サマーリーグ①

気になったことを書いていきます。

もうバスケットなんて見たくない管理人。でも、サマーリーグさえ終われば・・・それからは見るものがないじゃーん。ってことで、頑張りたいような、めんどくさいような。っていうか、プレーオフからオリンピックの期間にサボっていたことをいろいろやっていくことになるので、ちゃんと見るほどの余裕はありません。

そんなわけでご飯食べながら観たり、掃除しながら観たり、ベッドに入ってから見たり。ハイライトだったり、前半までだったり。そんな感じです。

①カニングハム

うーん、良かったね。良かったよ。プレーそのものはちょっといろいろあったけど、何がいいって

このチームはオレのチームだ!

そんな雰囲気を出しまくっていた事です。ベンチに下がるとコーチよりも前に出て指示を出し、コート上でもチームメイトとコミュニケーションを取りまくり、プレーの指示をだし・・・そこはヘイズも多かったな。やっぱり、こういう要素が一番大事。リーダーとしてチームを引っ張っていく気持ちに溢れているカニングハム。これだけで見る価値があります。

肝心のプレーは連続3Pを決めたものの、基本はパスファーストでチームメイトにプレーを促していきました。とても落ち着くはあったものの、パスを出すのが遅くなるシーンが多かったり、NBAクラスのプレーに戸惑っていたり。そんなに良くなかった。

ただ、ディフェンスでもしっかりとカバーリングからのスティールをするし、ルーズボールにダイブするし、速攻を後ろから追いかけてカバーに行くし。総じて良いプレーをしていました。ワンプレーの脅威で仕留めるタイプじゃないらしいので、慣れてくれば多彩さを発揮するんじゃないでしょうか。ポストアップもしていたね。

②ジェイレン・グリーン

2位指名のグリーンはGリーグあがりだけあって、このルールとプレースタイルに慣れていました。ここの差は非常に大きいね。落ち着き払ったプレーでシュートチャンスを作り、ディフェンスカバーが来たら慌てることなくフェイダウェイを沈めていくのでした。

これだけならグリーンの方がドラフト1位っぽかったのは事実。チームを引っ張る存在なので中心として扱われていました。ただ、シェングンが何度もピック&ポップするんだけど、ぜーんぜんパスが出てこなかった。そこら辺の判断は悪かったな。悪いんだけど、自分で決めていたな。

パスを意識しすぎていたカニングハムに対して、グリーンは落ち着きながらも「自分で決めきるポイント」を掴んでいました。この両者の対比は面白かったです。

③モブリー

3位指名のモブリーはイマイチ。プレー的にはさすがの身体能力を発揮し、高さもスピードもある選手という印象を強くもたらしました。シェングンをワンステップで押し込んでのダンクはハイパーだった。守っても高さの優勢を活かしきったブロックをぶちかましており、能力が抜群であることは感じました。

んー、でもダメダメだった。たぶん、これはモブリーじゃなくてキャブスというチームの問題でした。試合開始からPGが誰にもパスをしないでプルアップ3Pを打つなんて通常営業。チームとしてモブリーを生かす気持ちが薄いので、ただ単に能力の高さだけが光っていましたとさ。

何故かオコロまで出ていたキャブスですが、攻守の切り替えは早く、運動量がありアタックする気持ちは強いのですが、マジで昨シーズンそのままのキャブスでビックリ。サマーリーグでメンバーが違うのに、こうもガードアタックに頼っているのか。

まぁシーズンになったらルビオがオフェンスにしてしまうのでしょう。オコロも活躍するだろうし、モブリーはフィニッシュ力の高さを見せつけますよ。きっと。

④ギディ

ファーストプレーでドライブダンクをぶちかまし鮮烈なデビューを飾ったギディは、セカンドプレーで足を痛めて引っ込みました。なんという。

それでもカニングハムのように「オレがプレーを作るから」という空気満載。マラドンも出ていたけど、基本的にギディがPGでした。シーズンになってもこの形になりそうに見えたし、存在感が強いのは良いことだ。

なお、トレ・マンはなんでサンダーが欲しかったのか全然わからなかったです。ガード余りの中で、思いっきりガードをしているので、別に必要ないよねーという感想しか出てこなかった。

ただサンダー自体は相変わらず、スペーシングが良くシンプルなプレースタイルながら、ハードワークするカルチャーを発揮。特にビッグマンが良かったんだけど、ジャレミア・ロビンソン・アールで良かったかな。背番号をちゃんとみていなかった。

⑤ルカ・ガルザ

そんなサンダーのセンターに相対したのはベンチから出てきた52位指名のセンター。3Pを決めたってくらいで別にそこまで良くはなかったんだけど、なんかもう「サマーリーグ」って感じなのが良かった。能力的には苦しそうでペリメーターがついて行けない。スピードがないんだよね。

それでも必死に走っている感じとファイトする感じ。4年生だったこともあって「ここは負けるけど、オレが勝負できるのはそっちだ」みたいな割り切りがある。ブロックは出来そうになければコースを切りながら両手をあげてシュートミスを誘ったのとか好印象。

ピストンズはストレッチ系のセンターがいないので、ディフェンスに奮闘できれば少しはプレータイムが与えられそう。

⑥シェングン

ロケッツのシェングンは「かなり良かった」です。

いろいろと問題はあって、そもそもルールの違い以上にアメリカのプレースタイルに戸惑っていました。特にディフェンスでは「どこで自分のマークを捨てて、カバーに行っていいのか」が全く分からない様子。ユーロならディフェンス3秒もないし、チームで守っているんだろうけど、そうもいかないし、全員がマンツー強めだから困っていた。

さらにモブリーの高さとスピードに苦労しているし、何よりも「ガードでもブロックしてくるNBA」にものすごく困っていた感じです。vsモブリーだけならブロックされても自分でリカバリーしてフェイクとステップワークでファールドローしていたし、タイマンならなんとでもなりそうなんだけど、そこでワンフェイクいれると後ろからブロックに来るガードにビックリしている印象でした。

要は身体能力の部分で負けているし、戸惑っているし。ところが、それでも勘の良さが誰よりも優れていて、15リバウンドを記録。だれよりも落下点予測が早い。そのうち7つがオフェンスなので、むしろキャブスはシェングンの何とも言えないプレーに困っていました。

また高くはないけど4ブロック。これもシュートの出だしを捉えるのが抜群に上手かったです。総じて

シェングンは抜群に上手いが、身体能力とプレースタイルに困っている

こんな感じなので時間はかかるでしょうがロケッツは急がないし、良い選手を取れた感じがします。オフェンスでは何度もスクリーンに行くのですが、それもオンボールの後でオフボールでもスクリーンを使っており、個人技突破の多いアメリカンスタイルよりも、ずっと戦術をしたがっていました。なので好印象だよ。

ただ、前述の通りピックからポップしてもグリーンからパスが来なかったりして、いまいち機能していない。これが機能したらもっと良くなるだろうし、本日不在のガルバが身体能力を補ってくれれば面白そう。そして連携が悪い理由に、おそらくシェングンは「英語が話せない」ようです。

チームメイトはコミュニケーションとりたそうなんだけど、いっぱいいっぱいな感じだったシェングン。プレーは良かったけど、まだまだいろんなことに慣れないといけません。

ルーキーはこんな感じかな。ロケッツのクリストファーはディフェンスとPGコントロールで持ち味を発揮しようとはしていたけど、グリーンの引き立て役にしかならなかったです。

⑦ヘイズ

カニングハムとコンビを組んだヘイズ。やはり普段とは違って自信に満ち溢れ、鋭いパスでゲームを作っていました。・・・が、途中からゲームメイクが荒くなってしまった。

個人技突破を求められると困っていたルーキーシーズンでしたが、サマーリーグはカニングハムとのコンボガードってことで、2人でパス交換していくと面白くなってきそうでした。だから積極的にパスを振って自分の突破も混ぜれば良かったんだけど、止まって困ってしまう事がチラホラ

これがルーキーなら許すけど2年目なのでダメです。サマーリーグなんだから個人突破を試すのも1つですが、自分が好むスタイルをチーム全体に波及させる影響力も出して欲しい所。つまりは「存在感でカニングハムに負けていた」ように見えました。どっちもシュートは決まらなかったよ。

あとベイはマジで出なくていいじゃん。なんで31分も出ているんだよ。こないだまでチームUSAの試合に出ていたのにさ。ヘイズやカニングハムとベイの連携を見たかったのかもしれませんが、それをするにはヘイズのゲームメイクがお粗末だったのでした。

⑧マラドン

シーズンそのままのPGなんだけどセカンドプレーメイカーみたいだったマラドン。11アシストは立派だけど3P1/5なので、シーズンそのままの課題で終わりました。試合に出ていいと思うんだけど、改善事項が全く同じだと「出ても出なくてもやるべきトレーニングは一緒」になってしまうね。次の試合以降に期待しましょう。

そんな感じでした。ドゥンブーヤがセンターで出ていて5ブロックしたけど、6ファールなので、ちょっとまだまだ使えないかも。ルーキーシーズンは悪くなかったのに、見事に伸び悩んでいるね。

サマーリーグ①” への1件のフィードバック

  1. 記事upお疲れさまです。
    まだ1試合ですが、カニングハムのキャプテンシーはいいですよね。
    間違いなくチームの中心になっていくであろう選手が、自ら引っ張っていこうとする姿を見せるだけで、観戦していてワクワクします。
    グリーンはハイライトしか見ていないのですが、得点能力は前評判通り良さそうですね。
    モブリーがいるキャブスはいつも通りのようなので、世界最高のPGとともに頑張ってほしいです・・・。

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