ナゲッツ@ペイサーズ

◎ペイサーズは何がいいのか?

ペイサーズの何が良いのか。わかりにくいことが、わかりやすい試合でした。

・シュートが決まる
・ハードワークして攻守の切り替えが早い
・自分の仕事をやりきれる

うーん、わかりにくいよね。ハリバートンのちょっと長めのパスが、スペーシングと噛み合って、ディフェンスのカバーが間に合わないくらいのスピードでボールを動かし、それぞれが強気ながらシンプルな勝負をしていきます。

ここら辺はよくある形なのですが、ここまでシンプルなのを徹底しているのは珍しいです。よく整備されているし、オレがオレが星人がマサリンのみだから成立しています。

あとは攻守の切り替えの早さと、誰もサボらないハードワークですが、サボらないのはいいけど、ここまで集中力が続いたのはなんだろうね。

〇ターナー
14点
11リバウンド
3ブロック

〇ヨキッチ
24点
4リバウンド
6アシスト
FG10/20

スタッツだけみるとアレですが、とにかくターナーが最後までヨキッチと渡り合いました。5つ目をさそったドライブといい、終盤の1on1ディフェンスといい、これをずっと続けられるのはターナーっぽくないじゃん。

だからペイサーズで起きている集中力が高い問題は、カーライルならではなのかな。っていうか、ターナーは去年もこんな感じだった気がするし、そのうち停滞(ケガ)して元通りなのかな。

〇マスリン
30点
FG10/17
3P6/9

いやー、すごいね。すごいよねー。ルー・ウィリアムス賞に相応しいくらいに、気持ちよくアタックを繰り返して、得点を重ねる。タッチがよければ連打して、まとめて点を取るんだけど、それが試合トータルで30点になってしまう恐ろしさ。

ここまでベンチメンバーとしてリーグ最高得点なので、マジでシックスマンアワードを狙えます。新人王よりも狙いやすそう。

でも「ドラフト6位なんだからスターターにすべきだろ」とも言われそう。実際そう思えるスタッツなんだけど、チームとしてはハリバートン中心ならばマサリンはいなくてもOKなんだよね。それよりもベンチの時間に稼いでほしい。

いつの間にやらネンムハードがスターターになっており、5人が絡んでオフェンスを作るスターターに相応しいルーキーは、よりインテリジェンスが高くてマルチタイプでした。でもネンムハードがセカンドユニットのエースなんて出来ないわけだし、シックスマンにマサリンはピッタリです。

〇ハリバートン
21点
12アシスト

まぁそれはハリバートンがいるからなんだけどね。結局はペイサーズが好調なのはハリバートンのアシストでしょ。

5割は切ったものの、この感じだと上位指名権はないですね。さすがに、もう1人マサリンクラスをいれないと苦しそうでもあります。今どき、上位指名もなく、有力なFAを迎え入れられもしないチームが、リーグトップクラスになるなんて話は

・・・ナゲッツですね。マレーの7位指名が最高順位なのに、41位からMVPに成り上がったヨキッチを含め、のし上がってきたんだよね。今日はボーンズをPGにしてマレーをSGにするオプションを使いましたが、ボーンズも26位だしな。下位指名でも戦力にするのはスゴイ。今日はクリスチャン・ブラウンでてこなかったの謎ですが、それもマイク・マローンらしい。若手よりもベテランが好きでプレータイム与えるのに、若手が伸びていくナゲッツの謎。

〇アーロン・ゴードン
18点
16リバウンド
6アシスト
5ターンオーバー

マジで何してんのか意味不明でした。でも、それもまたナゲッツらしい。いろんなことやって、失敗も成功も含めて、気が付いたら上手くいっているっていうね。

今シーズンのゴードンは個人としては好調で、今日はリバウンドを稼ぎまくっていますが、インサイドプレーにキレがあります。それはヨキッチが作ったスペースを使うわけですが、MPJが殆ど使えていないのにゴードンが使っているのは、実は大きな変化です。

トランジションを増やし、様々な選手がアタックする体制を作った中に、ゴードンの6アシストと5ターンオーバーがありました。決して良いプレーではないのですが、こういうことも実行しておくのが近年のナゲッツが成功した理由でもあります。

自分たちが得意なプレーで効率性を挙げるのではなく、いろんなことをやっておき、最後はマレー&ヨキッチで締める。マレーいなくてもヨキッチ1人で締めていたけどさ。

「何やってんだろ」ってプレーが満載で、大量ビハインドをくらいましたが、それもまたナゲッツらしい。そして、最終的にはスローダウンしてからのいろんなプレーコールで逆転勝利した印象の試合でした。

MPJとヨキッチの絡み方は、2年前に登場してファンキー過ぎたのですが、それを使っていなかった今シーズンにみえていました。少なくともこの試合は4Q終盤のみだった。

ってことで、60勝する気はゼロなのがナゲッツ流。狙ってやってるのか、たまたまなのか不明ですが、よくわからないのもマイク・マローン流。ファンとしては不安定なのを受け入れないとやっていけないチームなのでした。

ナゲッツ@ペイサーズ” への2件のフィードバック

  1.  いつも楽しい記事をありがとうございます。
     MPJがドライブしないのは、個人技担当のボーンズとインサイド強いゴードンがいるから、問題ないんですかね?スリーほぼ5割とはいえ、ディフェンス強度が高いプレーオフが怖いです。2年前PHXにシュート撃たせてもらえなかった記憶が。
     あと、ペリメーター守れないだけでなくリムプロテクトも怪しいジョーダン見てると、泣きそうです。

  2. この活躍が続かないのがターナーの最大の弱点
    続けばオールスターも見えてくるぞ!(大甘)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA