運が悪かった
まぁそんな感想かな。悪くなければサンズに勝っていたかといえば、それは違う問題だけど、いろんなことが裏目に出てしまったシーズンでした。思い返せば、レイカーズ、ヒート、セルティックスとカンファレンスファイナルに進んだチームが軒並みコンディション問題で低迷した中で、ナゲッツだけは結果を残していたけど、最後の最後にナゲッツにもタフスケジュールのツケが回ってきました。
それもジャマール・マレーの大ケガという最悪のツケが。
ここまでの大ケガになったのはナゲッツだけなので、もっとも不運でした。今シーズンの優勝を逃しただけでなく、来シーズンも難しい気がするもんね。そして再来年からは下手するとMPJもマックス契約になって、チームのロスターは大きく形を変えることになります。
だから、昨シーズンは「優勝しなければいけなかった」って言ったじゃん。あそこで優勝していれば、いろんなことが変わってきたと思うんだよね。まぁだからといってレイカーズに勝てたかっていうと違う問題だ。
今回はシーズン全体の流れを振り返る回になります。補強とかはそんなに気にしなくても、このチームはヨキッチがいる限りはなんとかするよ。いや、むしろ振り返ることで補強ポイントも考え直すって事かな。マイク・マローンの過去を考えるとリバース継続して問題発生しそうな気もして嫌なんだけどな。
◎競り勝てない
ジェレミ、プラムリー、そしてクレイグが移籍したナゲッツは、急激に守れないチームになってシーズンが始まりました。ミルサップとジャマイカルになったセカンドユニットは悪くないのだけど、スターターにMPJが加わり、例によってマレー、ハリス、バートンを並べので、リムプロテクト力がなかったし、ザ・不安定。
12月は平均117点とりながら、120点とられて1勝3敗。そこから1月は少し立て直して11勝5敗になったけど、2月が再び6勝7敗と負け越し。オフェンス力で強引にねじ伏せてきたけど、限界って感じでした。
ただ、ナゲッツって、これがレーティングに出てこない不思議なチームなのは変わらず。なんでかというと、昨シーズンは「ダラダラとした試合をして、試合の後半になってから本気出して勝つ」みたいなことをしていて、今シーズンは「初めから全力」になっていたから、トータルすると大した違いがないんだよね。
よく言えば『試合巧者』で、悪く言えば『圧倒できない』
わけだ。なんか適当にやっているようで勝っていた昨シーズンと、初めから全力で頑張って勝ったり負けたりの今シーズン。ただ、この点についてはスタッツにも出ていました。
〇得失点差
昨シーズン → 今シーズン
前半 0.2 → 4.9
後半 1.8 → △0.1
去年は前半は46勝のチームとは思えないほどの低空飛行で、後半に競り勝つチームだったけど、今シーズンは前半にリードを獲って逃げ切るチームになりました。トータルでは昨シーズン+2.8も良いはずなのに、それが結果には出てこないわけです。
今シーズンの前半+4.9はジャズに次ぐリーグ2位
昨シーズンの前半+0.2はリーグ14位で勝率5割以上のチームで最低
こんなに大きくチームのスタイルが変わってしまったわけです。だから、チームとしての「競り勝てる強さ」みたいな部分は明確に失われており、そこはディフェンス力も大きく関係していそうです。エースキラーがいないことが響いてしまっていました。
同時に序盤から圧倒するようにはなったわけで、それが成長なのか、後退なのはかよくわからん。よくわからないけど、サンズとのシリーズは後半に失速して負け続けました。プラムリーはともかく、ジェレミやクレイグがいなくなり、昨シーズンのようにウイングの使い分けが出来なくなったことで
ナゲッツは競り勝てるチームではなくなっていった
ディフェンス力の低下とオフェンス力で勝つしかない事情は、ナゲッツの苦しみでした。ただし、MVPヨキッチは前後半にそこまで大きな差はなく、マレーもFG%が5%落ちてはいるものの、前半が良いってだけで後半も働いています。
MPJの存在がチーム全体の得点力を引き上げ、リードをもたらしてくれるようになったことが大きかったといえます。なんせ、この3人の前半のFG%はエグイ。
〇前半のFGと3P
ヨキッチ 60.7% 3P42.7%
マレー 50.8% 3P44.1%
MPJ 56.4% 3P46.9%
1人でもエグイのに3人とも異常です。ネッツのビッグ3よりもエグイよ。むしろこれよりも得失点差が上のジャズっていう方が異常かもね。いずれにしても前半戦のナゲッツに感じていたことは
MPJが加わりオフェンス力が大きく向上したが、ディフェンス力が著しく落ちた
こんなことでした。前半の方がシュートがはいるってのは、良くある話なので、後半になって失速するのはディフェンスの問題。これがナゲッツの悩みでした。
あと、来シーズンのことを言うと、マレーがいないわけなので
①ディフェンス強化に注力
②前半にヨキッチを休ませろ
こんな2つが必要になります。もちろんMPJがエース化しないといけないわけですが、マレーがいないからって微妙なオフェンスプレイヤーつれてくると厳しいと思うんだよね。両方できる選手か、物凄くオフェンス力の高い選手か。ケンバを1年レンタルとか・・・。そしてヨキッチの代役となるセンターもね。
◎デッドライン
そんな事情だったので、ナゲッツはデッドラインで動きました。ディフェンダーとしてアーロン・ゴードンを獲得し、リムプロテクターとしてマギーも獲得。ところでマギーに対して2巡目指名権を2つも出していますが、プレーオフはローテ外、シーズン中も13試合で13.5分とトレードの価値としては負けすぎです。
しかし、懸念だったディフェンダー、というよりはインサイド側のディフェンス担当を加入させたことで、ナゲッツのバランスは改善します。あと、そもそもギャリー・ハリスが19試合しか出ていないので選手不足だったんだよね。
「ゴードン加入でディフェンスが大きく改善した」ってことはないのですが、MPJとヨキッチを並べている時に3ガードは守れるはずもなく、間にゴードンが加わったのはバランス改善です。
ゴードン加入直後に7連勝すると、19勝6敗とゴードンで大きく持ち直しました。負けた相手が最終戦のブレイザーズ、ジャズ、レイカーズ、セルティックス、ウォリアーズ×2回となっていて、ナゲッツに多かった「取りこぼし」的なことが減りました。
逆にマレーがいなくなっても勝っているといえば勝っているのですが、強豪と言える相手はクリッパーズの1試合のみ。安定感を手に入れたけど、マレーがいなくて爆発力不足ってのはシーズン中から明らかでした。
ゴードンでバランス改善し、安定感を手に入れた
オフェンスでもゴードンは堅実に押し込んでくれるのでハリスのミスショットに悩んでいた頃とは違ったわけです。一方でサンズとのシリーズではFG40%、3P0%に沈み、押し込めなかったゴードン。これをしっかり決める選手だったら・・・マジックはトレードしなかったよ。
さて、ディフェンス面でゴードン加入のメリットは2つありました。
①薄かったインサイドをカバー
②ウイングエース相手のディフェンダー
特に②についてはジェレミとクレイグがいなくなったことで、ナゲッツには誰もエース対応できる選手がいなくなったと言えます。実はジャマイカルでいいんじゃないかってのは後述ですが、意図していたことは
レブロンとレナードを止めろ!
ここでした。しかし、プレーオフでは対戦しませんでした。代わりに弱くなったガードディフェンスが、リラード&マカラムとクリス・ポール&ブッカー相手に太刀打ちできないっていう事態が引き起こされてしまいました。運が悪かった。
なお、ガードディフェンスに関してはPJドジアーの離脱も痛く、バートンもいなかったことから、予定していたハリスのカバー要員がケガでいなくなったことも不運でした。しかもマレーがいないから、オフェンス面で相手のガードを困らせることもなく、みんな楽していたよね。
ウイング補強はプラスだが、ガード陣は倒れまくって、攻守に弱体化してしまった!
まぁ運が悪いよね。っていうか、よくブレイザーズに勝ったよね。そりゃあリラードも改革を訴えるさ。だからマレーがいたらっていうか、マレーもバートンもドジアーもいたら、サンズとのシリーズは面白くなっていたとは思うよ。
話をデッドラインのトレードに戻すと、ギャリー・ハリスを失うデメリットはあれど、その動き自体は評価できるものでした。しかし、その後のガード陣の崩壊も含めて考えると完全に裏目に出てしまった。あと、マギーは本当に何だったんだろ?
ところで、デッドラインの動きについて、ちょっと変だったのはRJハンプトンの件でもありました。結果的にゴードンに対してハリス+1巡目を2つと随分と大盤振る舞いしてしまっています。指名権はドラフト前の方が価値が高いことはありがち。
【シーズン前】
23年1巡目指名権 ⇔ RJハンプトン
【デッドライン】
ゴードン、クラーク ⇔ ハリス、ハンプトン、1巡目指名権
今シーズンもナジ(22位指名)が頭角を現わそうとしており、ナゲッツは下位でもドラフトした選手を上手く使えるチームです。正直、わざわざハンプトンをとっておきながら、変えてしまったことはナゲッツというチームのカルチャー的な部分で「?」だったりするんだよね。そのうえでマギーの件もあるから、GMどうしちゃったの?
