キングスvsサンダー

2021/5/11

ヒートとセルツの1Qをみて、サンズとウォリアーズの4Qをみて、レイカーズとニックスのオーバータイムをみて、何故かどうでもよい試合を書く変な趣味の管理人。今回は「さようならサンダー」ですが、実質的には「さようならキングス」でもあります。あとはスパーズ次第。

とはいえ、正直、語ることな何もない。特にサンダーは再建スタートということで、選手の入替を積極的に行った上、活躍した選手ほど他のチームに売る可能性も高くなるので、語ったところで意味はないのです。じゃあみなくていいじゃん。って話ですが、最後に1試合見ておこう。

キングスは語ることはある。一番はフォックスが「ルーク・ウォルトンは信頼できるHCだから来シーズンも一緒にやりたいよ」と発言したこと。バスケット・カウントのミス記事であることを信じたい内容ですが、エースがそういうならオーナーだって5年契約の3年目を選ぶでしょ。

ちなみに、あまり興味がないので1.5倍速でみています。ハリバートンもフォックスもバーンズもいないいんだもん。試合開始45秒でサンダーがチャレンジするファンキーな立ち上がりだったことだけ触れておきます。

◎ヒールド問題

今シーズンのキングスはボグダノビッチのトレードで幕を開けました。大問題のトレードはキングスのフロントが更に信用を失う結果となったわけです。しかし、ボグダノビッチの穴はハリバートンで十分すぎるほど埋まりました。個人の得点力はボグダノビッチが上でも、トータルではハリバートンで良かった。

ハリバートンの存在は単に良い選手が加わったのではなく、チームメイトの能力を引き出してくれる選手が増えたことになり、トレードデッドライン後はいろんな選手が活躍できるチームになっていきました。この点は後ほど。

ルーク・ウォルトンの戦術不足なオフェンスにも関わらず、ハリバートンの存在だけで連携が生まれていくキングス。チームを変化させるルーキーは大きかったのですが、それでも昨シーズンから続くヒールド問題は解決しませんでした。ハンドラーをすることは減ったけど、かといって稀代のシューティング能力を活かされはしなかった。

〇ヒールドの3P
18-19シーズン 42.7%
19-20シーズン 39.4%
20-21シーズン 39.4%

〇得点と3Pアテンプト数
18-19シーズン 20.7点  7.9本
19-20シーズン 19.2点  9.6本
20-21シーズン 16.7点 10.2本

2年前は本当にクレイ・トンプソンに追いつく勢いだったのに、ただ3Pを打っているだけの選手になり下がり、平均得点は下落していきました。本日もバリバリのプルアップ3Pを打って決めていますが、ディフェンスからするとボールを持った時のヒールドを1on1で守ればよいだけで怖くない。10.2本のアテンプトがあって17点しかとっていない選手って価値あるのかな?

2年前はチームでスペースを作って、オフボールで動いたヒールドにパスが出てくるので、ボールを持っていなくてもクレイ・トンプソン的な怖さがありました。だから20点を超えていたし、それはビエリッツァなんかの活躍にも繋がっていました。

こういうのって単なるスタッツだけではわからない部分かもしれません。ちなみに逆にヒールドがスポットシューターに徹していれば、話が変わってくるのですが、それにしてはサラリーが高すぎる。

HCがルーク・ウォルトンになってから、ヒールドを活用する仕組みがなくなりました。元ウォリアーズのACなのにさ。一方でハリバートンの加入もあって、ガードとセンターでプレーを構築し、ウイングはスポット役になる形は強まったと言えます。

バーンズはオフボールでのカッティングや3Pで活躍しているときがチームオフェンスとして最適で、ウイングから個人で仕掛ける武器も持っている的な選手です。ウォリアーズ時代っぽいんだけどね。こちらもサラリーも上がったし、それだけでは満足できなくなったよ。

ってことで、ウイングがスクリーンを使って動き回り、シュートチャンスを得ていくオフボールオフェンスが適したヒールドとバーンズを抱えながら、実際にはフォックス中心にセンターラインで組み立てて、ウイングにはスポット役が適した形に中途半端に移行していっています。

そんでもってウイングがオフボールで動き回るヒートで出番のなかったハークレスが、キングスに来たら存在感を発揮しており、このチームに必要なピースとして当てはまりました。マジでヒールドかバーンズをトレードしたい。個人能力ではなくチーム方針の違いです。

◎ホルムズ

質問箱に「バグリーってもうダメですか」がきてビックリしましたが、バグリーの必要性が薄くなっているのは、本人の成長不足だけでなく、ガードとセンターでの組合せが大事になってきた中でセンターとしては弱いバグリーでは意味がなくなってきたからです。ビエリッツァもいなくなったでしょ。

【ウイングが流動的にポジションチェンジ】
ヒールド、バーンズ、ビエリッツァ、バグリー

はい。わかりやすく要不要が微妙になった軍団です。でも、それは今シーズンになってハッキリしてきた傾向なのですが、ハリバートンの獲得だけでなく、センター陣が活躍していることも関係してそうです。

キングスのオフの重要項目が「ホルムズとの再契約」になっていますが、こんなにショートレンジが上手い選手だとは思いませんでした。今シーズンは特に特徴を発揮できた気がします。

〇ホルムズ
14.4点
FG64%
8.4リバウンド
1.6ブロック

もっとも驚くべきことは、ホルムスが出場していれば29勝31敗なこと。最近はフォックスとハリバートンがいないのにね。戦術的重要性はハンドラーがいなくても高まってきました。なんなら、ホルムズじゃなくてスター選手に交換したいくらいのポジションではありますが、サラリーなんかも考えるとホルムズがベストな選択な気もします。

