◎3P
4Qも同じような感じで始まります。ボールを持つボーンズに対して、KCPがオフボールで動いただけでセルツディフェンスを動かし、ワンパス3P。今度はボーンズがプルアップ3Pをヒット。
セルツはドライブでファールドロー。ロバートのリバウンドでファールドロー。ハウザーの3Pはあったけど、またもボーンズがプルアップ3Pをヒットして18点差まで広がります。
しかし、ドライブしても決まらないしファールもないナゲッツに対して、ホワイトの3Pにロバートのダンクで反撃のセルツ。・・・なんだけど、またもボーンズの3Pで突き放すナゲッツ。それを3Pで返すホーフォード。
4Q開始5分で4本の3Pを決めたナゲッツと3本の3Pを決めたセルツ。どっちもしっかり決めたので首位対決っぽくなってきたな。
ここでオフィシャルタイムアウトなのですが、セルツが決めていた側のリングが水平ではないということで修理が入ります。誰が言いだしたんだろ。「セルツの3Pが決まり始めたのはおかしい」とでもいうようなリングの修理。
ヨキッチがシャトルランしたり、スマートが体育座りしたり、30分以上の中断を経て試合が再開されます。再開後もブラウンが3Pを決めたので、関係なかったかな。逆に修理しなかった方のリングでブルースとMPJが3P外していました。
さて、もうファールコールだらけと思ったのか、スマートのドライブに対してブロックにいかないヨキッチ。ところがレイアップを外すスマート。逆にオフェンスファール、ディフェンスファールと続けたグラントは、ゴードンのドライブにフロップしてノーコールに怒っています。レフリーと試合して始めているグラント。
テイタムに対しては早めのダブルチームを仕掛けるようになり、ドライブされる前にパスを出させていったナゲッツに対して、しっかりとパスを出したテイタムなのですが、これをスマートやグラントが外していくと、カウンターでゴードンのダンクやMPJのファールドローになっていきます。
14点差の残り2分。セルツにしては珍しく、早々に試合を諦めました。ナゲッツが外しそうにないし、長い中断で興もそがれたし、もういいやって感じでしょうか。
〇3P
ナゲッツ 17/30
セルツ 9/33
「こんな確率で決められたらお手上げです」というセルツでした。逆にこんなに決まっているのに、試合は残り2分まで終わらなかったとも言います。もっと大差がついても良い試合でしたが、フリースローで稼いだセルツの粘りでした。
さて、ナゲッツについてはアテンプトが30本しかなく、それが確率良く決まったわけで、リーグ最高の3P成功率チームらしさを発揮したと言えます。3Pは決まりまくったけど、それ以上に2Pを決めており、45本のFG成功に対して31ものアシストを記録しました。チームオフェンスはシーズンの傾向そのままに、対処してこなかったセルツディフェンスを攻略した試合です。
一方でシーズン平均の42アテンプトを9本下回ったセルツの3Pアテンプト。こちらは40のFG成功に対して30のアシストが記録されており、ナゲッツ同様にしっかりとパスを繋いだわけですが、メインの3Pをナゲッツに封じ込まれた形です。
どちらも高確率でシュートを決めていったのですが、その中でより相手の長所を消しに行ったのはナゲッツでした。決まりすぎの3Pではあったものの、やりたいことをやらせなかったディフェンスが勝利に繋がった雰囲気です。
まぁそれくらい。オフェンス志向の戦いだったね。セルツはどこかでディフェンスのチームへとシフトするのかどうか。ロバートが戻ってきた中でオプションは増えたけど、止めきれない試合でもありましたとさ。
スリーが入るか入らないか、で勝負するならあんなに毎回ナゲッツ優位になるかな、という気がしました。ただインサイドの得点効率でヨキッチ以上がセルツに出せるのか、まあファイナルまで当たらないからあまり考えても、とは思いますが。
あとやるとしたらロバートとホーフォード並べるとかですかね?あとはガリナリここでいたらと思いましたが残念。
ゴードンは本当に最適なチームで最適な番手に収まりましたね。