元気な方が強い
キャブスを見るぜ!と思って選んだ試合なのですが、グリズリーズにはJJJもモーラントもいません。これまでと違い、2週間のケガで5試合ではなく8試合くらい昇華されてしまうのは苦しいよね。そんなことも含めて元気な方が強いのです。
だからキャブスは健康で勝とう!と思っていたら、ガーランドもセクストンも休み。おいおい。じゃあスパーズvsレイカーズを見た方が良かったじゃないか。
でも、ケガ人だらけで何が起きるのかを見るのも、たまには良いのかな。幸いキャブスにはオコロがいるので、ハリバートン並みに面白かったらムネアツ。グリズリーズはそういう選手がいないので、デズモンド・ベインに頑張ってもらいましょう。
そんなこともあって、ハイライト並みに適当に進めたい記事です。
◎好調なキャブス
キャブスは予想外に好調です。シーズンが始まったばかりとは言え、最大のサプライズ。仮にこの後で失速したとしても、1つの形を作れているのであれば、悲観することはない。
昨シーズンのキャブスといえば平均20点で酷いプレーをしていたセクストン。視野が90度、2mくらいしかないガードっていう、とんでもない存在でしたが、ガーランドの方はPGしようとして、でもパスが回ってこない悩ましさがありました。
それがドラモンドによって変化してきました。シュート以外は上手いドラモンドが起点になるオフェンスは、セクストンの視野が狭くても、フィニッシャーなので、そんなに問題なく。むしろセクストンがもつフィニッシュ能力の高さが際立ってきました。センター起点でガード2人が点を取るのは悪くないよね。
で、そんなガード2人がいない本日の試合。ドラモンドが起点になりまくっているわけではないけど、キャブスは大きく広がってパスゲームからシュートチャンスを作っていきます。3Pが多い立ち上がり。
ドラモンドとナンスが並んでいるので、苦しい面もありますが、ナンスじゃなくてラブなら3P打ちまくれるし、悪くない様子。あっナンスが3P決めた。
もう1つのポイントは「シュートの下手な」ドラモンドが、以前のようにアグレッシブにいかない事。バランチューナスに離されているけど、無謀なアタックはせず、パスを散らす役割に徹しています。ちょっと意外だね。セクストンだけじゃなく、ドラモンドも控えめなのか。
ちなみに攻守が変わってバランチューナスに対してドラモンドも離して守るので、現代的には変わっているよ。そしてグリズリーズもスターターにクラークをいれていたのでツービッグさ。それぞれインサイドを固める守り方。
グリズリーズが成功した理由は、徹底したインサイド重視のスタンスです。安定したバックス流はシーズンで結果を出すのに適している戦術になっています。キャブスもそれに倣うように、ドラモンドの持つ固さを武器に成功しているのかな。
そんなドラモンドがベンチに下がって、ベンチメンバーだらけになってからの試合は観ていられない。どっちもインサイドを攻略する術がなく、3Pが決まるかどうかの戦い。グリズリーズの方がパスアウトの流れが上手く、少しだけ良いオフェンスをしているのだけど、基本的にこのチームはモーラントによるインサイド破壊があって成立しているので、それがないと困っています。
24-19とロースコアだったのは、オフェンスが悪かったからでした。
◎ベイン
2Q最初の得点が、ジャベール・マギーのコーナー3Pだと!
