3位をキープしたブレイザーズ
6位をゲットしたペリカンズ
お互いに外したと思っていそうです。
最終戦に近づくにつれて6位の可能性が高かったのはサンダー。そのサンダーがお得意様のブレイザーズ。負けてロケッツは嫌だったであろうペリカンズは最終戦に勝って6位でした。いや、もう正直1番わけがわからない対戦です。
管理人の予想なんて当たりません。「どっちが4勝〇敗で勝つよ」というのはほぼ当たらないけど、展開についてはそれなりに当たると思います。全く当たらなければ誰も読んでくれないだろうし。結局は内容はお互いに予想しつつも、それを攻略したり、その日の調子だったりで大きく結果は揺らぐってことです。
しかしこの対戦は内容も全く想像がつかないです。
〇今季の対戦成績
ブレイザーズ 2勝 ― 2勝 ペリカンズ
10/24 103-93 ゲームレポート
12/2 116-123
1/12 113-119
3/27 107-103 ゲームレポート
~過去記事~
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◉相性はペリカンズ
今季の対戦は互角ですが、ペリカンズが勝った試合はツインタワーが揃っているときです。そのため潜在的にはブレイザーズが苦手な相手です。それは最後の対戦のゲームレポートにも書いてあって、ペリカンズがオカフォーを起用してくるとブレイザーズは困っています。
動けるフォワード達でアンソニー・デイビスを守るけど、それではインサイドを封じる強みが使えないということがわかります。
〇最近10試合のミロティッチ
17.8点 FG50.0%
そして好調なミロティッチは非常に怖い存在です。2人出てくると苦しいのだからベンチに座っていて欲しいブレイザーズです。
要はこのあたりがペリカンズの考え方で大きく変わってきます。ブレイザーズはインサイドをヌルキッチ1人にしますが、オフェンスリバウンドには全員が絡んできます。ミロティッチやオカフォーを長く使うと、逆に飛び込みリバウンドで好きにやられるケースがあるのです。
オフェンスに振り切っているペリカンズですが、振り切っているからこそマッチアップミスを嫌ったりもします。
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もうひとつペリカンズに有利なのはブレイザーズお得意のレイトスイッチへの対応です。コンセプトとしては確率の悪いミドルをチョイスさせるわけですが、ペリカンズのスクリナーはアンソニー・デイビスです。
ペリカンズは基本的にはスクリナーにパスをしたいわけだから、フリーにされても簡単に打ちません。それも立派な相性の良さです。
そんなわけでツインタワーとアンチミドルでペリカンズが相性で上回ります。
それをしっかり取り込むとは限らないペリカンズでもあります。
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◉ブレイザーズのディフェンス
しかし、直近の対戦ではそんな相性の悪さを感じさせながら、ハンドラーを潰すディフェンスでブレイザーズは立派に対抗してしまいました。単なるコンセプトだけですぐれているわけではないディフェンス力です。
NBAでハンドラーを潰すなんて、ほとんどみられない現象なのですが、やってしまうよ。
だから実は対応しなければいけないのがペリカンズの方だったりします。
前回の対戦ではホリデーが11アシスト、ソロモン・ヒルが4アシストしました。前者はそんなチャンスが多かったと言うことであり、後者はこのポジションの選手にドライブ&パスをされるのに慣れていないブレイザーズの事情でもあります。
そしてロンドが出ていませんでした。ロンドって昔のイメージとはちょっと違ってボールムーブが基本だし3Pも決まります。ペリカンズで求められている部分でもあります。
ちょっと意図したアリウープと違いますが、ディフェンスが前に出てくる時にこの手のパスを決められるとブレイザーズはお手上げです。
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ペリカンズの相性が良い
→ブレイザーズディフェンス強化
→逆手にとって裏パス
こんな流れになるとペリカンズの大爆発勝利が予想されます。
加えてペリカンズの最近の好調さは侮れません。
〇最近10試合の3P
ミロティッチ 40.0%
ムーア 43.6%
クラーク 42.3%
29.2本のアシストから記録される高確率の3Pはペリカンズの良さを引き立てます。これが持ち味であり、生命線でもあります。
〇ペリカンズの3P
勝ち試合 38.0%
負け試合 33.7%