しかし、昨シーズンから活躍はしており、戦術的重要性が高まった理由は、シーズン当初はバグリーがバックアップセンターも務めていたところにケガもあって、ホワイトサイドがメインとなり、さらにそこからメトゥやダミアン・ジョーンズも加わったことが大きい気がします。

試合は2Q中盤となり、解説席に呼ばれたハリバートンが「Mr.エフィシエンシー」と紹介されていますが、ハンドラーが強くなったことで、センターとのかみ合わせが重要になったのさ。ヒールドのパス酷いな。

このハンドラーにもデロン・ライトとテレンス・デイビスを加えており、カイル・ガイもやっとプレータイムを得始めたところなので、人数オーバーな気もしますが、いずれにしてもセンターの重要性がさらに高まりそうな来シーズンです。

それにしてもメトゥがホルムズと並んでスターターなのは、なんか違和感もあります。本当に信用してよい選手なのか微妙ですが、キングスでは珍しく、這い上がってきた選手をローテに加えられたので、そこはポジティブに見ないとね。

バグリー、バーンズ、ヒールドを売ってチームを改革する勇気があるかどうか。サンズはそれを実行して成功しているのも事実だし、サンダーみたいに次々に這い上がり系統を作っていくチームもあるし。

そんなことを書いていると、14点リードを持っていたサンダーが控え選手を使いまくり、ヒールドとテレンス・デイビスのプルアップ3Pでワンポゼッション差まで追い上げています。試合を観ていると売るのが惜しくなるわけですが、それはトレードで連れてくる選手が活躍する自信がないからかもしれません。

ボグダノビッチのトレード失敗があるからフロントは慎重にならざる得ないかも。かといってHCが変わらないなら、やっぱり勇気をもって改革すべきだと思うけどね。

◎完璧なサンダー

前半は3P8本しか打たず(6本成功)、FG62%で65点を奪ったサンダー。SGAもドルトもマラドンもタイ・ジェロームもいなくて、ポクがSG登録、ケンリッチがPG登録で戦っているのに、65点も取っています。

その内訳も二桁得点はケンリッチ12点、ベイズリー11点、ブラッドリー10点の3人だけで、出場した10人中9人が得点しています。キングスが「役割分担したうえで整理したほうが良い」のに対して、サンダーはまさに「誰もが何でもやる」スタイルで見事にバランスをとっています。

そしてここから後半は41点しか奪わず、予定通り負けています。なんだこの完璧すぎる流れは。もはやわざとミスしている気がしてくるんだけどね。

サンダーがスゴイのは予定通りの負けに持って行くのに、選手個人は成長していくことです。どうも後半はベイズリーとポクにターゲットを絞っているのか、ハンドラーアタックが目立ちます。

通常はSGAやマラドンがいるので、ベイズリーはオフボールでの動きでディフェンスを動かし、フィニッシュに絡むのが仕事ですが、後半になってからボールをもって仕掛けるシーンが増え、プルアップ3Pは決まらず、キックアウトは出す前に囲まれ、レイアップは決めきれません。

ちょうどヒールドのドライブキックアウトを受け、エクストラパスを通したり、ドライブダンクを決めたりしているハークレスがいるので、ベイズリーのプレーは「間違い」なのですが、長い目で見たら、こういう経験も重要って気がしてきます。勝つことを諦めているからこそ、伸ばしたい要素もあるって感じ。

シーズン後半のサンダーで最大の驚きはドルトがハイスコアを連発してことですが、そもそもフルメンバーの時にドルトがそんなプレーをする必要すらないんだよね。でもフルメンバーじゃなければ、自分でアタックする機会を増やしている。

当たり前に聞こえそうですが、極端に言えば「普段はインサイドでファイトするセンターなのに、ガードがいないからPGやって3P決めまくる」ってことなわけで、そこまで劇的じゃなくても普通はコーナー3P担当がハンドラーアタックなんてしません。

そういう中で燃える選手を集めているし、ディベロップメントに注力しているし、みんな何でもやるハードワーカー。よくやるぜプレスティ&ダグノート。

ベイズリーはもっと頑張りましょう。

まぁ今日はそれくらいでいいか。3Qの間にきちんと20点ビハインドに持って行きました。なお、オフェンスよりもディフェンスがふざけているとしか思えず、ワンパスに2人が反応して追いかけ、簡単にワイドオープンを作っていました。酷すぎるけど、わざとだろ。

◎おしまい

試合展開関係なくなっていますが、一応、試合を観ながらだからこそ書きやすいので、それはそれで。そういえばヒールドも2年前に比べればハンドリングよくなったきもするね。全てが無駄ってことはない。

全てはドラフト待ちのサンダーはおいといて、キングスはかなり形が見えているようでいて、どうも固まり切らない感が否めません。やっぱりPGとセンターの役割が固まっていると、チームオフェンスになりやすいのかな。サンダーもホーフォードさえいれば、きれいなムーブするし。

一応10位まで2.5ゲーム差で望みは残っているキングスですが、プレーインに進んでもフォックスいないんじゃ意味ないかなー、みたいな空気を出していたので、今シーズンはこれで終わりのはずです。

キングスvsサンダー” への1件のフィードバック

  1. この時期なのに対戦相手の関係で謎に積み上がるサンダー記事に笑いました。
    酷すぎるけどわざとだろに尽きると思うのですが、最近ダクノートHCの選手への接し方がパッションに溢れていて、一体どういう風にこの二律背反を成立させているのか興味がでてきました。
    ヒールドはOU出身抜きでも個人的に好きな選手なので、フィットするチームに行ってくれればなあと思います。

ロイディ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA