コーチ人事あれこれ21

軽くまとめです。

寝て起きたら、まだ午前1時。とっても困るのですが、スマホを見たらLINEが来ていたりして、なんだかニュースがいろいろありました。動き出してって感じですかな。

ウエストブルックのゴリ押しもあって続投と報じられていたスコット・ブルックスですが、契約合意に至らなかったとか。うーん、もちろん内容問題もあるのですが、ウィザーズファンはずっと同じバスケを見させられ続けてきたわけで、潮時だったのは間違いないよね。っていうか、内容で言えばもっと前にクビになっているはずだったし。

一旦は続投と言われながら「契約合意しなかった」という理由も気になるところです。そこにこそ真実がありそうなのですが、表に出ることはないんだろうな。

①ウエストブルックの件があったから、続投と報じさせておいて、スコット・ブルックスが絶対に合意しないようなサラリーを提示した

なんかありそうな話。エースに気を使ったGM。HC職の候補にベッキー・ハモンが挙がりまくるけど、本人に能力があるってのは間違いないけど、あまりにもほかの候補の名前がバラバラなのにハモンも加わるのが気になっていて、もちろん候補の1人なんだろうけど、それだけじゃなくて「黒人や女性も候補にするチームでっせ!」ってアピールしている匂いを感じていたりして。

各方面に気を使わないといけないのは実はアメリカらしい。日本とは全く違う気の使い方。この理由だとGMはクビにしたかったってことになるよ。どうなんだろ。

②ACの人選問題

普通に考えたら、これが最も大きな要因になってきそう。「HC続投だけどAC入れ替え」なんて報道だったので、人の良いブルックスは自分の配下のスタッフをとことん入れ替えられたら怒りそう。

ウィザーズはACがあまり目立たなかったこともあり、コーチングスタッフの意見はそこそこ一致して層であり、かといって異分子的な意見のACがいたらまとめられないかもね。わからんけど。

いずれにしても「どんなACを連れてこれるか」はHCの能力としても重要なので、逆にブルックスは関係なくAC連れて来るとか言われたら、破談になってもおかしくない。だからこれだと言って欲しい。

③補強策が合わない

続投報道があったからには来シーズンの編成の話し合いもしているはずで、意見の食い違いが大きすぎた可能性もあります。特にGMが若いオフェンスの選手ばかり連れてくるので現場と合わない。そして誰を放出するのかっていう意見も食い違っていたら話も進まない。

ウソか本当かポルジンギスのトレードだったり、ウエストブルックのトレードだったり、オフシーズンらしい飛ばし記事が出ているように、実はウエストブルックがトレード候補になっていたら、なおさらブルックスと揉めそう。というか、それで実質的に続投させないって可能性もあるよね。

ベルタンスの重用も本当にブルックスの意思だったのか疑問もあるし、まぁGMに問題が多かったチームでもあるので、このコンビが解消されないと前に進めなかったね。ブルックスが残ってGMがいなくなる選択肢もあったってことさ。

こちらはなかなか衝撃的。GMが連れてきたHCが1年でクビになりました。結果としてはマズかったけど、内容的には様々な課題はあれど、ザイオンのチームに変化させたわけで、過程としては成功した気もするのですが。評価はしていないよ。

そもそもペリカンズ自体も契約延長したアダムスを売りに出したがったりしているし、実は若手ばかりだし、ザイオンとイングラムがいるから「プレーオフに進めるはずだ」という面もあれば、若手が多い編成を考えれば「まだ修行段階」でした。だから結果を理由にクビってのは違うと思うんだよな。

ペリカンズの場合はプレーインを逃してから、かなり時間がたっているので、いろいろと熟考しての決断なのでしょう。次に全く違う方向性のHCを選ぶのかどうか注目されます。ダントーニ的な。ブズデリックもいたしなぁ。

次の候補がネッツのAC2人とバックスとレイカーズのACだそうです。ネッツでスーパースターだらけの中で頑張った経験を持つACか、それともカリスマ・キッドか。チャールズ・リーはなんだったっけ。

ザイオンは3年目で3人目のHCになるそうです。「お前はブッカーか」なんてツッコミをされていたので、プレーオフに出るまではかなり時間を要するのか。

HC職が空いたのは6チーム。下位チームの変更が少ない一方で中位がターゲットになっています。セルティックスは驚きでしたが、ペイサーズとペリカンズが1年でクビになったので、思ったよりも多くのチームが動いている感じですね。