緊急事態だからか、ドラモンド、ナンス、マギーの3ビッグというアメージングなラインナップになったキャブス。ウェイドも出ていて4ビッグかも。この試合を見た価値があったね。あり得ないラインナップだ。でも、これでキャブスが追いつきます。ウケる。
マギーやナンスが3Pを打っているように、選手が変わっても基本的に同じことをするキャブス。それに対してインサイドを攻めたいグリズリーズは高さに苦労します。オスマンとオコロがゾーンの前2人なんだもん。
たびたびロブパスを出して失敗するグリズリーズ。どうもゾーンに対するオフェンスが苦手っぽいよ。人は動くのにボールが動かない。プレーメイカーが足りなすぎです。
ちょっとビックリしたのは、ベンチのプレーメイカー役にデズモンド・ベインが担当している事。もちろんタイアス・ジョーンズもやるのだけど、シックスマンみたいな位置づけで登場したベインは、多くの役割を受け持っています。
ドラフトスカウティングで見たベインは、美しい放物線を描くシュートが特徴でした。それだけで見たくなる放物線でしたが、スピードがない選手でオフボールのシューターにはなれません。代わりに大学4年になるとプレーメイクも出来るようになってきたとか。
スピードがないからこそ「選択を間違えない」ようなプレースタイルは、カイル・アンダーソンみたいでした。でも、カイルよりも遥かにシュートが上手いので重用されている感じ。
前半残り5分になっても、ベインとメルトンのコンビでプレーメイクするグリズリーズ。この2人を起点にしてクラークのダンクなどで、接戦が続きます。要するにグリズリーズ側もガードを減らして、ディフェンスを強めました。
まぁ途中から試合はグダグダというか、スピード感のないものに。両チームにガードがいないので、スピードアップすることもなく、ハーフコートを組み立てるのも苦労してしまいました。そりゃあスローテンポになるよね。
オスマンのドライブフローターで逆転したキャブスが46ー45と1点リードです。取り立てて挙げるプレーもなかったような前半でしたが、共通していたのはメンバー不足でも、固くインサイドを塞いで守ることを優先して、勝てるチャンスを作っている事。
これがガードばかりだったら、乱打戦から一方的な展開になっていたかもしれないよね。チーム力としてはグリズリーズの方が上ですが、ドラモンドがコートにいるとキャブスのオフェンスが落ち着くので、個人の差で上回れるって印象でした。
◎カレーリゾット
ところがドラモンドってシュート系統は下手。単に確率が悪いだけでなく、フィニッシュパターンも少ないので、フローターを外したり、リバースレイアップをブロックされたり。これが決まらないからグリズリーズが逆転して始まる後半。
しかし、そこに奮起したのか、豪快なダンクでバランチューナスを吹っ飛ばして&ワンをゲット。でも、通常通りフリースローを外すから逆転にならないよ。一進一退の攻防が続きます。
危機感を感じたっぽいのはグリズリーズ。ファールトラブルもあって、ドラモンドを抑えるのが難しくなってきました。じゃあ、周囲へのプレッシャーを強めればOKって感じで、アウトサイドにアグレッシブに襲い掛かります。
するとキャブスのオフェンスはグダグダに。ハイポストのドラモンドにボールを渡せば、インサイドアウトのパス待ちで良かったのが、そのパスを出せないくらいにプレッシャーをかけられると、選手のポジションも被りまくり。「何をすればよいのかわからない」雰囲気です。
スティール速攻を繰り出していくグリズリーズ。これでリードを奪いはするのですが、速攻なのに確率が低く、突き放すことが出来ません。
キャブスはポストアップしているドラモンドにパスも出せない。なんせアイソっぽくしたいのに、そこに走りこんでくるウイングがいて邪魔をするんだ。
グリズリーズは走ってもアイデアが足りないからイージーシュートにならない。せっかくのドライブレイアップもキャブスの高さに落としてしまう。
管理人は退屈だし、寒いし、お腹すいたしで、夕ご飯を作り始めます。昨日作った鳥手羽元のスープに、カレー粉・チーズ・卵を加えてカレーリゾットです。
食べ始めた頃にベインが3Pを決めますが、ウェイドも3Pで返します。オフェンスの悪さが目立ち、単発で3Pが決まったくらいだった3Q。69-67と両チームが70点に届かないロースコアでした。
前半はまだ良かったけど、後半になるとお互いにこのラインナップではもたないって感じです。ガード陣が全滅のキャブスはともかく、グリズリーズがこれはマズくないか。
◎オコロ
ドラモンドはオトボケシュートをしますが、それでも、まだドラモンドがボールを持てばチャンスを作れそうな匂いのするキャブス。というか、インサイドにボールを持たせないと「どうやって動けばよいのかわからない」ようなウイングばかりです。
グリズリーズのディフェンスは、そんなドラモンドは放置し、周囲へのパスを塞ぐことを優先します。「ほら、お前が仕掛けて来いよ」な空気を出し、ドラモンドがアタック→シュートのところで2~3人で囲みます。
形としては成功しているのですが、バランチューナスのファールがあったことと、確率の低いドラモンドのシュートと同じくらい決めきれないオフェンスで一向に差が付きません。唯一、カイルが3P連発で違いを作っていますが他の選手はサッパリ。
ブルックスはどうしたんだ?
