全勝してるよクリッパーズ。ケガ人がやはり出ましたが、ブレイザーズに競り勝つとは強そうです。スタッツは3試合が大勝のためほぼ役立ちませんが一応。
◯リバウンド 50.3
文字通り最高峰のフロントラインはリバウンドを稼ぎます。3人で33本以上です。
◯FG46.5%
◯アシスト 20.3
◯ターンオーバー 13
3試合も大勝してる首位のチームとしては物足りない数字です。ターンオーバーが少ない以外は特徴はありません。
リバウンドが多い以外は昨季より劣るクリッパーズ。勝利が変化を隠しています。
しかし、そもそも昨季もデータだけならウォーリアーズに次いで強かったクリッパーズ。勝負弱いとも言うし、勝ち負けがハッキリ出やすいとも言います。
グリフィンの決勝シュートでまずは接戦をモノにしましたが、これが続くかどうかは不明です。クリス・ポールからの脱却は実は怪しいところです。
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◯リバウンド 41.8
ドラモンド頼み過ぎて怪しいリバウンド
◯FG46.3%
◯アシスト 22.0
◯ターンオーバー 14
あれっ?なんかクリッパーズに似ている。
ドラモンド vs ジョーダン
ハリス vs グリフィン
ブラッドリー vs ベバリー
注目は1番下。守るべき相手がいるベバリーに対し、相手がいなそうなブラッドリー。ガードにエース級がいないけど強いってチームは珍しいか。
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15ー16シーズンこそプレーオフに出たピストンズですが、その前は9ー10シーズンまで遡るので長い低迷期にあります。言い換えればドラフト上位指名が何人もいるはず。
しかし、コールドウェル・ポープがいなくなった事で主力のドラフト組はドラモンドくらいしかいません。良い選手だけどスターではないプレーヤーばかりのピストンズ。
今季3勝している要因はPFトバイアス・ハリス。昨季たまたまみた試合ですごく活躍してたと呟いたら、今季は平均23点超え。
◯勝ち試合 27→31→34
◯負け試合 15→11
シーズン序盤らしいわかりやすい結果。まぁつまりは同じくらいのレベルの選手の集まりのチームで、その中でエースとして躍動する選手がいればチームが上手く回る、ということでしょう。
他に15点前後が3人、7点前後が6人います。
そんなわけで注目はグリフィンvsハリス。名前だけならグリフィンの楽勝ですが、そんな簡単な選手ではありません。グリフィンくらい多彩です。身体能力系好きそうだし。
お互いに高いFG%を誇り、18本くらい打ってくるので、シュートタッチを先に掴んだ方が有利になりそうです。
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個人技
戦術がなさすぎることをクリス・ポールのせいにしたドグ・リバースHC。では個人技から脱却したかというと、あまり変わらない印象。
しかし、全てがガードスタートだったのが、ガリナリとグリフィンスタートなので大きな違いがありました。
例えばリバースはムチャなドライブやシュートをよく打っていましたが、インサイド2人から始まるオフェンスなので、多少なりともインサイドアウトからのプレーになります。連発した3Pは非常に良いタイミングで打たれた形になりました。
またオフェンスでは何もしないベバリーですが、ジョーダンにスクリーンをかけてミスマッチを作ったり、ブラインドサイドカットしたりコーナーでスペーシングしたりとロケッツらしい動き。
これまではJJレディックにスクリーン以外はチームらしい動きがなかった中で黒子役やりまくるベバリーは効果的です。クロフォードはオフボールでは何もしていませんでしたが、ベバリーは逆です。そしてベバリーの方がチームに貢献しています。
そんなわけで、結局は個人技なのだけど、ガードがゴチャゴチャしていた個人技時代に比べると全体にスペーシングされ、オフボールでの存在感もあるので改善されました。
個人的にはこれをジャマール・クロフォードからの脱却と捉えています。単なるアイソレーションとは違うよね。
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速いピストンズ
ウルブズ戦では速攻で圧倒したのを思い出しました。速い速い。アーリーではなくスピーディ。違いをみせたのはドラモンド。ジョーダンのイメージって「デカイけど速くて飛ぶ」だと思いますが、そのジョーダンを走力で置き去りにして速攻のフィニッシュを決めました。
ハーフコートでも簡単なスクリーンやパス交換でシュートまで辿り着きます。トランジションで動かし、速い仕掛けでプレッシャーを与える暇を渡さない感じです。
レジー・ジャクソン頼みだったイメージはそこにはなく、必ず連動して崩すピストンズ。
こう書くとチーム力っぽいのですが、この手のオフェンスは意外と個人能力頼みだったりします。崩しは連動していますが、パス交換して直ぐにシュートなので疲労とともに確率が落ちそうです。個人がどこまで高い集中力と精度を保てるか?という意味のゲームを通した安定感が個人次第です。
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お互いに違う意味で個人次第でありつつ、チームでの動きが絡んでいます。しかし、リバースの3Pなど良いプレーがあった割には得点が伸びないクリッパーズ。得意のリバウンドをピストンズがかなり警戒したためです。封じられたのはジョーダン。
一方でリバウンドに絡んでくるため、簡単には速い攻撃に移れないピストンズという構図。そしてベンチメンバーに変わるとピストンズがリードを奪いました。
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止まらないグリフィン
個人技のクリッパーズだけど、そのグリフィンが全く止められないピストンズ。止まるわけがありません。止めたら全てディフェンスファールになるから。リバウンドでグリフィンが飛びかかってきて腕を絡めてきたらディフェンスファールなんて酷すぎる。
ウォーリアーズやサンダーへのコールが違いすぎると書きましたが、基準が違いすぎるのであって両チームに不公平は少なかったかなと。でも、この試合は圧倒的にクリッパーズ有利でした。何がそれを生み出しているのかはよくわかりません。
ファールもらうのが上手いスターはいっぱいいて、シュートの瞬間に身体をぶつけにいきますが、グリフィンは天然でドライブの時に何度も身体をぶつけに行って自分が体勢を崩すとコールされます。ちょっと止められない。
同じ事をガリナリがやったらノーファールだったけど。
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前半の最後にリバースがまたも3Pを連発してクリッパーズがリードして終わります。どうしたリバース?
ピストンズのオフェンスは変わらずに簡単な連携でシュートまで行けましたが、単純に外していました。ハリスはファールトラブル。
グリフィンが外しているうちに、オフェンスで上回らないと簡単には追いつきません。割と苦しい。そしてブラッドリーがドフリーの速攻ダンクをミスし、拾ったボールでゴール下を打とうとしたら飛んできたベバリー。
ピストンズは速攻が出なくなったのはかなりベバリーのチェイスと献身性が関係していました。これが出ないと後半は厳しそうです。
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疲れ始めたグリフィン
3Qになるとグリフィンが大人しくなります。個人技スタートしないでボールを回す。何があるのかと思いましたが、よく考えたらあんなプレーを1試合やり続けるって体力的に難しい。レフリーが、とは触れましたが、身体を張りまくりながらソフトタッチでアウトサイドも決めていくグリフィンは凄いです。
でもボール回した事が効果的でガリナリの3Pを生み出しました。ガリナリはまだまだ連携によって数字を上げる余地がありそうです。個人で強いわけじゃないけど、守り難い選手だから使い方次第です。
で、クリッパーズがリードを奪うけど、ピストンズが走るチャンスをみつけて走って追いつくという展開。なお、走れた理由の1つがボールが回るからコーナーまで広くポジションとったクリッパーズの戻りが遅くなったから。それは戻れなくても仕方ないよね、という感じ。
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活躍する代役
◯トバイアス・ハリス
19分 12点 3P2/3
この試合のキーポイントになるはずだったけど、ファールトラブルのハリス。でも何故ハリスの得点が増えると勝てたかは何となく理解できました。ピストンズは主にドラモンドを壁にしてガード陣がミドルレンジでシュートチャンスを作っています。そこを守った先にボールが出てくるのがインサイドからポジションを移すハリス。困った時のハリス。
ハリスが決めれば止められないオフェンスになり、外せばディフェンスが勢いつく形です。ハリスはいなかったけど、その役割を果たしたのがギャロウェイ。単純にアウトサイドでポジションとって待っていただけなのだが、ガード陣が崩しているのでフリーで3Pを連発したギャロウェイ。
