サンズ@クリッパーズ

◎変わったけど、変わらない

クリッパーズはレナードが戻ってきて、ウォールが加わり、ローテが凄いことになりました。レナードは2Q中盤から登場する何故のスーパーサブ。プレータイム制限はするけど、休憩時間は短くして身体が冷めないような狙いなのかな。

ウォールはベンチから普通のシックスマン的なプレータイムです。点を取れる選手は多いけど、突破力はポール・ジョージとレナードくらいなのを、ウォールが繋いでくれている感じ。なんでもないシーンを速攻にしてしまう変人な速攻メイクはクリッパーズの新たな武器になっています。

そんなわけで主役の部分が大きく変わったのですが、基本ラインは特に変化ありません。特筆すべき戦術はないかわりに、個々のマッチアップでしっかりと戦い、その上で得点力もディフェンス力もある選手を揃えているので、役割分担して個性を掛け合わせるというよりは、純粋に足し算で戦っている感じ。掛け算は噛み合わなければ機能しないこともあるけど、足し算だから絶対にプラスになる感じ。

モリスがミドルを決めれば、パウエルもミドル。サンズ相手にこの強みで戦っていきました。ただ、サンズとしてもインサイドを固めておけば、切り込まれることは少なく、そもそもBtoBのクリッパーズなのでややお疲れでした。アリウープに飛べていないポール・ジョージとかさ。

また、スターターがポール・ジョージ、レジー、パウエル、モリス、ズバッツと「個」の匂いが強かったのに対して、ベンチからコビントン、ケナード、バトゥームとパスを貰いたいタイプが多かったのはバランスを欠いていました。2Q後半はレナードが登場するので、何も問題はないのですが、全体的にサンズディフェンスの連携に封じ込められていたのでした。

ってことで、前半は61-41と20点差になりました。15本のFG成功があったけど、アシストは6つのみ。ターンオーバーの方が多かったように、チームとしての連動性はイマイチでした。いまさら言う事でもないのですが、選手の役割分担における「隙間」を埋めてくれていたテレンス・マンのプレータイムが大きく減っているので、改善しにくい気がしました。

点差以上に、これといって語ることが少ないことがクリッパーズらしさ。悪い意味ではないけど、ライター泣かせなところはあるぜ。まぁ後半はレナードが話題を作ってくれるはずさ。

後半へ ⇒ ⇒

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