バックスvsクリッパーズ

2021/2/28

バックスは前のペリカンズ戦で休んでいたDJオーガスティンが戻ってきました。ホリデーも戻ってきたけどベンチスタートです。これでイースト首位を目指した追い上げ体制にはいれるのかな。今シーズンはウエストに勝てていないので、今日はホームだし、倒しておきたいぜ。

◎バックス対策

クリッパーズのオフェンスはイバカが加わったことでストレッチ5を使えるようになりました。そしてバックスの弱点はピック&ロールからビッグマンがイージーに3Pを打てること。この試合も狙い通りにイバカがアウトサイドでフリーになっていきます。

加えてちょっと面白かったのは、ヤニスにマークされたポール・ジョージがスクリーンを使ってプルアップ3Pを打ったこと。ヤニスの体格でスクリナーをかわすのは難しく、これだと確かに3P打ちやすいかも。まぁヤニス相手に決める勇気を持っている選手だけが使える手段です。ってことで3P連発がクリッパーズの立ち上がりになりました。

また、ヤニスは基本的にレナード担当ですが、そのレナードはオフェンスに参加せずコーナーに立っているプレーコールが結構ありました。つまりは逆アイソレーション。レナードのディフェンス対策として有名になった形をレナードがやっているとはね。

そんな感じで強引さよりもバックスの弱点利用で始まったから悪くない感じなのですが、アウトサイドの確率が悪かったクリッパーズ。イバカも中途半端なプレーしているしね。逆アイソを嫌がったバックスがオフボールでマークを受け渡すゾーン気味のマンツ―に変更したこともあって、ある程度のバックス対策をしていった後で通常営業のレナードアタックに戻っていきましたとさ。

それでもインサイドにぶ厚いバックスディフェンスに対しては、ドライブキックアウトが増えていきます。スムーズにパスが出てくるのはクリッパーズの良い部分ですが、バックスのカバーが間に合うことが多く、3Pがタフになったり、打ち切れずにドリブルしてのミドルになったり。なお、ミドルは決まるぜ。

そんなわけで1Qのクリッパーズオフェンスは悪くなかったと思うのですが、どうもフィニッシュがね。23点しか取れず4点ビハインドで終わります。FG39%ですが、レナードとポール・ジョージは決めたけど、パスアウトするとシュートが決まらなかったよ。

◎ヤニス・ヤニス・ヤニス

1Qはバックスも似たようなオフェンスになり、パスアウト3Pが増えていきましたが、クリッパーズと違ったのはディフェンスが間に合わない形も多かったこと。5本の3Pでアドバンテージを得ましたが、2Pは5/10だったので、そこそこ。

これが2Qになるとクリッパーズディフェンスが対応してきて、簡単には3Pを打てなくなります。基本はヤニスとミドルトンの個人技から始まるので、オーバーヘルプしなければ簡単にはオープンの選手は生まれないよね。

こんな時に「3P待ち」の選手が多いことがバックスの悩みなわけですが、コーナーにいたディヴィチェンゾがカッティングレイアップを決めれば、ヤニス、ブルック、ポーティスを並べるラインナップなので、ポーティスもゴール下に詰めてきます。

そんな前振りが効くとヤニスへの対応が遅れ、ハンマーダンク!
続いてプルアップ3P!
いつになく個人技始動が機能していきました。こんなにうまくいくと続けたくなるよね。続けすぎなんだけどね。

面白かったのは3ビッグの次はヤニスとブルックを残して、オーガスティン、ホリデー、ディヴィチェンゾの3ガードにしたこと。PGいなくて困っていたのに、ケガ人が戻ってきたら3人並べるんだもん。

これはブーデンフォルツァーが必死に「変化をつけよう」としているのか。それとも「良い選手を並べればOK」という単調な発想なのか。どちらかはわかりませんが、ヤニスの個人技アタックばかりではあるけど、カッティングが混ざるし、パスアウト3Pも決まるしでバックスのリードが9点になったところで、クリッパーズがタイムアウトです。

タイムアウトあけで対策さてもヤニス・ヤニス・ヤニス。ホリデーは何のために戻ってきたんだろうってくらいにヤニス連発。ってことでポール・ジョージとレナードが取り返して4点差になったところでヤニスはベンチへ。何してんだか。。。

ホリデーも下がったので今度はミドルトン連発かと思いきや、オーガスティンがゲームメイクしはじめ、カナートンのドライブで取り返し、ミドルトンからポーティスの速攻、オーガスティンのスローインからポーティスがファールドローとヤニス後はバランスよく攻めていきました。

ミドルトンとポーティスはディフェンスでもレナード相手に奮闘し、リバウンドをしっかりキープしたので、ヤニス抜きでも互角の展開となったのでした。前半は53-48とバックスの5点リード。

◎局地戦

後半のバックスはオーガスティンのゲームメイクから初めて、悪くなさそうに見えるものの、ブルックをスクリーンに呼んでも、ヤニスがトップ近辺にうろちょろしているからスペースが狭く、プレーに拡張性がありません。こういう時にエンドラインにいてくれれば、アリウープパスの選択肢も残せて効果的なのにね。

そんなわけで、やっぱりヤニスアタックになりますが、今度はトップではなくローポストからステップでかわしてゴール下。武器は増えているからエンドラインでもいろいろ出来るのにね。素晴らしいプレーをするからこそ、勿体ない感じがしてしまうヤニスの使い方です。

しかし、今度はミドルトン。ポール・ジョージとレナードの間を抜けてべバリーのファールをもらいながら&ワン。すると次のプレーはヤニスがミドルトンに渡すフェイクからドライブダンクを決めて二桁リードになります。結局は個人技主体だから、この2人が絡んでのオフェンスが最も効果的なのかもね。

さて、クリッパーズに起きているのはオフェンスよりもディフェンスの問題で、まさかの強力3ディフェンダーから点を取られてしまっています。ヤニスはともかくミドルトンに振り回され気味なのが苦しい。ディフェンスが崩されるのでオフェンスにもリズムが生まれません。これだとべバリーじゃなくてレジー・ジャクソンを起用したほうがいいよね。

べバリー→ルーになったクリッパーズは、ポール・ジョージのドライブからイバカの3P、レナードのファールドロー、そしてイバカのフローターで逆転します。あれっ?あっという間じゃん。理由はヤニスを止めたからになるのですが、ミドルトンがベンチに下がり、ヤニスのマークがイバカになったことでインサイドを塞ぐのが成功しました。結局、ヤニスを止めるのはセンターが最適なんだよね。

総合的なディフェンス力よりも局地戦のディフェンス力が重要になるバックス相手に苦しんでいるクリッパーズですが、局地戦をいろんな形で展開できるディフェンス担当を揃えているよね。

そして戻ってきたミドルトンに対してレナードがスピンムーブでダンク。レナードのスクリーンを使ったルーが3Pを決めて81-77と逆転して3Qが終ります。クリッパーズからするとディフェンスはなんとかなりそうな空気なので、あとはオフェンスで決めきるだけかな。

◎エース勝負

そのオフェンスでミスが出てスティールからディヴィチェンゾのダンクが決まって始まる4Q。それでもポール・ジョージのミドルにモリスのコーナー3Pが決まれば、ヤニスのアタックをゴール下で止めてよい感じのスタートになったのはクリッパーズ。

でも、ここからヤニスをズバッツが止めるけど、ポール・ジョージはヤニスに止められて、少し膠着状態になります。ズバッツのダンクもヤニスがブロック!

インサイドアタックは止められるも、パスアウトが決まったので、残り7分半でモリスのコーナー3Pで93-87と6点差。バックスは3Pを連続で外し、クリッパーズはゴール下を外していきます。

イバカに困るヤニスですが、ドライブが止められた後にルーズボールになってからコーナーで3Pを決めると、イバカが立ちはだかる中で強引にダンクに飛んでファールドローします。モンスターなファールドローだ。そしてハイポストからスピードレイアップで追い上げていきます。

対してレナードはポストアップでvsホリデー。フィジカルな対応に困るものの、逆サイドコーナーのモリスにキックアウトして3P、さらにマークがカナートンになったらシンプルミドルで突き放しに行きます。

お互いにディフェンスが激しくなり、ファールコールが増えていきました。インサイドアタックを止めたい両チームらしさかな。すると次第にレフリーコールも甘めになって、コートに倒れる選手が増えてきます。

そんな中でローポストでヤニスvsべバリーになると、激しくコンタクトするけどノーコール。そしてミドルトンからロブパスが通ってヤニスのダンク&ワンで残り2分半100-99と1点差になります。

タイムアウトからクリッパーズはレナードのポストアップを選択しますが、これをヤニスが後ろからブロック。対してクリッパーズディフェンスもヤニスへのパスをカットするべく、フルフロントで守るのですが、ここでもミドルトンがスローインをロブパスで裏に通し、ヤニスがファールをもらい、バックスが逆転します。

ドライブで抜け出したポール・ジョージですが、ホリデーがヘルプに飛んできてシュートミス。ヤニス相手にステップバック3Pに行ったレナードもミス、そしてポール・ジョージの3Pも決まらず点が取れないクリッパーズ。その間、バックスも全てシュートミスで1点リードのまま残り24秒に。

止めないといけないクリッパーズはヤニスにレナードをつけますが、抜け出したホリデーがシュートを打たずにパスアウト、そこから連続パスで繋ぐとフリーになっていたヤニスがドライブダンクをぶち込み、バックスが勝利を掴んだのでした。

4Qのクリッパーズはモリスがコーナーから3本の3Pを決めて9点wの奪うも、チームとしては19点に留まりました。例によってエースが止まったパターンです。

〇4QのFG
レナード FG2/6
ポール・ジョージ FG1/9

まぁさすがにこうなっちゃうとどうしようもないね。パスアウトは決めていたわけだし、エースが押し込んでくれないと勝ち切れないのがクリッパーズなわけだし。

〇4Qのバックス
ミドルトン FG0/3 5アシスト

ヤニス 17点 FG6/9 3ブロック

一方でシュートは決まらなかったけど5アシストのミドルトンに、攻守に躍動したヤニスで勝ち切ったバックス。共にエース主導のチームでしたが、明らかにバックスのエースコンビが上回った事で手に入れた勝利でした。

バックスは5連勝→5連敗→5連勝とアップダウンを繰り返していますが、ここ5試合はウエスト相手の勝利なので、これでぐーんと気分も良くなりそう。いつの間にかディフェンスレーティングも10位まで上がってきたので、チームは良い雰囲気なのかな。

ホリデーがケガ明けでベンチスタートでしたが、この形の方が柔軟性がありそうです。攻守に困ったらホリデーを起用していくかもしれません。プレータイム制限もあるでしょうから、しばらくはオーガスティンに任せて、必要な場面でのみ働いてもらうのかな。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA