2018/10/13　プレシーズン　グリズリーズｖｓロケッツ

短めに。

ラストゲームなので、ベンチメンバー中心かなと思ったらガチメンバーだったグリズリーズ。渡邊雄太の出番を期待したけど、シーズンに持ち越しと言うことで。今のところ、グリズリーズにはウェイブするような選手がおらず、かといって補強する気もないだろうから、試合によってはコールアップされる感じでしょう。

 

◉グリット＆グラインドってなんだ？

コンリー、カイル・アンダーソン、パーソンズ、ＪＪＪ、ガソル

というちょっと意味が分からないスタート。多分ハーデンに対してカイル・アンダーソンの作戦だけど、ロケッツがスイッチ促しまくるの知っているよね？パーソンズかガソルにスイッチさせれば安パイだし、前回はＪＪＪにファールさせまくったし。ＪＪＪってジェイレン・ジャクソンｊｒね。

途中でカーメロをセンターにするパターンを試し始めたロケッツだけど、はじめはポストに立たせたけど、結局は５人が広がるだけになった。なんせグリズリーズは全くついてこないからフリーが簡単にできる。

カーメロのビックを試すロケッツ

→全くアウトサイドについていかないガソル

→ドフリーのタッカーやカーメロを全員でカバー

→最終的にゴードンがフリーで打ちまくる

ロケッツが試している意味が全くない。ガソルが守っていないだけという結果

— whynot! (@whynot_jp) October 13, 2018

見事なまでのガソルの裏ハイライト

シャレにならん。 https://t.co/4xFqQG4MUJ

— whynot! (@whynot_jp) October 13, 2018

全くついて行けないガソルの穴を難の苦労もせず使っていくロケッツ。今シーズンのグリズリーズのテーマは「グリット＆グラインド２．０」だって聞いたけど、その匂いは全くしないよね。意味は良く分かっていないけど、無骨にハードにファイトするってことでしょ。全然ファイトしていない。

ちなみにロケッツ対策で有効なディフェンスは存在して、ハイプレッシャーディフェンスをすること。スクリーンの基準が厳しくなったこともあり、ボールを奪いに行くくらい詰めると引き剥がしにくくなるし、基本はＰＧ２人を守ることが大切だから、わかりやすい。

ただし、尋常じゃないディフェンス力がないと成り立たないよ。

 

そうでなければスイッチするしかない。センターでも守る気概が必要。グリット＆グライドっぽい。それをルーキーだけはやっていたよ。

一方のルーキーはアウトサイドまで守る気持ちが強く、なかなか迫力あるプレッシャーをかけてタフなロング３Ｐに追い込んでいる。

追い込んでいるんだけど・・・

トラウマにしそうなクリス・ポール https://t.co/VGpjRCYMmJ

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どうしようもなかった感じのグリズリーズだったけど、オフェンスで働く姿を久しぶりに見たチャンドラー・パーソンズが３Ｐだけでなくドライブもねじ込んで、ちょっとは反撃していたけど、結局はロケッツのシューティングが始まってしまった。

セルデン、ブルックス、そして渡邊雄太も含めて、もっと守れるかをテストするべきだと思うけどね。

ＪＪＪはオフェンスでもゴール下で身体を張ってポジションを取り、シンプルなフックを決めていきました。ガソルは殆ど決められず。エース交代も近い。これとかガソルなにしてんだ？

Bearding. 🚀 pic.twitter.com/O667uHQYcc

— NBA TV (@NBATV) October 13, 2018

 

後半になってもほぼ変わらず。無策なグリズリーズ。せめてテストしろよ。

代わりにＪＪＪだけは攻守に積極的でした。積極的の代わりに３Ｑ半分くらいでかなり疲れてしまい、足がフラフラになっていたな。

The rookie @jarenjacksonjr showing some versatility. 👌 pic.twitter.com/UcOGlhYKQS

