セルティックスvsレイカーズ

2021/1/30

ケンバがケガで開幕からいなかった後、復帰したときにはテイタムがいなかったので、スターターをツービッグにしていたセルティックス。本日は全員が揃ったので、タイスのワンビッグを選択しました。

レイカーズのスターターはガソルとADが並びます。ガソルは1Qと3Qの開始しか出てこないことも多いので、試合全体のローテを考えたらセルツはツービッグの方が良かったはずなのですが、どういうロジックなのか難しいですね。

◎タイス

サイズで劣るセルツがインサイドを全体で意識したディフェンスを展開します。ツービッグという選択肢があるだけで、セルツ本来の形はスモールなので守り方にも慣れています。早い収縮でカバーするのはもちろん、ADにはダブルチームも行う。また、ブラウンやスマートはインサイドへのパスをカットしてしまいます。この2人がいることで単なる1on1ではない守り方になる。

そんなセルツのディフェンスに対して、レイカーズはレブロンが見事なバックドアカットを見せます。あの巨体でスマートの裏を鮮やかにスピードで抜け切ったのは凄いぜ。さらにKCPもバックドアカット。ビッグマン警戒の逆を取るプレーを連発していきます。

5分半が経過したところで、ロバート・ウィリアムスを投入し、ツービッグにしたセルツ。結局ここで選択するのか。これでインサイドヘルプをしなくても高さに問題がないので、ペリメーター側のディフェンスが良くなります。バックドアされない。まぁADにはやられるけどさ。

この交代から面白かったのはオフェンス。異常にタイスを経由するようになります。そのタイスが3Pを2本決め、ダイブしてのショートレンジも決める。ギブ&ゴーを促す形からシュート力で得点していくので、良い感じのオフェンスになってきます。ワンビッグのときはギブ&ゴーじゃないからな。

レイカーズはレブロン→ホートン・タッカー。あれ?ここってそんな感じじゃなかったよね。レギュラーなのかセルツ対策なのかわかりませんが、手が長くて個人を守れる選手なので、ドライブの多いセルツ相手には向いています。個人アタックは止めていたけどって感じの1Qになりました。

レイカーズもオフェンスでホートン・タッカーのゴール下、クズマの3PでADのポストアップと共に得点していったので、お互いに良い感じとなりました。28-24とレイカーズが4点リード。ADが高さを生かして12点の上に、序盤の鮮やかさなバックドアカットの分だけリードを得たね。

◎テイタムとレブロン

セカンドユニットはテイタムの個人技に託すのが定例のセルツ。レイカーズはカルーソにマークさせます。ホートン・タッカーやクズマの方が止めてくれそうなのですが、カルーソになっていることでスクリーン後やオフボールでのポジショニングが良いから、テイタムだけを止めるには向いているっぽいです。

カルーソが抜かれてもそこにはカバーが。しかし、テイタムはハレルを吹っ飛ばしてのゴール下を決めれば、ポストアップでカルーソとの高さの差を使って得点していきます。

一方で呼応するかのようにレイカーズもレブロンの個人技中心になります。軽やかなドライブと2人が寄ってきたら即パスを出すレブロンが上回っていくのはわかりやすい。パスを受けたホートン・タッカーからハレルへの合わせという2段階の連係プレーが鮮やかに機能するので二桁リードに。

セルツはブラウンを戻し、ケンバも含めて3エースに戻します。するとブラウンが連続アタックで取り返し、オフェンスリバウンドからも押し込んでくれます。守ってもケンバとテイタムがレブロンを止めます。ファールコールされないことに怒っているレブロン。

そしてテイタムがステップバック3Pであっという間に3点差に。ブラウン戻してから一気に得点になりました。ちょっと上手くいきすぎなくらい上手くいったところでケンバを休ませ、再びロバートとタイスのツービッグにします。AD警戒。レイカーズもガソルを出してきます。