ハイペースのペリカンズなので3Pが決まればよりペースが上げやすくなります。しかし、そもそも3Pを打たせないのがブレイザーズの持ち味
ペリカンズは3Pで大きくスペーシングしてアンソニー・デイビスで仕留めるのが持ち味です。でもそもそも打たせてくれないブレイザーズ。
ペリカンズはハイペースで戦いたいけど、それをブレイザーズディフェンスが許さない
走り勝ちたくても走る展開を作らせてくれない事が考えられます。
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◉勝負の4Q
そう、そこにあるのはDameTime
しかし、突如立場がかわってペリカンズは守り始めます。
〇ペリカンズのディフェンスレーティング
通常 105.6
残り3分 94.1(クラッチ)
クラッチタイムになると突如としてディフェンスがリーグ5位に急浮上します。おそらくそれまで守っていなかったチームが守るので面食らってしまうのでしょう。それでいてオフェンスは112もあるので、実はリーグで5番目にクラッチタイムが強いペリカンズ
ブレイザーズは実はさほど強くありません。リラードが登場するまで待てるかどうかは勝負の分かれ目となります。
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それより重要なのはそもそもブレイザーズが調子を落としていることです。シーズン終了間際になって4連敗してしまいます。それにより迎えた最終ジャズ戦ではリラードがまたも本気を出したような大活躍でものにしてしまいました。
リラードはウエストブルックのような理不尽タイプではありません。しかし、「試合を自分が決める」という強いメンタリティの持ち主です。それはやはり理屈ではないリラードの特別な能力です。
試合終盤になってチームとして強いのはペリカンズ
しかしリラードがいるのはブレイザーズ。
それだけで十分に勝てる理由です。
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そんなわけで論理的にいくと勝つのはペリカンズ
・相性の良さがあるペリカンズ
・ハードなディフェンスで阻害するブレイザーズ
・ディフェンスの裏をかくロンド
・好調なペリカンズと不調なブレイザーズ
・終盤に強いペリカンズと問答無用のリラード
4勝2敗でペリカンズというのが妥当な感じです。
でも、多分4勝1敗でブレイザーズが勝ちます。だってリラードいるし。
そして今季のブレイザーズの特徴は頻繁に3連敗以上することです。一気に負けて、それを精算するように勝っていくのが変な持ち味。
他の試合は理屈で考えたけど、どうせ分からない試合だから、なんかそんなリラードと仲間達が快進撃しちゃうって予想したくなったのです。
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せっかくなので勝敗予想をコメント欄にどうぞ!
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ペリカンズファンなので願望が多大に含まれますが、個人的にはやはりロンド、デイビスからのムーアが決める流れがみたい。
それが出たらペリカンズのペースです。それをやられたらブレイザーズは守れなくなります。
ただリラードはなんだかんだ”持ってる男”な気がするので如何ともし難い…。
希望込みで、4-2ペリカンズ。
でも逆もありそう。
この対戦はファンであっても、良い部分悪い部分、そして相手の強さと感じるものが多過ぎて難しいですね。
ホームコートアドバンテージで初めの2試合が活きるのかと。
初めまして。いつもものすごく楽しく読ませていただいております。ピアースファン故の結局今でもセルティックスファンです。すいません、バスケに関しては素人ですが、NBA大ファンです。昔から個人的にロンドはプレーオフ強いと思っています。問答無用のリラードvs味方にとってはいい意味で空気の読めないロンド。会場中がリラードのクラッチを期待し、恐れている状況でもロンドなら流されず、冷静にうざいディフェンス、そして最後はしっかりデイビスにアシストしてくれると信じています。(大好きだったので贔屓で)なのでペリカンズ4勝2敗予想です。
ロンドのディフェンスはデュラントからスティールを生み出し、プレーオフを決めました。
しかし、あまり終盤に起用されない傾向もあります。だからそのあたりのHCの考え方で大きな違いが出てきそうです。
オカフォーじゃヌルキッチを止められないのがきつい
それが何故かヌルキッチは苦戦します。ツインタワーの時間だけは苦戦する傾向があるんです。
ADが無双しそうですが、最終的にガス欠になりそうな気がするので4-3でブレイザーズです(よくわからない)