更に代役でグリフィンを守っていたトリバーがプットバックダンクにコーナーから3Pと終盤になって活躍し始める。グリフィンをブロックもしたよ。
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足が止まるクリッパーズ
終盤になるとベバリーが目立ちます。シャットクロックなくなり難しい3Pを決めたり、スティールしたり、フローターに行ったり。
何でオフェンスで目立つかというと全員の足が止まっているから。
これが起こるのは疲労じゃなくて長年培ってきた戦術クリス・ポールの流れです。個人の打開から始まるオフェンスなのでボールがないと止まる傾向にあります。例外だったのはJJレディックだけど終盤に使われない事も多かったし。
疲れていそうなグリフィン。前半から戦術グリフィンだったので仕方ない。スティール気味のファンブルから攻撃機会を失うなど、急激に存在感をなくしました。
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見事な逆転劇でした。
相当苦しい雰囲気だったけど、走れるチャンスを逃さず一気に試合を決めたピストンズは見事でした。
勝負を決めたのは何かと言えば
・ベンチ陣の活躍
・オフボールでの動きの質
この2点になります。それはチームが戦術的に動くからメンバーが変わっても活躍するし、オフボールでの役割もあるという事です。後者はピストンズが良かったというよりクリッパーズが悪かった。
途中、レジー・ジャクソンが暴走しかけたシーンが何度かあったけど、シュート連発を許さないチームの約束を感じました。
◯FG
チーム 36/88 40.9%
ジャクソン 6/15 40.0%
ブラッドリー 4/15 26.7%
チームの確率悪いけど外したのはほぼこの2人。ブラッドリーが外さなければ楽に勝っていたはずです。では簡単なシュートだったかというとそうでもない。チームで崩すけど、打たせるシュートは個人能力次第な感じのピストンズ。ガードが調子悪いと負けそうです。
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戦術グリフィン
◯得点
前半 55点
後半 32点
◯グリフィン
前半 14点
後半 5点
FG27.8%
相手の問題はあったけど、これまで高得点してきたクリッパーズは戦術グリフィン感が数字で現れました。リバースは6/8と3Pを決めましたが、後半はアテンプトが2本のみ。グリフィンが決められないなら好調のリバースに渡せないのか?という話なのですが、それが出来ないのはグリフィンが失速した事でオフェンスの起点を失ったからです。
なお、グリフィンが前半よりなのは今季に始まった話ではありません。後半大人しいのか、クリス・ポールが頑張るのか判断し難かっただけです。
考えように寄ってはテオドシッチの不在がもたらした形でもあるので、そこは少し楽観視出来るかもしれません。
クリス・ポールのゲームメイクに全てを委ねていたのがグリフィンに移っただけに見えました。但し、ガードスタートでボールを回すだけにならず、インサイドアウトされるのでバランスは改善されています。
その流れで何かとアイソレーションしていたクロフォードがいなくなり、セカンドユニットはイキイキしているように見えました。それぞれが役割をこなそうとしています。まぁ殆ど昨季と違うメンバーですが。
改善されたバランスと、クリス・ポールの支配力のどちらが重要だったかを試される感じです。
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どちらも個人能力がベースにありましたが、より細かくチーム設計されていたのがピストンズという印象です。ガードの控えにイシュ・スミスがいるのでクオリティが落ち難い設計にもなっています。
意外だったのは走り勝つだけでなくドラモンドとジョーダンだと、ドラモンドの方が相当上手いという事。ジョーダンが高いからリバウンドは苦戦していたけど、スクリーンやらせてもハンドリングさせてもシュート打たせても、かなりドラモンドが上でした。昨季の低調ぶりを相当反省したのかもしれません。
◯ドラモンド
15点 17リバウンド 3ブロック
◯ジョーダン
7点 14リバウンド 3ブロック
数字に出ない部分も含めてドラモンドでした。
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もう全勝がいなくなった。止めたのがピストンズってのがまた。
ピストンズ、マジック、ペイサーズ、ネッツ。意外と盛り上がるイーストというシーズン序盤。