そのロバートがシュルーダーのミドルをブロック。続いてADのゴール下もブロック。最終的にはADがファールドローになったけど、がっつりと高さで戦います。

そしてブラウンの3Pで追い付いたセルツ。ADにはフェイダウェイを決められて困るけど、ブラウンのアシストからロバートのゴール下も生まれるし良い感じ。

しかし前半ラストディフェンスでレブロン担当にオジェレイを出すも、レブロンがドライブ&ワンを決めたのでレイカーズが52-49と3点リードで終わらせます。

◎鮮やかだけど

ちなみに前半のレイカーズはワンビッグにしたのが、2Q序盤だけだったのでセルツのローテは特に問題ありませんでした。AD1人にしかなったのはヴォーゲルの工夫なのかな。そうなると4Q後半にどうするかに注目ですが、セルツのローテは楽になったのでした。

後半開始からセルツがブラウンのポスト起点にしてのパスアウトが増えます。違うパターンが混ざってきているので捉えにくそうで良い感じ。テイタムのドライブに対してタイスがスクリーンでガソルもADも止めてコースを空けてあげるし、役立ちタイス。

今度はスマートがドライブからガソルを引き出すと、そのままアウトサイドに出てきてアイソ。このアイソに注目が集まったところで、逆サイドからブラウンがカッティングしてきます。超鮮やかなオフェンスを繰り返すセルツ。テイタムがいない時期にブラウン中心になったことで、進化しているのかも。

ただ、鮮やかさに対してリードになりません。レイカーズ側はインサイドで粘っての泥臭い得点で繋いでいく。ADが難しいフェイダウェイを決めるし、これといって目立ったプレーのないレイカーズが、レブロンのフェイダウェイ3Pでリードをキープします。

そろそろケンバに活躍して欲しいけど、決まらない。タイスが見事なプットバックダンクで救ってくれ、ブラウンのドライブからロバートのダンクも決まって、ちょっとずつビッグマンの攻防でも負けない感じになってきたところで、ケンバと交代したティーグのスティール速攻でセルツが逆転。レイカーズがタイムアウトです。

どうもタフショットが多くなるレイカーズ。レブロンからADへのバックビハインドが意図が合わず、カウンターにされてしまうし、レブロンからハレルへのパスもミス。走り出したセルツ。ハーフコートでもADを引き出しておいての3Pが外れるも、ロバートがリバウンドを押し込みます。

最後になんとかレブロンがファールドローしたので78-71と7点差で3Qが終わります。前半の時点でレイカーズ側がパターン不足になりそうな匂いはしていましたが、ギリギリで踏ん張っていた3Q中盤。それが終盤になって一気にミスとなって逆転されてしまったのでした。

◎決め手が足りない

レブロンのポストアップからクズマがムービングしての3Pで始まる4Q。さらにテイタムからハレルがスティールし、レブロンがファールドロー。開始直後のプレーで追い上げるのは大きいね。

レイカーズはレブロンをトップにはおかず、ホートン・タッカーからオフェンスを始めます。パスが来ないことに怒るレブロンってシーンもありましたが、レブロンとADに偏り過ぎていたので、良い判断だし、ホートン・タッカーのドライブも決まってセルツ側は守りにくそうになります。

さらにディフェンスでもクズマがテイタムとティーグを止め、速攻からハレルのゴール下。ここでブロックにきたスマートが着地時に足を痛めてしまいロッカーに下がります。苦しくなってしまったセルツ。

何はともあれレイカーズが追いついたのですが、ホートン・タッカーはリバウンド争いで手首を痛めてしまいます。まぁ交代の時間だし問題ないか。ADが出てくるとファーストプレーでブラウンとの接触で下腹部にダメージをくらってダウン。まぁ大丈夫か。

残り6分、スマートのいないセルツはタイスとロバートを並べ、レイカーズはADとハレルのまま行きます。お互いにビッグマンを2人残したことで、全体の運動量が下がっており、足が止まるシーンが多い。

レブロンがセカンドチャンスで3Pをヒット。さらにタイスとのアイソになってジャブステップを踏みまくってから3P。これでレイカーズが6点リード。セルツはゾーンで外から打たせることを狙っているようにも見えます。

