ラプターズ@マジック

◎シアカム

ヴァンブリートを下げてビッグラインナップのラプターズは、バーンズvsアンソニーを活用して押し込んでいきますが、中を固めてきたマジックに対してキックアウト3Pが決まりません。ブシェイのドライブダンクはバンバがブロック。

するとフランツが連続3Pでリードを13点に広げます。局地戦に持ち込んだラプターズですが、見事に局地を制せず。シアカムもバーンズも何しているんだ。

タイムアウトを挟んでバーンズがミドルを外したのに対し、またもフランツが3Pをヒット。今度はオフボールで抜け出したフランツからパスを繋いで最後はバンバのダンク。

うーん、もう完全にスコッティ・バーンズよりもフランツ・ワグナーの方がいいね。オンボールでもオフボールでもプレーメイクとフィニッシュ力が繋がっている。ヴァンブリートとトレードしてくれないかな。

ここからフランツとシアカムのやりあいになります。ただラプターズは「それしかない」状態なので、シアカムが決められなければ終わりな空気。そのシアカムがドライブで引き付けて、ゴール下にダイブしてきたブシェイに合わせたけど、これをバンケロに叩き落されるなど、マジでシアカムが決めるしかない。でも、そんなの続くはずもなく、特に何も起こらないまま試合は終わるのでした。急だな。

今シーズンのラプターズはシアカムとアヌノビーの突破力頼みなので、アヌノビー不在が大きく響きました。うーん、これって昨シーズンのビッグラインナップから続く悪い流れだよね。個人能力に強く依存している。

ヴァンブリートが殆ど何もできなかったですが、それは個人能力不足というだけでなく、ツーメンゲームをする相棒不足ってのもあります。ビッグマンは集めたけど、大きく広がって3P&ドライブのビッグマンが多いので、上手くツーメンゲームを作れない。2、3人でプレーメイクしてウイングへ展開する流れが作れない以上は、スピード不足のガードにしかみえないぞ。

111-99の試合ですが、ヴァンブリート、トレント、バーンズの3人はまさかの40分オーバーです。シアカムはファールトラブルで短くなっただけの37分。そんなにチームオフェンスに自信がないのかニック・ナースよ。ラウリーショックが響きすぎでしょ。

ってことで、解体したほうが早いぜ。ヴァンブリートを売る話が出ている様子ですが、ウエストブルックと交換してくれないかな。それくらいメチャクチャな選手を入れないと、この路線でも中途半端に勝ててしまうのが悪い方向に出ていそう。

マジックはスターターは大したことないんだけど、層の厚さを存分に生かした試合でした。といっても主力はケガだらけなので、層が厚いのではなく、層が厚い前提の戦いです。みんな活躍した印象だもんね。

ただフランツ・ワグナーの輝きは秀逸。一番良いのは安定している事。慌てないでプレーできているのは2年目としては恐ろしいぜ。ケガ人だらけのチームに置いて、安定して試合に出ているのが最大の強みになってきました。ボルボルをみればわかるように、試合に出るほど意味のあるトレーニングはないぜ。

マジックはビッグラインナップでいろいろと隠している要素があり、特にディフェンスの悪さを高さで誤魔化しています。かといって、それを補うほどのオフェンス力もないので、やや微妙。それでもハマれば強い形なので、9連敗の後の3連勝となりました。級にハマったのかな。

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