ーオコロに抑えられているぜ。期待したけど目立たないオコロですが、ブルックスを消しているので良いのかな。
ということでモーラントがいないとはいえ、なかなか衝撃的に組み垂れられないグリズリーズ。得意技はインサイドを攻略することで、ゴール下ではなく、ショートレンジを連発することです。
ところが、この武器がキャブスと相性が悪い。そして、キャブスの印象は、このディフェンスでアドバンテージを得ている感じです。ゾーンを多用しているのですが、リーグ全体で3Pを打たせるセットが多い中で、ゾーンにすることでフロアに穴を作らず、フリーの選手を作らないのがキャブスの良い部分。代わりにインサイドへのカバーは少ないのですが、そこはドラモンドやマギーに任せています。
得意のフローターを打とうにも、ペイント内にもスペースがないグリズリーズ。モーラントなら何とでもしたでしょうが、今の選手ではそうもいかないのかな。
スピードもあるクラークは得意のランニングからフリーになれるのでFG7/11と決めていたものの、ガード陣のドライブから得点が生まれないので、次第に手詰まり感が強くなっていきます。
しかし、キャブス側もなかなか逆転できません。ナンスが本日3P4/4と決めまくってくれたのですが、スターターになったドットソンが1/8とチャンスを生かせず。っていうかPGなんだよね。リズムを掴めないシューター。
それでもドットソンがピック&ロールからナンスのダンクをアシストするなど、試合終盤になってドラモンド起点以外の得点が生まれ始めます。そんなプレーが続いたところで、久しぶりにローポスト勝負になったドラモンドがターンアラウンドを決めて、残り3分88-88の同点です。この時は、ドットソンへの警戒が強くなってヘルプが間に合わなかったグリズリーズ。いろんなプレーが混ざるのは大事。
タイムアウトからキャブスのオフェンスは全くうまくいきませんが、ショットクロックがなくなったところでオスマンが難しいプルアップ3Pをヒット。
グリズリーズ ミス
キャブス ミス
グリズリーズ ミス
バランチューナスがオフェンスリバウンドを拾ってファールドロー。残り1分半1点差に。
キャブス ミス
グリズリーズ ミス
キャブス ミス
ここでグリズリーズは速攻になりますが、タイアス・ジョーンズのレイアップをオコロがチェイスダウンブロック。惜しくもファールになりますが、ビッカースタッフはチャレンジします。これが成功し、ジャンプボールに。残り34秒でオコロのビッグプレーでした。
マイボールにしたのはキャブス。まぁやっぱりオフェンスに苦しむのですが、ボールを持ったドラモンドに対して、逆サイドのコーナーからカッティングしてきたのがオコロ。目を離してしまったクラークのスキを見事についてダンクです。
っていうか、グリズリーズがドラモンドに過剰反応してしまい、逆サイドの人数が足りていませんでした。クラークが反応していたら、好調なナンスが3Pを打てたので、難しい所だ。
そんなわけで、試合を決めたのは期待のオコロでした。8点2リバウンド2アシストと期待に応えてくれないスタッツでしたが、残り30秒からのチェイスダウンブロックとダンクでキャブスに勝利をもたらしたのでした。
最後に残り0.6秒からファールゲームしたフリースローを除けば、残り5分から5-2だぞ。それが全てって感じのオフェンスでした。
◎感想
観なくて良かったね。全部、ハリバートンが悪いんだ。フォックスいなくなって楽しみが待っているなんて麻薬を用意したハリバートンが悪いんだ。
キャブスは固く戦って成功していますが、オフェンスを構築出来ておらず、基本的にはドラモンドとガードコンビ頼みのプレー構築でした。代わりにディフェンスも固くいけるので、昨シーズンのグリズリーズみたいな感じです。
そしてグリズリーズはどうしたのかな。負けたのは仕方ないけど、こんなにプレー構築できなかったっけ?
バックスも苦労しているように、同じ戦術のチームが増えたから対策されたのか。単純にキャブスの高さが苦手だったのか。いずれにしてもモーラントを待つのかな。
感想は「スパーズvsレイカーズを見れば良かった!」でした。