールに絡まなくてもチームを軌道に乗せる不思議な魔力を持っています。更に3Pをヒットしてしまいます。
しかし、マジックの方はベテランのスペイツが連続で3Pを決めます。自分にはマークがついてこないことを知っているスペイツ。連発しまくるのはディフェンスが来ないからです。
3Qは31-30とお互いに得点を伸ばしました。そこにはそれぞれ理由があるので前半の反省を活かした事に。とはいえ、お互いに突き放さない雰囲気は迫力に欠けているともいえます。
デンバーでのウォーリアーズは人気があってどちらのホームなのかわかりませんでしたが、オーランドは単に盛り上がらなくてどちらのホームなのかわかりません。
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◉働くのがエース
マジックはイワンドゥもなかなか魅力的でバーチと共に足を動かしてディフェンスでホークスを追い込んでいきます。そこに動かないけどコースに入っていくスペイツで守るマジック。
オフェンスでもスペイツが空けるスペースに飛び込んでいくので動きがあり、オフェンスリバウンドもとっていきます。しかし、決定力はない。
そしてそんな仕事を1人でこなしてしまうのがホークスのコリンズ。ドラフト1巡目なのでドラフト外の2倍働いている感じ。だからと言って浮いた1人分で差をつける事もできないホークス。
お互いに付き合う雰囲気は続きます。
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シュルーダーのドライブに腕が絡んだマック。その上で逆の手でブロックします。ブロックしたボールがシュルーダーの顔面に当たるハードファールにシュルーダーが切れます。
しかし、結局は普通のファール判定。シュルーダーが怒った気持ちもわかるけど、腕が絡んだ以外にファールと判定するポイントはありませんでした。
このフリースローで残り3分半2点リードするホークス。どちらも突き放せない中で勝負どころの時間になります。
すぐに3Pを返したDJオーガスティン。フォーニエもフローター&ワン。そして3Pを決めて数少ないマジックの主役が働きます。
ダンクを決めるコリンズとプリンス。ホークスで未来を感じる貴重な2人。しかし、オフェンスリバウンドを拾いまくるコリンズがリバウンドに備えるもデッドモンがそんなコリンズにパスしてミスになります。
またもフォーニエがミドルで残り1分切って5点リードするマジック。
デッドモンとプリンスに3Pを決められますが、ファールゲームのフリースローを確実に決めていくマジック。残り30秒3点リードでマイボールとほぼ勝ちを手にした状態に。
しかし、スローインのオフボールでヘゾニャがオフェンスファール。
ワンチャンもらったホークスは何故かデッドモンが3Pを打って外します。ブーゲンホルザーの解説が必要です。
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◯エバン・フォーニエ
22点 FG7/14
ペイトン放出により唯一残ったスターターのフォーニエが中心選手としての、エースとしての役割を果たしチームに勝利をもたらしました。
DJオーガスティンも18点9アシストとなんだかんだシーズン開幕からの中心選手が働いています。
ロケッツ戦の感想は「マジックは内容の割に勝っていない」だったのですが、時にはここまで酷くなるならば納得の勝率です。3Pが爆発する以前にイージーシュートも決まらないなら勝てるわけないですね。
しかし、選手が離脱しまくっている割にはベンチメンバーで凌いでいます。頑張らないで上位指名権目指した方が良いとか言いたくなるけど、それはギリギリNBAプレーヤーには関係ない話。
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◯デニス・シュルーダー
19点 5アシスト FG5/15
なんとも言えない出来のシュルーダー。ブーゲンホルザーはシュルーダーになにを求めているのだろうか?シーズン序盤からどんどん覇気がなく、特徴もない選手になってきています。
◯ジョン・コリンズ
9点 12リバウンド
ホークスの楽しみはいつもコリンズ。でもこの試合はオフェンスリバウンドは「たったの」4つだけだし、驚異的な合わせも少なかったです。それでも世界観が違う感じが面白い選手。楽しいコリンズ。
結局3Pは40%決めたホークスはやっぱりタレントが足りないわけですが、マジックに比べれば遥かに揃っています。ところがそれを感じるのはコリンズくらいになってしまう状況は狙いが機能しているのかどうか?
トレードには失敗したものの、どちらにしても夏に余裕も生まれるのでどんな動きをするのでしょうか?
なんて事しか書きようがない無味無臭な試合でした。