ウエストファイナル 第2戦

ウォーリアーズ 136
スパーズ 100
レナード不在もあり、スタートから攻守に積極的に振る舞い大差で連勝したウォーリアーズでした。
ラッシュをかけるウォーリアーズ
第1戦は安全なデュラントからはじめたウォーリアーズだったが、試合勘も戻ってきたよね、という感じでカリー&トンプソンでラッシュをかけたウォーリアーズ。デュラントのアシストからカリーが決め続けた事でリードを奪う。
スパーズはトンプソンには打たせない事を優先しているので密着マーク。フェイクにも反応するので抜かれるし、裏もとられるけど、そこはヘルプでなんとかなる設計。実際にゴール下では潰していた。
ウォーリアーズに本当のリズムが出てきたのは、密着されてるトンプソンにボールを運ばせ始めてから。ほとんど見ない光景。ボールを運びパスを出し、裏を取ってヘルプ集めてアシストするPGみたいなトンプソン。そこからミドル決めてくリビングストンはエグい。
すると今度は外からも打てるようになっていくらしい流れで快調にオフェンスが天界されていった。



対策されたダンカンシステム
何故かマッチアップを変えたウォーリアーズ。オルドリッジにパチュリア。グリーンの方が止めやすいだろ、と思っていたらポストアップに対しダブルチームになっていた。
グリーンなら高さで打たれてしまうが、パチュリアなら抜きにくるからヘルプが間に合うと踏んだのだろう。
本来は空いた選手が飛び込めば良いのだが、ガソルにはグリーンが徹底マーク。ミルズとグリーンは外だ待っているだけ。レナードとパーカーの不在を利用した作戦だった。オルドリッジは良い戦術過ぎてパスを出してしまうんだよね。
なお、点差が離れた2Q途中からダブルチームを辞めたウォーリアーズ。タイムアウトあけからだったので多分辞めた。するとスパーズは4連続得点したので成功していたダブルチーム。



ベンチメンバーを出すのが早い感じのスパーズ。多分、レナード不在もあり機動力とスタミナで対抗しようと考えたのだろう。見事に失敗していた。ミルズはテンポを変えられないのでポポビッチが変化をつけてみたのかな。



イグダラがいないという事
試合は流れが悪いとデュラントを使い、良くなるとラッシュをかけて押し引きはあったけどリードを保ち続けたウォーリアーズが完勝した。
特にデータ確認したい事もないので、イグダラの不在について触れてみよう。
表面的にはマコーが埋めた。フィジカル勝負は苦手だけど、ディフェンスが良いマコー。必要最低限のシュートを完璧に決めてカリーに次ぐ活躍だった。イグダラより確率高いので代役以上の出来。
しかし戦術的には違う。グリーンとイグダラがPG的に振る舞って、カリー&トンプソンにシュートを打たせるのがウォーリアーズの戦術特徴。
それがグリーン1人だとローテーションがキツイ。スモールラインナップが使い難くなっていた。マコーがシュート決めてたからまだ良かったが、怪しい時間帯もあったよ。
というわけで、レナードがいなかった事もありディフェンス面では問題なかったけど、オフェンスとローテーションに歪みがあった。これは接戦になったときにグリーンの暴走という形で影響が出てくると思う。
ドフリーのシュートは外し続けたグリーン。関係ないけど、インサイドでイライラしたときにボール運びでリフレッシュできるって良いよね。



ウォーリアーズらしさを存分に発揮させてしまったスパーズ。テンポコントロール出来てないのがツラい。ウォーリアーズが早いのは止められなくても、自分達のペースは自分達で決めないと。パーカーの不在を大きく感じさせたオフェンスだった。
次戦まで時間も空くので帰ってきそうなレナード。ホームなのでパチュリアには凄まじいブーイングも吹き荒れるだろう。なので心機一転、仕切り直し出来ると思うよ。

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