一応、言っておくとこのブログはそもそもネッツ推しです。
この試合の注目はなんといってもモー・バンバ。ウエストブルック並みに速くて、史上最高のウイングスパンじゃないかという噂のあるセンターです。次に渡邊雄太も注目されているらしくカメラに抜かれていました。
なお、ネッツはラベートもジャレット・アレンもベンチです。マジックはアイザックがスターターで出ています。アイザックは超期待していて5年後くらいが楽しみです。5年くらいかかりそうということです。
マジックがガチでネッツはテスト感が強いです。毎日試合するのでテーマが違う事があります。
マジックはバンバもアイザックもアウトサイドから打っていきます。ヴォーゲルっぽいのですが、クリフォード感がないマジック。これダメなんじゃない?と思いましたが、3分もすればボールムーブなんか皆無の個人でなんとかしましょうオフェンスになっていきました。ヴォーゲル感ゼロ。
開始からネッツは超ネッツ。パッシングでコーナーまで広く使うし、スペース作って人を動かすし。3P打ちまくるし。しかし、誰が誰かよくわかんない。サンダーにいたサマジ・クリストンが活躍しています。そりゃそうだ。
5分経過で渡邊雄太が出てきます。出番早いよ。そして期待のアイザックをフェイクで抜いて、見事なパスをセンターに通しますが、決めてくれませんでした。そこは自分でダンクしなきゃダメ。 全般的にこのセンターが決めてくれないネッツ。
渡邊がマークするのはアイザック。スクリーンでフリーにしちゃうけどボールが来なくて助かったりしています。並ぶとアイザックが大きく見えてきます。そもそもマジックのオフェンスが個人技前提で打つしかない感じだから、守れている渡邊です。アピールにはなっていない。ブロックも決めたよ。
オフェンスはちょっと迷いがあります。パスがこない。スクリーンもないからシューター役に位置づけられていません。ここもマジックのディフェンスが緩くて、ハンドラーの所で抜けちゃうから出番がない感じ。でもアピール足りない。
普段からネッツを観ている立場として言えば、役割がよくわかんない。強いて言えばキャロルなんだけど、そんなフィジカルないしな。オフェンスリバウンドから見事なアシストを通しました。
それにしてもネッツはいいね。面白いよね。しっかりとスペーシングしてタイミングを合わせてダイブして。この時間はノーインサイドにしているので、もっとカットすると面白いんだけど、それは出来ていない。自分がスクリーンをかけたときはチャンスなんだけどなー。
3P打つチャンスがきたけど、味方がパスミスしてついていない渡邊。でも1Q最後までプレータイムをもらえました。そして危うくアイザックにブザービーターダンクをたたき込まれるところでした。
2Qになって渡邊もベンチに戻ったのでマジックの話に戻しましょう。ほぼアイザックとバンバにやらせるパターンです。アイザックは思ったよりもシュートを決めていきます。シュートが上手ければ5年もかからないで上がってくると思います。
ネッツはシュートが決まらなくなります。内容は良くても勝てないネッツらしさ。しかし、次第に内容がものすごく悪くなってきて、パスの前にターンオーバーしていきます。サマーリーグっぽいというか、ネッツのミス連発から速攻になるので追いついたマジック。
サマーリーグなのでそこまで戦術徹底されていないことがあります。そんな時にメインキャストがハッキリしているマジックと、ブレブレのネッツではマジックの方がリードを奪います。あと、やっぱりネッツのセンターが下手。攻守に下手。
オフェンスのエントリー段階でサマジ・クリストンとセンターのピック&ロールで2人がそれぞれミスするから、もう誰もアピールできないネッツ。
選手も感じたのか、サマジ・クリストンにボールを持たせない選手が出てきました。開始直後は良かったけどディフェンスが慣れると単なる持ちすぎの選手になりました。自分でなんとかしたい気持ちが強すぎるサマジ・クリストン。ハンドラーが他の選手になるとパスで振り回して、少しネッツ感が出てきたので、この変化はちょっと面白い。ハンドラーは大切。
勝負としての試合は、アイザックのシュートが決まるかどうかと、ネッツがミスをするかどうかになってきたので、面白くありません。
マジックは期待株に中心選手としての経験を与えるのがサマーリーグの目的
ネッツは新しい選手を発掘するために戦術の中でプレーさせるのが目的
残り3分半で再び渡邊が出てきます。ちなみに直前にPGも交代していて、ボールを回してくれるのでみんなアピールタイムになっています。
強引にドライブして外したけど、自分でリバウンド獲ってフリーの選手にパスをだしました。でも、もらった選手がブロックくらいます。次にドライブして3P打たせるパスしたけど決まらず。アシストしたいけど、なかなか形にならないね。本当は自分で突破してレイアップに行けるシーンだったのですが突破は出来ません。
ジョー・ハリスは遠い。
アイザックにプレッシャーをかけてシュートを落とさせるのですが、その後が早かったアイザックはリバウンドをとります。NBA選手って凄いね。反転のスピードに渡邊がついていけないのか。
アイザックのドライブにファールしたり、バンバをブロックしたり。やっとパスが回ってきたので3Pを打ったけど決まらず。前半終了。
感想は「サマジ・クリストンが酷くて台無しにされた」です。渡邊に関してではなく、ネッツファンの呟き。42-34でマジックリードの前半です。34点しか取れないとは出だしからは想像つかなかった。
後半になるとまたネッツらしさが復活します。人とボールが動く。決定力は低い。でもやっぱりサマジ・クリストンは自分でやろうとする。他の選手よりも決定力は高いけど、展開力は低い。センターは決定力も低ければ、理解力も低い。
マジックはやっぱりアイザックにお任せ。そんなアイザックのパスからバンバの3Pも決まり点差を縮めさせません。結局、これってどっちが正解なんだろうね。NBAに残るのなんか一握りなのだから、マジックのやり方だって正しい気もする。だからドラフト外の選手がマジックのサマーリーグメンバーになっても生き残れる可能性は低いです。
そして試合は超つまんない。オレのネッツは何処に消えた?
残り5分で渡邊が出てきました。渡邊が、というよりもベンチから出てくる選手の方が戦術を守ろうとしている気がします。ノーセンターだからそう見えるのかも知れません。よいパスをもらいましたが3Pを決められず。
でもディフェンスは良くて、プレッシャーをかけ続けてアイザックに難しいシュートを打たせます。決められたけど。渡邊も逆にオフェンスリバウンドを押し込んで初得点。ネッツは広くスペーシングするので、飛び込めればオフェンスリバウンドを獲りやすいのです。「高さが」とか嘘なのだ。
そしてイワンドゥをブロックします。いやー、次第にアピールし始めました。ほぼディフェンスなんだけど、それは1プレーでは得られないアピールだしね。全体的にプレッシャーディフェンスさせているネッツなのですが、ドライブをしっかり止めながら、それでいてシュートチェックも出来ているのは渡邊くらい。
オフェンスでもリングの上を3回くらい弾んで3Pを決めると、2本目はディフェンスがいる中で思い切りよく打って決めます。このシュートは良いアピールになっていますが、大事なのはそこにパスしてくれる味方がいたこと。前半は誰もパスしてくれなかったけど、今のメンバーがしっかり回すのでチャンスが来た感じです。
3Qは5分で8点、1ブロック、1リバウンドかな。
ネッツファンとして確認できたのは、このチームはパス回さないやつが混じっていると全然ダメ。シーズン中のディアンジェロ君のパスはエロすぎるし、ディンウィディーのパスは強気なのに堅実だし。ハンドラーで毒にも薬にもなるシステムです。
4Qになるとマジックのブレスコが活躍し始めます。こないだ契約した選手だよね?
渡邊は特に何もしないで3分半で交代しました。
サマジ・クリストンとセンターが出てくると、つまらなくなるネッツ。クリストン嫌いになりそう。ただ、クリストンをコーナーに置く選択をしているので、それまでよりはマシ。センターもそれまでよりは活躍し始めた。名前はタイラー・デイビス。
もう終わりかと思ったら残り4分半でもう一度渡邊に出番が来ました。3Pを外し、ディフェンスリバウンドをとります。強気に打てているし、ここまでと違いマークを捨ててリバウンドをとりに来たので良い傾向です。
渡邊のディフェンスに対して、次第にアイザックが嫌がり始めました。正しくはアイザックというか、周囲がパスしにくくなっています。ただ、ペリメーターでもたれたときにぶち抜かれたので、スピードへの対応は課題です。アイザックに抜かれるとウォールとか止めようがない。気が早すぎるけど、求めるのはそこでしょ。
タイムアウト明けに3Pを狙いたかったネッツは、オフボールで渡邊にダブルスクリーンを使います。でも、何故かパスがこない謎。振り切れてもいないけど。多分、ボール持っていた選手は評価を落としたはず。
この後、ネッツは速攻と3Pで2点差にしますが、マジックのブレスコが1人で対抗して成功します。どうにもここのディフェンスが悪いネッツ。なお、この人はケンタッキー卒のガードです。アイザック、イワンドゥ、バンバ、ブレスコの4人の個人技でやるのが目的のマジックでした。
そこからアイザックを止めた渡邊ですが、チームとしてはシュートが決まらず追いつけないのでした。最後にリバウンドから押し込んでいれば10点になったのにね。
そんなわけで渡邊はそこそこアピールできました。ディフェンスはかなり良かったけど、あくまでも対人の話です。ただ、その相手がアイザックとイワンドゥだったのでヘルプまでは求められていないのも事実です。
どこまで意識してその2人のマッチアップになったのかはわかりません。エースキラーの役割を与えられたのであればかなり期待されていたことになります。
アイザックはFG7/17ですが、渡邊以外の時は半分以上決めていたのではないかな。さすがにマッチアップデータは出てこないだろうな。決められたのは1本とファールで止めた2回でした。概ね良いディフェンスをしました。
オフェンス面は前半は全くでしたが、それは本人が悪いとも言いがたい内容です。後半はチームとして良い時間に渡邊にもパスがきて3Pも決めました。
普段のネッツはシューターにオフボールで巧みにスクリーンをかけていきますが、この試合では誰もシューター扱いされていませんでした。それよりはピック&ロールの基本と、空けてあるインサイドへの合わせを重視した感じです。
度々スクリーンに行った渡邊ですが、そこからポップもダイブも拙かったです。これは大学時代にやっていない仕事なのである程度は致し方ないのかも。ちなみにスクリーンをかけてもらうのも大学でやっていなかったよね。スクリナーをやるにはフィジカルが不足なのも事実。
8点 FG3/8 3P2/5
3Pは決まったので、そこは良かったのでした。でも連携面がないとネッツ感がない。それは渡邊だけが悪いわけではないです。
20分 4リバウンド 2アシスト 2ブロック
数字をみれば十分な活躍だったと言えます。でももっと活躍した選手もいるからな。もう少しだけ明確な結果が欲しかったです。
ネッツはラベート、アレンだけでなく今年指名したムサとクルッツも出ていないので、この試合のメンバーからふるい落とされるはずです。残れるとは思うけど、もう少しだけアピールしたかったよね。
繰り返しますが、チームとしてネッツ感のある時間とない時間がハッキリし過ぎていました。本来の形と違うので、何を評価してくるのかちょっと分からない部分がありましたよ。
結局わかりやすいオフェンスでアピールできないと厳しいですね
2本ぐらいフリーで打った3Pをはずしたので、あれを決めれないとやはり3&Dとしては難しいです
あと仰るようにNBAレベルのスピードに着いていけてないときがありますね
渡邊の強みがあのサイズでガードにつけるということだったので、ここがダメだとなお厳しい…
とにかく頑張って欲しいです
思ったよりもフォワードのポジションで負けなかったのは収穫でした。一回アイザックに片手で吹っ飛ばされていましたが。
シュートは及第点ですが、信頼を得るには足りないですね。ネッツは積極的に打つのでフリーなら決めたいところです。
スクリーンは攻守に課題でした。ここにスピードが加わるガード相手の時に守れるのかどうか。
知らない相手だと渡邊を狙ってくる気もするので、対応出来るところをみせたいです。
体格劣ってないし普通に存在感ありますね。現時点でどうかはわからないけど、伸びしろに期待です
もう少しシュートの成功率が上がれば
オフェンスでのポジショニングが上がってそこにパスが出てくれば良いのですが、自分も味方も課題なので簡単ではないです。
ただ、シュートが決まっているとパスも出てきやすいですし、終盤にスクリーンをもらっていたので、やっぱり生命線はシュートですね。
現地の放送でもしっかり紹介されていて向こうでも評価されていて嬉しいです!アイザックも一度ぶち抜かれた以外は良く抑えていましたね。おっしゃるようにPGとCが微妙ですがなんとかアピールしてトレーニングキャンプに参加してもらいたいですね!
そもそもPGとCを起用しない形もやっていそうなので、もっと自分が起点になったりインサイドに飛び込めると良いですね。
ディフェンス第1なので、そこでオフェンスでも動き続けるのは簡単ではないですが。