◎ロード問題
〇勝敗
ホーム 12勝2敗
ロード 2勝14敗
現在、ウォリアーズが抱える最大の問題はコレ。ホームでの圧倒とロードで勝てないことが表裏一体で結びついており、有利なレフリーコールが多過ぎるチームらしい数字になっています。なお、この問題に悩まされ(?)続けているのがシクサーズなんだけどね。
〇レーティング
ホーム 116.0/106.1
ロード 110.1/118.5
オフェンス/ディフェンスのスタッツですが、両方とも落ちているものの、オフェンスに関して言えばカリーはロードでも115.5を記録しており、さほどの問題はありません。それよりもディフェンスが問題であり、そのディフェンスが機能しないから速攻が出ないことでオフェンスも下がっています。
〇速攻の得点
ホーム 17.3
ロード 12.0
ロードでも速攻で+5.3点取れれば、オフェンスレーティングは何も問題ないはずです。ちなみにスティール数はホームとロードで同じなので、もっとグダグダな感じのカウンター合戦にならないことが課題であり、試合が頻繁に止まることが自分たちの強みをだせない理由です。
〇ファール数
ホーム 20.9
ロード 23.6
〇相手のフリースロー数
ホーム 24.1本
ロード 28.4本
ホームではファールにならないプレーが、ロードではファールになってしまう問題を抱えています。これは対戦相手のファンからすると、ウォリアーズのプレーが「何故、ファールにならないのか」と思う事も多いでしょうし、実際スモールラインナップで際どいシーンが多く、ホームでの優位性が強く出てしまっています。
ただ、これが単にファールコールの優位性で終わらず、フリースローの機会が増えるのでカウンターが減ってしまうことまで含めてのデメリットになるのが特徴です。
また、忘れてはいけない事としてホームとロードの差は関係なく、ウォリアーズはファールが多いチームであり、それもシューティングファールが多いって事です。確かにホームコートアドバンテージが良くも悪くも働いていますが、根本にあるのは「シュートに対するコンタクトが多いから、勝敗がレフリーコールに委ねられている」という状況です。
〇ファール数 22.3回(29位)
〇相手のフリースロー数 26.4回(30位)
ピストンズはウォリアーズよりも多い23.2回のファールをしていますが、相手に与えるフリースロー数は25.6回なのでウォリアーズよりもシュートファールが少ないって事です。
なお、フリースローはそれ以外にテクニカルファールやディフェンス3秒があるので、違う理由でもファール数に比例しない現象が起きます。いずれにしても、ウォリアーズが抱えているディフェンスの課題がファールにあるということです。ちなみに昨シーズンの数字を見てみると
〇ファール数 21.0回(27位)
〇相手のフリースロー数 22.9回(24位)
ファールの多さは課題でしたが、ファールが+2.3回で、フリースローが+3.5回なのでこんなもんなのかもしれませんが、ロードの方が相手に与えるフリースローが少なかったです。レフリーにアジャストできていない今シーズンという匂いもしますね。
〇試合のペース
昨シーズン 98.74
今シーズン 103.32
リーグ全体のターンオーバー増もあって、ウォリアーズだけでペースアップしたわけではありませんが、単純にオフェンス機会が5回増えたと思えば、ハイペースに持って行ったことは間違いありません。ファール数の増加、フリースロー数の増加はレフリーへのアジャストも含めて
ゲームをコントロールできていない
そんな風潮を強く感じます。苦しいならばペースを落として傷口を広げないことも大事ですが、常にハイテンポで仕掛けるしかなく、良い時間と悪い時間がハッキリとでています。その割にはホームで勝ちすぎだし、ロードで負けすぎなんだけどね。
〇フリースロー数
ホーム 18.8本
ロード 19.4本
ちなみにウォリアーズ自体もロードの方がファールコールをしてもらい、フリースローが増えています。一方的にファールコールが増えているわけではなく、乱戦に持ち込み過ぎている感じです。また、ホームでもロードでも相手の方がフリースローが多くなっており、ファールコール問題は避けて通れない道なのでした。
ワイズマンが期待だけさせてやっぱり使い物にならない問題がディフェンスにメス入れるのを阻害してるんですかね
ワイズマンだけでなく、若手を手放したくないし、クレイが怪しいし、ドレイモンドはよくわからんし、ちょっと動くには勇気がいっぱい必要って感じですね。
ワイズマンは売ってもいいでしょうが、移籍先で大活躍しそうなのも躊躇う理由かな
元々ファールの数が多いチームで、ホームとロードでファールの数の差が3個フリースロー本数の差は4本ならもっと違うところにDFが悪い原因がある気もしますね。
ファールコールされまくるからファールせずに守ろうとして守れないというのに加え、オフェンス志向のシューター起用が増えるので、さらに守れないというロードです。