現在のHC職が長いリストですが、24チームは3年以内にHCが交代しているとか。スポルストラは若い時から得た職をキープですが、タイラー・ジェンキンスもそうなるのか、優勝できなけれダメなのか。

この中で怪しいのがカーライル。なんでもチーム内のパワーバランスが動き始めたとか。詳しいことは知らない。

ソースはこれ。ドニー・ネルソンは力を失っており、マブスを離れることに。Haralabos VoulgarisというのがNBAの予想をしていたプロの元ギャンブラーでスポーツベットのことを想定している人選みたいな。それでドニー・ネルソンが力を失うとか謎。

ってことでポルジンギス問題もあるけど、HCも含めてマブスは内部でいろいろと動きがある様子。どうなってもドンチッチを失うことはしないだろうけど、逆に言えばそれ以外は全て失うことも想定しているかもね。

最後はこれ。ピストンズは動きが早く、早々にAC3人追加しました。ジェローム・アレンはセルティックスのHC職は手に入れられなかった様子で、早くも次の職を決めました。

一番の注目はレックス・カラミアン。ラプターズ時代にHCとACだったケーシーのところに戻ってきました。HC職が空いているチームがある中で、カラミアンも候補になり得る人材ですが、それよりも早々にACになることを決めたわけです。勇気ある決断。

クリッパーズとキングスを渡り歩き、結局は「ケーシーって良い上司だったな」になったんでしょうね。ラプターズ時代はどっちがHCなのかわからないくらいに、タイムアウト中のハドルでカラミアンが指示していましたが、ケーシーは担当ACに全振りしている印象だし、カラミアンのプレーを読む能力は高いので、細かい指示をだしてOKな上司が最も自分の力を発揮できるってことだな。

ピストンズは「ブルース・ブラウンの対価がない」ってことでGM批判していますが、このトレード以外は若手に振り直し、それも3&Dのベイとペリメーターも守れそうなスチュワートを連れて来ているので、あとは主役のヘイズが成長するかと、今年のドラフトでエース候補を取るって感じかな。だから、チーム作りとしてはちゃんと前に進んでいる。

そして若手たちがディフェンスで複数の役割を出来そうなので、カラミアンの出番は増えそう。それこそどうやってデュラントを止めるのかを、1試合ずつ、ワンプレーずつ反省して、さまざまなアプローチをするかもね。

ってことで、たまにはピストンズを誉めておこうの回でした。なんにせよ動きが早いってのは自分たちの方向性が決まっていて、必要なものが何かも理解しているって事だ。

コーチ人事あれこれ21” への6件のフィードバック

  1. ジェンキンスはまだまだやってくれそうです!ファンとしても、最低でもモラントがいなくなるまで、やって欲しい!!
    まぁ「こいつじゃ優勝できないじゃん!クビ!」ってなること心配する前に、今の戦力ではそこまでいけそうにないですし(笑)

    1. グリズリーズはフロントが適切な補強もしてますし、それが逆にギャンブルにもいかないので、しばらくはジェンキンスでチーム力向上かな。

    1. よく知りませんが否定すると女性に怒られそうなので。

      それはウソですが、サマーリーグで良いチームを作り、それが最近の若手たちのベースになっているとスパーズファンから聞きました。その内容はかなり納得だったりします。

  2. お疲れ様です。
    ドニーだけでなくカーライルもいなくなってしまいましたね。
    マブスかカーライルと別れる(むしろカーライルがフッた?)選択肢をとったことは理解できるのですが、漏れてくる話があまりにキナ臭くてなんだかなあって感じです。
    優勝した後のキューバンの感じは、結構、好感持ててたんですけどね…
    ただ、HCの交代って成績向上が求められるかとおもうのですが、カーライルは優勝は無理そうでも、限られた中でかなり上手くやっていたと思うので、単なるHC交代だけではかなりの確率で成績悪化する気がします。西だとプレーオフも怪しくないか?
    前のさようならの記事にもあった通り、今こそ焦って補強ではなく、長期的な視点が必要なんでしょうけど、この交代劇を経て、ファンだけでなく、ドンチッチや球団自身も刹那的にしか判断できなくなりそうな匂いがプンプンします。
    杞憂だといいんですけどねー。

    1. うーん、そうなんですよね。
      『変革』のHC交代だと認識しなければ、後任のタスクは難しすぎて苦しいですね。かといって勝つために楽なドンチッチに託すなら意味ないですし。

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