あと、なんでクラークを放出してしまったのか。クレイグの代役になれそうな選手なのにあっさりとリリースしてしまったから、結局はその後でディフェンダー不足で困ってしまった。
クレイグについては取り返すチャンスもあっただけに更にもったいないですが、ディフェンダーとして「ガードもウイングも守れる」というのは重要なストロングポイントでした。ゴードンはガードは守れないので、両ポジション相手にイケる選手は必須だった気がします。そしてクレイグに負けてしまったプレーオフ。
◎セカンドユニット
バランスが悪かったり、改善したらガードが離脱したりと、苦しすぎたスターターに対して、セカンドユニットの安定感が抜群だったことはナゲッツを救いました。
モンテ・モリス
(PJドジアー)
(カンパッソ)
ミルサップ
ジャマイカル・グリーン
()の選手はラインナップ次第って感じでしたが、多くのパターンでここにマレーをいれて戦いました。小さいカンパッソがディフェンスを頑張れることもあり、スターターよりもスキがなく、チーム戦術重視で結果を出したと言えます。
ジャマイカルは実質的にセンターとしてインサイドを頑張りながら、3Pも40%決めています。ミルサップとの関係性はポジションを入れ替えられて、かつてのミルサップ&ホーフォードみたいな形にもなれて、ミルサップも生かされた気がします。ディフェンス力も高いジャマイカルは、ストレッチ5にもなれるウイングとして、非常に重用され・・・たのかな?
「インサイドを頑張って、3Pも決められるディフェンス担当のウイング」
これってアーロン・ゴードンじゃん。ゴードンみたいにダンクは決めないけど、ここ3シーズンで38%を上回っている確実な3Pもあるし、ミルサップとジャマイカルを上手く使い分ければ、そこまでしてゴードンが必要だったのかわからなくなるのでした。いや、もちろんいてくれた方がいいんだよ。レブロンやレナード止めるのに1人じゃ無理だし、ポール・ジョージやADもいるしさ。
しかし、クリッパーズ時代よりも僅かながらプレータイムも減らしたジャマイカル。ジェレミやクレイグの代役に獲得したのに、なーんか、上手く使われなったイメージです。そう感じた最大の要素はコレ
〇ヨキッチとのプレータイム
ジャマイカル 8.4分
ミルサップ 16.5分
ゴードン 25.1分
とってもヨキッチに合いそうな選手なのに、ヨキッチとは一緒に出てくる時間が短かったです。マレーとも10.8分でしたが、とにかく主力に混ざらなかったような印象です。
この問題は単にジャマイカルの問題ではなく、全体的にこれまでのナゲッツと違ってヨキッチ&マレーと組み合わせる選手が固定化されてしまった印象です。
昨シーズンに大きく評価をあげたジェレミですが、実は評価をあげた割には主力になったのはプレーオフで、ドノバン・ミッチェル対応でラインナップを弄りまくり、その後がレナードにレブロンと続いた結果でした。それくらいマイク・マローンは相手に応じた使い分けをしていたのですが、どうも今シーズンは柔軟じゃなかったよね。
セカンドユニットを信用できていたという面もありますが、結局プレーオフでもリバースを長く使ってしまって、モンテ・モリスとのプレータイム調整に失敗していた感じだし、ゴードンをリラードやブッカーにあてるなら、ワンガードにしてジャマイカルを投入する手段もあったはずです。っていうか、昨シーズンのプレーオフがこれだったし。
対戦相手に応じた柔軟なラインナップが組めなかった
ガード陣が離脱しまくったこともあるし、複数ポジション対応型の選手が少なかったことも痛かったですが、トータルするとこれだよね。ジェレミだったり、MPJだったり、ハリスだったり、いろんな使い分けが出来ていた昨シーズンに比べると、どうしても固定化してしまっていた今シーズン。
マギーは獲得したけど、ヨキッチと同時起用できるセンターがいないことも含めて、考えないといけないことは多いよね。来シーズンはヨキッチとMPJが中心になる前提だと、MPJのポジションをスライドできることが理想。2番から4番までずらしていこう。そこにあったロールプレイヤーを加えたいわけだ。またもクレイグかよ!ってなってしまう切なさ。多くのチームでロスターの中にテレンス・マン、ブルース・ブラウン、ケンリッチ・ウィリアムスが欲しくなる理由だ。
なお、セカンドユニットといえばモンテ・モリスですが、これはオフの個人記事の楽しみに取っておこう。実際に書くかどうかはわからないけどね。
