FIBAルールのレフリングは何なんだろ

◎一般論

まずはBリーグ(殆ど見ていない)とNBA(バカみたいに見ている)との一般的な比較をしてみましょう。

【Bリーグ】
ルールが曖昧で、レフリーの忖度が多い
外国人のフィジカルに厳しく、日本人のハイプレスに緩い

【NBA】
ルールはハッキリしており、レフリーの気分次第
スーパースターへの配慮が強い

BリーグっていうかFIBAルールの問題でもありますが、「意図的」みたいな項目があるからルールが曖昧に見えます。特に速攻のアンスポが規定されてから酷い。それに比べるとNBAはシチュエーションごとにルールが明確です。これって一般的な法律論も同じだったりします。アメリカ的なんだよね。

ただし、その分だけNBAはレフリーが気分で吹いているように見えます。ある意味で基準がハッキリしているから「このレフリーはこんなコールが好き」「このレフリーはこれをコールしない」みたいな傾向がはっきり出ます。

有名なのはクリス・ポールの演技が大嫌いな誰かさんですね。アカデミー賞俳優には騙されないぞ精神があり、演技なのか本気なのかもわからなくなってきた。

これに比べると「Bリーグはさぁ・・・」と言われるように、日本のレフリーは全体的に同じようにコールしているから、日本としての問題に見えてきます。

一番あるのは誰がレフリーでも繰り返し同じファールはコールしないような「忖度」があること。ずっとコールしていたら、あっという間に退場だからさ。トラベリングもその傾向があるよね。

NBAもBリーグも明らかにスター選手に優位なコールが多いと思いますが、その中でもBリーグに関しては「日本人にやさしい」ように見え、その原因は「日本のバスケはこうなっている」という傾向があること。

要するに育成年代から頻繁に見かけるハイプレスと速攻には寛容で、プロになってから外国人がもたらすブロックショットやらフィジカル勝負はレフリングが曖昧で厳しいって感じです。

◎比江島のディフェンス

イランとの親善試合では日本のディフェンスが機能しましたが「あれってファールじゃないの?」というシーンが散見されました。主に比江島なんだけどね。

だからWC予選になったらファールコールされまくると思いましたが、そうでもなかった。そうでもなかったけど、やっぱりコールはされており、比江島は自分がコールされてはレフリーにクレームし、自分がコールされなくてはレフリーにクレームしていました。なんだかウジウジしているようで30歳超えたオジサンが、抗議するならハッキリと抗議しろよな、って感じ。

さて、ファールかどうかの事実はどうあれ、比江島は国際大会とBリーグでのレフリングに大きな差を感じていたわけです。

特に比江島の場合は、手癖の悪さが目立ちました。腕を叩くケースと叩きに行くのとは逆の腕を相手の身体に絡ませるので、下手するとファールだらけになると思いました。なお、ファールだらけにはならなかったのでOKってこと・・・というよりは、比江島が下がって対応することが増えたかな。

ちなみにNBAだと、自分の腕を出してボールを取りに行くディフェンスをすると簡単にファールドローされます。ハーデンなんかを守る時は背中に手を回す選手がいるように、カモにされる形なのですが、Bリーグは腕が絡む行為に対しては、割と寛容な印象があります。

今回のユーロに関しても、さすがに腕を叩く行為には優しくないし、そもそも多くはない。ただ身体をぶつけるのは非常に多くて、コールもされないのでNBAよりも寛容です。チームUSAも国際試合でのあらかさまなファールドローは珍しいもんね。

【NBAルール】
ボール以外の腕の部分に絡んだらファールコール

【FIBAルール】
オフェンス側が絡みに行ったらノーファール

【Bリーグ】
腕を叩いてもオフェンス側がバランスを崩さなければOK

最後のBリーグのは比江島の行為から推測しているだけで、レフリーコールを見てのイメージではありません。FIBAとBリーグは同じルールだから、大事なのはNBAとの差異かな。

「オフェンス側が意図的に絡んだら」という要素がFIBAルールには存在している気がします。しかし、そこにある「意図的」が敵でルールの曖昧さを感じてしまいます。ハイレベルのプレーの前提としてね。

NBAもルール改正があって、逆に曖昧にもなっていますが、絡まれると理解しているディフェンスは工夫しているように、ルールがそうなっているのだからアジャストするしかないよね。

倒れたら勝ちのフロッピング祭り ⇒

FIBAルールのレフリングは何なんだろ” への4件のフィードバック

  1. 黒人選手が多いNBAと白人選手が多いFIBAの違いとかあるんですかね?
    知らんけど

    1. そこは別に関係ないですね。
      単純にルールも違えば、NBAのレフリーはFIBAは担当しないと思うので

  2. 接触、影響、責任の三原則でいったら、「押した」ことだけで、「影響が見られない(バランチューナスがプレーを継続できている)」か「責任がない(リーガルポジションで押し合っているだけ)」のであればファールにならないというのは当然に感じます。

    1. でも、押して「耐える」とノーファールで、「耐えられない」とファールなんですよ。
      何よりも「耐えた」結果、「押した方がバランスを崩す」と耐えた方のファールになります。

      そして、この後、急にレフリングが変更され、バランスを崩さなくてもファールコールされるようになりました。
      もうわけがわからないです

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