万能だったアヨ・ドスンム

◎オールラウンドだった大学時代

高校4年生時に25.2点、7.4リバウンド、7.3アシストを記録し、5つ星のスターだったドスンムはイリノイへと進みます。

1年生からスターターだったドスンムは立派な成績を残します。それこそワン&ダンで進むレベルですが、このシーズンはザイオンが暴れまわっていたシーズンですな。ちなみに1年生PGの指名はガーランドに続いてホワイトが選ばれています。大学1年生時のホワイトとドスンムのスタッツを比較してみましょう

〇1年生のドスンム(ホワイト)
31.3分
13.8点(16.1)
FG44%(42%)
3P35%(35%)
アシスト3.3(4.1)
リバウンド4.0(3.5)

ややホワイトの方が上ですが、思ったよりも差がないです。ドスンムがどれくらいの評価をされていたのか知りませんが、ドラフト候補くらいにはなれそうです。

ホワイトがNBAでルーキーとしてプレーしたシーズン、大学に残ったドスンムは2年生としてチームを引っ張る活躍を見せました。

〇2年生のドスンム
16.6点
FG48%
3P30%
アシスト3.3
リバウンド4.3

2年目は途中でケガによる離脱もあったものの、得点力を伸ばし、大きな進歩がありました。シーズンが終わるとドラフトへと進むことも考えていたようですが、最終的に大学に残ることを決めると3年目は更にオールラウンドなスタッツを残します。

〇3年生のドスンム
20.1点
FG49%
3P39%
アシスト5.3
リバウンド6.3

2年生時に確率を落としていた3P成功率が上がり、得点は20点を超えました。それでいてアシストとリバウンドも増えており、オールラウンドな能力を発揮しています。トリプルダブルを記録する試合もあり、万能なガードとして評価を高めたようです。

オールアメリカンファーストチームに加え、最優秀PGにあたるボブ・クージー賞も獲得し、大学No.1のPGとしてドラフトに進むことにしました。そして地元のシカゴから指名されるというストーリーはよくできています。

そんなわけでNBAでしかみていないと、シーズン後半になってドスンムがPGとしての活躍をしたことは驚きですが、そもそも大学時代からオールラウンドな能力を発揮し、得点・アシスト・リバウンド全てで結果を残しており、NBAに慣れてきたシーズン後半に本領発揮したとみる方が正しいのかもしれません。

また、ホワイトとの比較をしてみると面白く、スコアリングガードとしてNBAでもポテンシャルに溢れた若手としてホワイトが頑張っている中で、大学に残ったドスンムはよりオールラウンドな能力を磨いていたと言えます。

次はドスンムのディフェンスについて ⇒

万能だったアヨ・ドスンム” への1件のフィードバック

  1. 面白い考察でした。
    アヨのディフェンスは素人目に見ると、スピードで振り切られるのが目につき、やや過少評価してしまっていたのですが、ここまで被3PFG%が良いとは。自分の目が節穴だったと痛感しました。
    ブルズのディフェンス戦術は(けが人が多かったことも含めて)かなり雑に感じてましたが、その中でアヨは確実に貢献していたのですね。
    主力の大幅な変更を伴わない今季、より洗練されたブルズで、アヨの落ち着き・IQが光ることを祈ってます。

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