◎ロマンとMVPパワー
カンパッソ、リバース、MPJ、ゴードン、ヨキッチ
最終的にスターターになった5人。気が付いたら、ナゲッツを構成してきたドラフト指名選手達はヨキッチだけになっていました。MPJはドラフトされているけど、形が完成された後から加わった選手だからね。
ヨキッチ、マレー、ハリス、ビーズリー、エルナンゴメス、モリスなどを育てて強くなるのはロマンがありました。ローカルチームが作れる最高峰。他にもバンダービルドやクレイグもいるしな。そこにバートンやミルサップが加わって、他に加えたベテランは大体失敗して、毎シーズン成績を上げてきました。
ただ、今シーズンはハリスがいなくなり、マレーが欠場し、一気にナゲッツらしさは失われていった気もします。それでもシーズン後半に勝ち残り、ブレイザーズとのファーストラウンドを突破したのはMVPヨキッチの偉大なるパワーでした。
単に個人として素晴らしいのではなく、選手が変わってもナゲッツらしさを作ってしまうMVPパワーの偉大さを感じずにはいられないシーズンでした。人とボールが動くオフェンスは、攻撃パターンもシンプルなコンビプレーから、大きなサイドチェンジまで豊富。サイドチェンジはなくなってきたけどな。
プレーオフでもMPJに打たせるパターンやゴードンをPG的に振舞わせるなど、ヨキッチの万能性を使って多くの攻撃手段がありましたが、それが途切れた瞬間にサンズに一気に押し込まれた印象です。ヨキッチの存在で様々なパターンをもたらせるけど、それしかなかった空気感でした。
ネガティブにいえば「攻撃パターンが足りなかった」ですが、実はそうではなくて、純粋に選手個人が作り出す即興のパターンが足りなかった気がします。それは選手の気が合わなかった部分も含めて、かつてのナゲッツの特徴だった「誰がコートに出ていても連続するコンビプレー」は、いつの間にか
ヨキッチありきのコンビプレー
になっていました。もちろんモリスが絡むと内容は変わってきます(バートンは個人技だな)が、メインユニットは「準備されたプレー」でしかサンズに対抗できなかった気がします。ヨキッチがいなくてもハリス&プラムリーでオフボール構築していた頃が懐かしい。
◎前を向こう
でも、前を向くしかありません。ヨキッチがいれば新加入選手もナゲッツ仕様に変わっていくのはナゲッツの良さ。マレー、ヨキッチ、MPJで戦っていくことに変わりはありません。あとはここからどうしていくのか。
【残留】
ゴードン
バートン(プレイヤーオプション)
ジャマイカル(プレイヤーオプション)
カンパッソ
ナジ
ボルボル
PJドジアー(チームオプション)
モンテ・モリス
モリスが来シーズンから高くなるけど、9M程度の話。バートンとジャマイカルが残ったら、ベースとなる選手は変わりません。ドジアーがスターターレベルで活躍してくれるなら、そこまで心配するほどではない
【契約切れ】
ミルサップ
マギー
ハワード
リバース
最優先はインサイドのカバーです。そのうえでガードも加えたい。リバースじゃちょっとね。おすすめはニリキナ。ほどほどのサラリーでディフェンスの良いガード。伸び悩んでいるけどヨキッチと組めば、良い部分が出てきそうです。ニックスに居たらオフェンスでは個人技で行く必要があるから、ユーロ系の流れがあるチームに移籍した方が良い。
もっと良いのはブルース・ブラウン。次のバートンにもなれるので、とても便利そうだけど、こっちはムリ。ナゲッツが出すサラリーくらいならネッツはマッチするはず。バートンが残るなら、どうしても欲しいってわけじゃないし。逆に残らないならチャレンジしても良さげ。
で、センターだけど、いろんな選手を連れて来て試せばいいじゃん。逆にそこに指名権やらサラリーを使ったら負けって気がします。ジャレット・アレンはとれないでしょ。
でもミルサップは欲しい。ヨキッチを休ませるためにはインサイドのプレーメイカーは欠かせません。敢えて代役キャラを置かずに攻撃手段を大きく変更する方法もありますが、それでもバックアップは欲しいよね。でも、特に思いつかないし、ミルサップに戻ってきてもらうのかな。
今シーズン、ウルブズを見ていて初めて知ったけど、もしもバンダービルドがいれば全部解決するのが悲しい所。ヨキッチと並べるビッグマンにもなれるし、ミルサップにはなれないけど運動量ビッグマンなので、ガード陣に合わせるタイプにもなれる。ちょっと切ない。クレイグもバンダービルドもチームに必要な選手としてナゲッツが連れて来ていたことがスゴイ。
まぁ何がいいたいかというと、このチームは基本的にどんなロスターにしてもそこそこ機能します。だからこそ、より多くの若手を試していった方が面白そう。新たなクレイグが登場するかもしれないし、いなくなったバンダービルドを考えると残っているナジだってウイングで頭角を現わすかもしれない。
でも、優勝したいという思いはベテランに流れがち。マイク・マローンはベテランを使いたがるし。でも、来シーズンはどうせマレーがいないんだから、急ぐことなく、もう一歩チームを熟成させる時間にしてもいいんじゃないかと思います。だからニリキナとかブルースみたいな選手の方が良い。
「マレーがいないから埋めなければ」ではなく「マレーが戻ってきたも機能する人材」を探したいところです。それが前を向くって事だと思うのでした。
マレーのケガが非常に不運で残念でしたが、いなくなってからも勝っていたのが、ナゲッツのチームとしての強さを感じましたね。でも、サンズレベルまで強いチームだと、MPJが止められたことも含めて、ヨキッチの次の選手がいなかったですね。今年もマレーがいてのプレイオフ観たかったなー
おっしゃる通り、来シーズンは、若手どんどん試して、ナゲッツらしいプレーのできる選手(私レベルでは具体的に表現できないですが、リバースではない)を集めておきたいですね。若手たくさん試しても、ヨキッチとMPJで、ウエストのプレイオフ出れそうだから、ナゲッツは恐ろしい。
「ピンチはチャンス」なので、しっかりとMPJをエース化し、若手の戦術力を高めて欲しいです。
そんなことをしていてもプレーオフには出れる気がしますし。
主力を使いすぎるとろくなことにならないのはマイク・マローンも感じてきて雰囲気
そうなんですよね〜バンダービルド・クレイグ・ハリスが居れば全部解決するんですけど、フロントが放出しちゃうからな〜
その変含めて個人的に今のHC、GMの選手評価軸にかなり懐疑的なんですよね。
* ハリスクレイグの実質無料放出
* MPJ、バートンのPTの多さ
辺りが自分の感覚と全然合わなくて、特にハリスクレイグのディフェンス、カッティングが一切評価されて居なかった事が滅茶苦茶驚き。バートン、MPJが過剰評価されてる点も面白くない。
マギー獲得にも懐疑的で個人的にTDL前居たハーテンシュタインは嫌いじゃなかったんですよね。
特にオールスター前怪我人続出した時期に試していた
ハーティ / ドジアー / マレー / ジーク / チャンチャー
のセカンドユニットはMILを封殺してましたし、ドジアー / チャンチャ / ジークが先導してスイッチしてくれるのでディフェンスが凄くスムーズでした。
自分がHCならマレー離脱以降は
モリス / ドジアー / グリーン / AG / ヨキッチ
ジーク / MPJ / チャンチャー / ハリソン or カンパッソ
これで組んでたと思います。モリスかヨキッチは常に残す方針
こう見るとマレーが帰ってくれば意外と良いロスターが組めそうですが、誰入れたらいいんでしょうね
とりあえずガードのディフェンダーは必要そうで、候補としてはニリキナ、ダン、ハリソン。
特にニリキナはマンディフェンス出来てチームディフェンダーとしても優秀ですし、WCでは意外とゴベア使うの上手かった事もありDENにはハマりそうな予感がしますよね〜。ただ今年の3pt%は明らかに上ぶれてるのでオフェンス力の不確実さが若干不安。
後はクラークがずっと前から欲しいんですよね。ヨキッチの相方として本当に欲しい。ただジークと役割被りそう。どっちも好きだから辛い。
whynotさん的には
* ニリキナとダンの比較
* ジークナジの可能性
辺りどう思いますか?
ちなみにドラフトインタビューの傾向を見るに、DENフロントもガードのディフェンダーは欲しているっぽいのでダン獲得の可能性結構あると思ってます。ニリキナでギャンブルしなさそう。
ダンはディフェンスはあってもオフェンスを上手く構築できそうにないので、ニリキナを勧めます。ナゲッツのオフェンスってアメリカじゃ珍しい気がするので、それもダンよりニリキナってことです。あと単純にダンはトレードしないといけない。
ウイングは普通にナジを使いましょう。ここを合わせていかないと、延々と同じことを繰り返してしまいます。ナゲッツは若手を育てて勝てるようになったことを忘れずに、補強も若手中心にしないと、毎回ベテランがオフェンスを分からずにリタイアしてますし。