ブラウンがドライブで返すも、テイタムがインサイドに出したパスには誰も反応せず、スティール速攻を食らってしまいます。ここでタイス→オジェレイ。足を動かさないと勝てそうにないぞ。

しかし、ケンバは決まらない。ハレル相手にスピードで振り切れずブロックを食らってしまいます。それでもADから動きが消えたのでレイカーズも決まらず。

テイタムは難しいフローターをねじ込み、ブラウンはトランジションでレブロンにぶつかってファールドロー。ファールには見えないけどね。しかし、ここでやっと行けたシュルーダーがタイスから&ワン。残り1分半でレイカーズのリードが7点に。

決めれば一気に勝ちが近づくオフェンスでレイカーズはADが1on1ミドルをミス。レブロンは3Pを外し、さらにブラウン相手の1on1でハンドルミス。試合は決まらず。

テイタムはコーナーからAD相手のアイソでドライブからフェイダウェイミドルを決め、さらにドライブフローターで1点差にします。残り32秒。この試合は鳴りを潜めていたテイタムの個人技が終盤になっても残っていました。

レイカーズはレブロンではなく、オジェレイ相手のADを選択。なかなか仕掛けなかったADは溜め過ぎたので、横からケンバがスティールに成功。もうスタミナ残っていなかった感じのAD。

このスティールでブラウンがいち早く前を走りますが、ケンバのパスが少しずれた上に、カルーソが上手くカバーして、そのまま速攻にはならず。それでもブラウンからケンバに戻ってきて、フリーのミドルを打ちますが決まらず。

終盤に大きな問題のあったレイカーズでしたが、決め手を欠いたケンバで勝利を得たのでした。考えようによってはADが時間を使ったから、セルツにオフェンスの時間が残らなかったともいえます。

〇ケンバ
4点
FG1/12

終盤にスマートを欠いた上、ケンバがこれで1点差の負けなのだから、セルツとしては気にする必要もないでしょう。サードオプションが機能していないのは大問題ですが、開幕直後のテイタムの個人技マックスな空気は薄くなり、プレーシェアは進んでいます。

あとトリスタンを重視していた頃はタイスが活躍しなかったけど、序列が完全に覆ってタイス中心のローテで成功している感じかな。

〇シュルーダー
12点
FG3/8
7アシスト

一方でレイカーズもサードオプション不足で単調になってしまった印象です。7アシストしているので、ここ数試合よりは良いのですが、アシストってほぼADが決めてくれただけのような気も。

昨シーズンのレイカーズは、ベンチからロンドが登場するのでレブロンとAD中心のプレーが多過ぎても変化をつけられました。しかし、シュルーダーはスターターなので、このパターン不足に陥る可能性が増してしまった。そこでホートン・タッカーを起用したのだと思います。ここでは効果は出たけど、シュートタッチが悪いので、なんともね。本当はシュルーダーをベンチに持ってきたい。

互角の試合ではありましたが、セルツ側は改善基調にあって、この状態。レイカーズ側はバランスを崩し始めて、この状態にも見えました。

〇テイタム&ブラウン
58点
FG25/37

個人技アタックが無謀にも見えていたのに、バランスが良くムリな突破が減ったので、超高確率でした。レイカーズディフェンスがそうさせたのかもしれませんが、テイタムのダムダムタイムが出てこなかったのは好印象。このままバランスを保つことが出来るのか。

〇レブロン&AD
48点
FG18/42

最終的に確率が悪かったってのもありますが、チームのアテンプト数半分がこの2人でした。シーズン平均は40%くらいなので、ちょっと多かったね。

後半はFG7/20と一気に確率が落ちた上、レブロンは9本中8本が3Pでした。それだけオフェンスのパターン不足に陥ったわけです。ここ数試合は苦しんでいますが、苦しむほどにエース達に集め過ぎているのかもしれません。

まぁ改善の仕方はいろいろあるし、タフスケジュールの中でレブロンもADも働いているので、休ませ時ってだけかもね。

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