まだプレーインが始まっていない段階ですが、10位となることが決まったウォリアーズについて書いておきましょう。もちろん、ケガに泣いたシーズンではありましたが、ケガに泣いているチームは他にもあります。ケガに泣いたからこそ明確に見えてきた問題点ってのがあるシーズンでした。
◎バトラーとカリーの離脱
開幕前、クミンガのトレードについて永遠と議論し、その間に補強を進めず(裏では決まっていたっぽい)ファンをヤキモキもさせたし、それ以上に物足りない補強にみえていました。それはカリーとバトラーに次ぐサードオプション不足という点でした。
メロさを求めるファンならば自前でドラフトしたクミンガにサードオプションになって欲しかったわけですが、優勝を求めるファンならばクミンガでは難しいことはハッキリしていたわけです。ただ、現実にはクミンガしかいない(トレードできなかった)のだから、クミンガをサードオプションとして機能させることにフォーカスすべきでした。
それをしなかったスティーブ・カーに責任はありますが、それをする気がなかったスティーブ・カーなのに、クミンガのトレードを実行できなかったダンリービーにはもっと大きな責任があります。安易に新たな選手を求めるのはどうかと思うけど、クミンガについては4年もかけてスティーブ・カーがムリって判断しているんだから、早々に動くべきでした。動くっていうか再契約しなきゃいいのにさ。
サンズとキングスにそれなりのウワサもあったわけだし、キャップスペースを空けておけば違うトレードも考えられたしさ。一体全体、どういう気持ちでクミンガに20Mを超える契約を提示したのだろうか。
さて、時はググっと進み、バトラーとカリーが離脱したウォリアーズで何が起こったかというと、ギィ・サントスがファーストオプションへと進化しました。「困ったらギィ・サントス」をしていたのに、「本当に困ったらギィ・サントスが成長した」というスゴイ状態でした。
ウォリアーズからするとローテ外なんだけど、戦術理解力はあるし他の選手とは異なる武器を持つ若手という立ち位置だったのに、今となっては本当の意味で便利屋になっているぜ。クミンガを育てるのは難しいチームにおいて、奇跡みたいなギィ・サントスなので、いっぱい助けてもらったね。
前GMのボブ・マイヤーズは歴史に残るチームを作った反面で、ドラフトは失敗続きでした。最近は他のチームの新たなGMとして名前が挙がってはディスられています。
その一方でマイヤーズは『激安サラリーの豪華メンバー』を作ることに関しては天才的でした。OPJを激安で連れてくるパターンもあれば、どこの誰だかわからない選手を戦力にし、そして他のチームへ出したら誰だかわからない選手にリセットさせます。変な特徴だよね。
スティーブ・カーはクミンガのトレード後に「自分たちでは素材型を育てられない。素材は悪いチームへ行くべきだ」という酷い発言をしていますが、『弱い』チームでミスも許容しながらプレータイムを与えて育てるのは当然のことなので、そもそもウォリアーズは上位指名権なんてトレードで選手に変えるべきでした・・・というのを、今更ハッキリさせてきたシーズンでした。
そのくせマルカネンのトレード話ではポジェムスキーをアセットに加えるのを拒否していたり・・・ってことで、今シーズンは過去4年間にわたっての失敗が、あれもこれも露出させられたシーズンとなったのでした。カリーとバトラーが元気だったら、こういうのが明確な失敗として出てこなかっただろうし、ギィ・サントスは困ったときしか登場しなかっただろうな。
いずれにしても主役系の選手を2人しか置かない体制だったので、その2人が離脱して困りました。普通の話ではありますが、カリーとバトラーの年齢を考えたらサードオプションの準備不足だったのは否めません。もちろん、そこまでスゴイ選手はとれるはずはないのですが、個人技オプションになれる程度の選手は欲しかったです。がんばれ、ギィ・サントス。