◎コントローラー・ハリバートン
わかりやすい選手の変更に対して、個人として大きく変わったのがハリバートンでした。スタッツにも明確に出ているよ。
〇2Pアテンプト 9.8 ⇒ 6.7
〇3Pアテンプト 5.8 ⇒ 7.9
ハリバートンは明確に2Pを減らして3Pを増やしました。ここ7試合はアテンプトの半分以上が3Pになっており、見た目としては消極的に変わりました。ガンガンドライブしていたのを辞めて、トップでコントロールする時間が増え、その上で3Pでしっかりと点を取っています。
〇フリースロー 5.0 ⇒ 2.4
〇ドライブ 15.4 ⇒ 11.3
わかりやすくドライブが減ったので、ファールドローも1試合に1回か2回です。今シーズンはハリバートンにアタッキングを求めたというカーライルですが、好調の期間はアタッキングからのプレーメイクよりも、チームメイトに供給していく役割で上手くいってます。
アシスト数には大きな変化はないので「ドライブよりも3P」が効いています。平均得点は少し落としましたが、それだけスタミナを使わずに過ごしているって事でもあります。
ちなみに4Qは失速しています。ラプターズ戦が見事なコントロールと勝負強さで勝ったけど、ハリバートン・ハリバートンしすぎないことが重要だったのかもね。
〇ヒールド
得点 15.6点 ⇒ 21.1点
3P 42.2% ⇒ 40.0%
結果的にヒールドの得点が増えました。3P成功率に変化はないので、シンプルにヒールドが打つ機会が増えたってことです。そこにはスターターのバランスもあるよね。
〇ここ7試合
ヒールド 21.1点
ターナー 20.0点
ハリバートン 19.0点
スミス 9.0点
ドゥアルテ 10.3点
ネムハード 6.1点
なかなかメンドクサイですね。こんなにバランスアタックされると止められないわ。
ハリバートンがコントロールの役割を強め、そこにネムハードがスターターになったことで、他の選手が点を取りやすくなっています。確かに最近はリーグ全体がガードアタックだらけなので、ガードがパスで動かしていくのはやりづらいでしょうね。
〇ここ7試合の3P
ヒールド 40.0%
ターナー 43.5%
ハリバートン 43.6%
スミス 33.3%
ドゥアルテ 42.1%
ネムハード 42.1%
まぁそりゃあ強いよね。ガードがパッシングになっているので、周囲はリズムよく打てています。でも、続いたら奇跡だよね。5勝2敗はシュートが好調な出来過ぎでしょう。ただ、攻守にメリットが出ているのだから、長い目で見たチーム作りとしては良い感じかな。
〇パス数
チーム 311.8 ⇒ 320.8
ハリバートン 72.6 ⇒ 82.8
チームのパス数が増えましたが、それはハリバートンのパス増でした。ってことで、ドライブアタックするよりも、チームをコントロールしてパスを回し、3Pを決めてくれているハリバートンの変化は、ペイサーズの好調に強く関与していそうです。
このリーグは進化を重ねるリーグなので、同じことを続けてればOKってわけではありませんが、選手のタイプとしても個人技アタックでプレーメイクするよりも、層が厚くシュート力の高いロスターを活かすべく、コントロール役としての進化が必要なのでした。
バランスいいですよね、ペイサーズ。ハリバートンの加入はでかかったし、ヒールドもいきてる。
ターナーも生きてる。
めっちゃバランスが良くなってる。
となると、逆に悩んじゃいますね。
ジャズも解体したと思いきや好調だし。
でもどちらも続くとは思えないような、逆にバランスが良いような…
どちらかに振り切るしかないんでしょうね。
GMめっちゃ頭使わなきゃ(笑)
ペイサーズはタックス払わないチームなのと、FAで出て行かれる危険性が高いので、バランスに振り切ってますね。
これで良いチームを作れるのだから、立派な成果だと思います。
5年に1回はファイナル狙える、くらいのチームにはなって欲しい。
ターナーの大きな課題はキャッチングと継続性、下振れの激しさ
特に下振れの時のターナーは悪い意味でヤバいのでこの辺を克服できるかどうか
キャッチしてから遅いんですよね。構え直すことが多い。
この余計な動作でディフェンスに追いつかれると、途端に日和りますね。
外してもいいからアグレッシブに打つ年齢でもないし、どうなりますかね。