2023/1/15
ちょっと気になることがあるのでレイカーズを見てみよう。でも相手がシクサーズだと参考にならなそうだな。まぁいいか。
ADに続いてケガ人だらけのレイカーズ。こうなってくるとチームとしてどうなってんだって話にもなるよね。ただ、スターターはレブロン、シュルーダー、トスカーノ、トロイ、トーマスなので、ケガ人がいた方がバランスが良いっていう謎の布陣です。
◎レブロン
ファーストオフェンスはレブロンのドライブレイアップでしたが、面白かったのはトスカーノ以外の3人は完全にスポットシューター待ちだったこと。レブロンの突破力に頼るけど、誰もスクリーンとかしないのかよ。その後、トスカーノが精力的にスクリナーになるくらいで、基本はレブロン御大が1on1するスペースを作っているだけ。
この状況で点を取っているレブロンもレブロンですが、プレーを全振りしているのすごいな。一応、シュルーダーもいますが「レブロンにパスするマン」になっています。レイカーズの勝率は内容に反して高い、っていう雰囲気です。
ちなみにPJタッカーのディフェンスは何も効いていません。基本的にヘルプは用意せず、タッカーのディフェンスに任せているので、レブロンからのキックアウトもありません。いつからタッカーはマンマーク担当になったんだ?
そしてトーマス・ブライアントがエンビードをブロックすると、そのボールをつかんだレブロンがワンマン速攻。見事なるレブロンのレブロンによるレブロンショーが開幕します。
ウエストブルックが登場すると、レブロンのパスから速攻ダンク。珍しく、シュルーダーがツーメンゲームからジャンプシュートを打つとメルトンにブロックされているので、延々と2人でやるのが正解みたいだ。
レブロンが下がると、もちろんウエストブルックオフェンスに変更され、レブロンのようなシュートはないけど、レブロンよりも突破してパスを供給していきました。なので、ウエストブルックに関しては、このオフェンスの方がハマっているようにすら見えます。
すがすがしいほどのクソハンドラーオフェンスは、現在のNBAにおける安心と信頼のブーデンフォルツァー門下の評判を1人で大きく落とすノー・戦術ですが、それを成立させてしまうレブロンとウエストブルックが悪いのかもしれません。この1Qをみれば、2人の異常さが際立っており、チームとしての未熟さが目立っています。
そして皮肉にも、わけわからないハンドラーを並べるよりも、『レブロンとウエストブルックの仲間たち』状態は、わかりやすさを生み出しています。これみるとAD以外のけが人は戻ってこなくてもいいんじゃ。