「アンドレ・ドラモンドvsジョエル・エンビートについて」というリクエストを悪夢を見そうなアイコンをした方に頂いたのですが、何書けば良いのか?
だから超短いよ。
このマッチアップをみたときにシクサーズファンは
「エンビートの勝利」
といいそうです。昨シーズンのの対戦成績はシクサーズの4連勝でした。
10/23
ドラモンド 14点 FG5/9 14リバウンド
エンビート 30点 FG11/15 9リバウンド
12/2
ドラモンド 14点 FG4/8 11リバウンド
エンビート 25点 FG7/21 10リバウンド
1/5
ドラモンド 10点 FG4/8 8リバウンド
エンビート 23点 FG9/16 9リバウンド
4/4
ドラモンド 13点 FG5/10 15リバウンド
エンビート 欠場
はい、総合的に観てエンビートの勝利ですね。そこはもう疑いようのない事実。ホワイトサイドなんかと違ってドラモンドは普通にエンビートに負けています。直接対峙したマッチアップデータをオフェンス側から観ると
〇マッチアップデータ
ドラモンド 125回 15点 FG5/14
エンビート 127回 64点 FG24/41
はい。エンビートの圧勝です。64点はとられすぎです。ただFGはそんなに良くない。64点の割にはね。いずれにしても勝敗を語るのは意味がないレベルです。だから、もう少し発展的にしてみましょう。
というのも実はそもそもドラモンドは「高さのある相手が苦手」なんです。特にオフェンス面はそれが顕著で、例えばデアンドレ・ジョーダンが相手だとフックシュートを外しまくりました。ドラモンド自身にあまり高さがなく、それを補うジャンプ力もありません。エンビートに限らず個人のマッチアップ勝負ではかなり負けています。
ディフェンス面も同じ理由でゴール下まで詰められると負けまくります。エンビートは加えてジャンプシュートがあるので、苦手も苦手。でももっと苦手なのは、アリウープのような合わせ方をしてくるチームで、ジャンプしても腕半分くらい高い位置でやられてしまいます。そんなこともあってラリー・ナンスにも17点取られています。
ドラモンドはその代わりにもう少しパワーを活かして進入させないような守り方が出来るので、ポストムーブへの対抗力があります。127回で64点も奪われたのですが、同時にターンオーバーを9回生み出しています。
平面的な部分では対抗することが出来るタイプです。
またそもそもドラモンドは対人で強さを発揮するのではなく、チーム内の連動としつこいくらいリバウンドに絡むハードワークにあります。質よりも量で稼ぐことも多く、リーグで唯一2000回以上のリバウンドに絡み、競り合いから574本もリバウンドを取りましたが、それらはゴール下専門でした。
つまり本質的に直接対決で勝てない部分があっても、それを量で補ってしまうのがドラモンドです。
得点面で劣っているものの、試合の中でのFG%は高く。それこそがドラモンドらしさなのでした。
また意外にもドラモンドの方が周囲との連携の上手さを魅せます。特にパス能力やスクリナーとしては細かい部分で働けるし、チームシステムを考えて動いています。まぁファンに言わせると度々サボるらしいですが。
そんな2人の違いを最も感じられたハイライトはこの試合でした。
https://youtu.be/xWaT9foEsgo
だからドラモンドvsエンビートはエンビートの勝利だけど、「チームの勝利は譲らんぞ」みたいな赤城みたいなのがドラモンドです。でも残念ながらそもそもピストンズの方が弱かった。エンビートいなくても走るシクサーズに負けたしね。
そういえばシクサーズの記事が載っていたヤフーのコメント欄に「エンビートはしっかりしているけど、シモンズが情けない」と数人が書いてあって驚いたな。真逆の意見だけどな。優れた仕事量をこなしていくシモンズのように、ドラモンドもまた仕事量で良さを発揮するタイプでした。
ちなみに「若き新鋭のエンビート」vs「ベテランの強みで勝負するドラモンド」みたいに思われるけど、2人の誕生日は半年の違いしかなく、日本なら同級生だよ。田渡vs富樫みたいなものかな。
なんか年齢のわかりづらい選手っていますよね。
自分の場合何故かラウリーは若くてブラッドリービールはもう全盛期なイメージがあったんですが全然違いました。
ビールも若いんですよね。
実はウィザーズはみんな若くて、1度優勝さえすれば、なんならウォールが衰えてもコントロール型ガードとして長く覇権を握れそうなくらい。
これでピストンズの方が強ければ話がうまくまとまったんですけど
個人もチームもエンビートwinではちょっとね。
プレイオフ当落線上でグダグダしている間にシクサーズに抜かれてしまって
アリーナ建て替えたのに経営面も不振で踏んだり蹴ったりです。
いつになったら競合に返り咲けるのやら。
個人がぼろぼろにやられて、チームもやられて・・・
例年通りの未熟な感じが出てしまいましたが、このカルチャーはなんなんでしょうかね。
レジ-・ジャクソンの問題かと思っていたら、そんなこともなさそうなので、苦しいものがあります。
ドラモンドとの対決見てましたけど、数字ほど楽に取らせて貰えないんですよね。エンビードがパワー系苦手なのもあって、体当ててペイントから追い出されるとタフなジャンパーになりがちでした。
普通はそれでドラモンドが止めてしまうのですが、エンビートはタフなジャンパーを決めるところが得点を稼げた理由ですね。
何よりフェイスガードするドラモンドのディフェンスは効いているのですが、高さがあるので周囲から良いパスが通るのが得点に繋がりました。
ドラモンドよりも周囲がハンドラーへのプレッシャーを強めないといけないかも。
ドラモンドもうちょっと期待してたのですが、何とか頑張ってロッドマンみたいな方向には行けませんかね?遅咲きのロッドマンと比べたら年齢的には今年からって感じで。
まあ性格とか違いすぎですかね。
ドラモンドはロッドマンより良い選手です。16リバウンドはロッドマン以来の高水準であり、それに加えて得点力・アシスト力があります。
本人が話しているように、よりオフェンシブな能力があるため、リバウンドやディフェンスに特化するのではなく、より多くの仕事に絡み、それでいてリバウンド機会が多いので過小評価されている選手になるでしょう。
しかし、そこがまた「頑張って欲しい部分が違う」みたいな評価をされることもあります。
シーズン前半はドラモンドの良い部分をチームオフェンスに絡めていましたが、後半は中途半端な部分になってしまったかもしれません。