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２年目のブルックス、ラブ、セルデン、ハリソンが出てくると個人能力は高くないけど、ディフェンスで必死に追いかけていたぞ。追いかけるだけでもシュートの確率は落ちし、ハッキリとプレーするから他の選手の次のプレーへの反応も良くなっている。全然「グリット＆グラインド」になっていないスターターユニットと、成り上がるために必死なベンチメンバーって感じ。

ちなみにロケッツはクリス・ポールを筆頭に、普通にハードだからね。ハーデンとカーメロはまぁ・・・。

 

◉ロケッツはどうなんだろうね

まぁ通常営業。カーメロ以上にエニスの戦術理解が進んだみたいで、全体のポジショニングがスムーズになったイメージ。ＭＣＷとマーキース・クリスが出てこないから、そこはちょっとわからなかったけど、落ち着きがありますね。

でも、これって描いた形なのかな疑惑はあったのでした。カーメロも気持ちよく３Ｐ打っている以外は別に。単なるシューター状態はなにも変化していない。

グリズリーズのディフェンスが簡単にドフリーにしてくれるから３Ｐが良く決まっただけの試合でした。その意味ではこれまで同様に弱いチームからの取りこぼしが少なく、高い勝率を実現しそうですが、プラスがあるのかってのがね。

ロケッツが悪いのではなく、グリズリーズが悪くて真価を測れなかったのでした。

 

◉渡邊雄太

４Ｑ残り８分４０秒で出てきましたが、例の３Ｐもあって観客に人気ある。日本人が多いだけかもしれない。幸せなことにジャボン・カーターよりも先に出番がきたよ。ところがジャボン・カーターはセンターのラブと交代したので渡邊がセンターになるという。大丈夫か、このチーム。

ラッキーだったのはロケッツがハーデンやカーメロを残しているけど、センターが５５番のスピードのない選手だったこと。簡単に押し負けないし、ヘルプでブロックするシーンも。

でも、クリス・ポールに弄ばれた。ダメだよ、それを跳んじゃ。守れそうだったのにファールさせられてしまった。完全に嘗められている。

 

オフェンスではスクリーンに行こうとするも、その前に片腕で押さえ込まれるという。さすがにセンターの役割は厳しいようです。それ以上にチームとしてやりたいことがないから、スペーシングしているけど特に意味はないし、ボール回らないし。

ちなみに４分経過したところでグリズリーズは４人交代。これがロスターに残れない組なので、序列としては１２番目の選手です。試合に出ていないカスピとジャマイカル・グリーン、テンプルがいるので、実際は１５人目。カスピはケガっぽいし開幕ロスターはありえるかもね。

試合に出ても何もしてないに等しいけど、悪い部分が少ない。そしてチームはスターターにカイル・アンダーソンとＪＪＪを加えた事で、ベンチのポジションバランスが悪すぎます。そんな所もちょっとツキがある。

 

そんなわけで、もしも「渡邊雄太は開幕１軍に昇格できますかね」みたいな明らかにＮＢＡファンでない質問があったら「出来ます」と答えるよ。ＮＢＡファンに聞かれたら「インサイドの人数足りてないからギリギリ残れるんじゃない」って感じかな。

パスミス、３Ｐミス、パスミスとオフェンスは散々。本人以上にチームは大問題。

ガードへのプレッシャー、ヘルプからのブロックショット、ルーズボールとディフェンスは及第点。

最後にジャンプフックを決めて、何とか得点を残して終わりましたとさ。

 

ロスターはアクティブ１３人＋インアクティブ２人です。グリズリーズの場合は

コンリー、セルデン、ブルックス、マック、マーシャーン

パーソンズ、カイル、テンプル、

ガソル、ＪＪＪ、ラブ、グリーン、カスピ

これで１３人、ジャボン・カーターと渡邊雄太で１５人という雰囲気。２ＷＡＹなのでインアクティブに登録する必要はないと判断されるかもしれませんが、カスピがケガなら登録されるという予想