1勝4敗のスタートから5勝2敗で5割到達のペイサーズ。開幕当初は昨シーズンまでの内容そのままに、アグレッシブな姿勢とアグレッシブなだけの姿勢で、勝てるチームではなかったのに、何故か急に勝ち始めました。
正直、そんなに変わったわけじゃないけど、そこに勝利があるのならば、明確に違いが存在するはず。その差を比べてみましょう。
〇ターナー
1試合 ⇒ 7試合
最大の違いはリムプロテクターが戻ってきたこと。ただのリムプロテクトではなく、得点もリバウンドも好調なのだからターナーらしくないというか、ターナーがこの調子で続くはずもないっていうか。
〇ターナー
20.0点
FG54.4%
3P43.5%
9.2リバウンド
3.0ブロック
いやー、絶好調ですね。3ブロックはエグイし、ターナーが平均20点超えるなら、ペイサーズは強いか。
ちなみに去年のターナーは20点オーバーが6試合。一昨年は7試合。ずっとこれならば、再建へと舵を切るまでもなかったかもね。
〇7試合のペイサーズ
3P40.6%
5.3ブロック
そんなターナーに引っ張られてか、7試合の3P成功率が40%超えており、そりゃあ強いか。シンプルにシュートが決まったぜ。
一方でブロックは半分以上がターナーです。ってことでターナーが大事だった・・・はずなのですが、勝ち始める前の開幕5試合はもっとブロックしているから面白い。
〇開幕5試合のペイサーズ
ブロック 8.4
ということは、ターナーはとっても大事ですが、そもそもブロックが必要なシーンへとたどりつかなくなり、その上でターナーが止めてくれている様子。チームとしてのディフェンスが向上しているみたいです。
〇ディフェンスレーティング
118.4 ⇒ 111.2
ということで、ターナーが加わってディフェンスが大きく改善しました。といっても111だからね。イメージとしては開幕5試合が酷かっただけです。
1つの変化はルーキーのネムハードがスターターになったこと。ドゥアルテが離脱したこともあり、ディフェンスユニットへの変更もありました。ドゥアルテ、ヒールド、スミスが並ぶと、ちょっと気が利かない感じだったので、ターナーが点とっていることも含めて、バランスが良くなりました。
〇ネムハードのDIFF
3P 15.6
2P△10.2
スタッツ的には3Pは確率良く決められていますが、インサイドでの得点を抑えています。ここはリムプロテクター含めての話ですが、ブロック数が減ってはいるけど、チーム全体としてもしっかりとプレッシャーをかけています。
〇ペイント内失点 41.6 ⇒ 47.1
〇被3P
アテンプト 35.4 ⇒ 33.6
成功率 45.8% ⇒ 34.5%
ということで、ペイント内失点は増えたけど、3P成功率を大きく落としたのが最近の好調さにあります。じゃあネムハード関係ないじゃねーかっていうのも不思議なライン。外をしっかりと追いかけているので、インサイドをやられるようになり、でもそこにはターナーがいるってね。
はい。まぁ所詮は数試合なので成功率なんて偶然の要素が強いです。ただ、開幕時はハイペースでカウンター合戦みたいなこともやっていたけど、今はディフェンスが安定してきました。それは明確に数字に出ています。
ターナーの復帰とネムハードのディフェンス。それぞれチームの傾向と逆の数字になっていますが、それで成立しているんだから面白いわ。
バランスいいですよね、ペイサーズ。ハリバートンの加入はでかかったし、ヒールドもいきてる。
ターナーも生きてる。
めっちゃバランスが良くなってる。
となると、逆に悩んじゃいますね。
ジャズも解体したと思いきや好調だし。
でもどちらも続くとは思えないような、逆にバランスが良いような…
どちらかに振り切るしかないんでしょうね。
GMめっちゃ頭使わなきゃ(笑)
ペイサーズはタックス払わないチームなのと、FAで出て行かれる危険性が高いので、バランスに振り切ってますね。
これで良いチームを作れるのだから、立派な成果だと思います。
5年に1回はファイナル狙える、くらいのチームにはなって欲しい。
ターナーの大きな課題はキャッチングと継続性、下振れの激しさ
特に下振れの時のターナーは悪い意味でヤバいのでこの辺を克服できるかどうか
キャッチしてから遅いんですよね。構え直すことが多い。
この余計な動作でディフェンスに追いつかれると、途端に日和りますね。
外してもいいからアグレッシブに打つ年齢でもないし、どうなりますかね。