ホルムグレンに必殺技はないのか

〇vsケンリッチ

ホルムグレンにとって最大の幸せはサンダーにいることかもしれません。もしも、ケンリッチやカルーソにマッチアップされたらどうするのか。スクリーンを使ってもスイッチ対応で何も問題を起こさないし、ジャンプシュートを使いたくてもシュートを打つ前に追いつかれてゼロ距離で守られてしまいそうです。

ケンリッチのゼロ距離ディフェンスはウェンビーが嫌がった要素ですが、最終的にウェンビーは高さで打ち切りました。同じことをホルムグレンが出来るのか。絶対できないだろうな。あれを決めきるメンタリティがあれば、そもそもホルムグレンはクレバーなプレーをしていません。なんか矛盾みたいな問答だけど「ディフェンスなんか関係ないね」というマインドだったら、今の問題なんて起こってないでしょ。

このタイプに唯一有効なのはアリウープダンク系統の押し込みです。ちょっと雑なロブパスでもよくなるので狙えるチャンスは増える。でも、そもそもポジショニングさせてもらえません。ってことで、やるべきことは単純です。

細身のビッグマンであるホルムグレンは試合の中でスタミナ切れすることはありませんが、そもそも細身の割に運動量が少ないよね。高さでどうにかしてきたタイプにありがちな要素ですが、フィジカルで勝つのは難しい代わりにある程度は運動量を増やそうぜ。
小さいディフェンダーは何度も何度も細かい対処を促していくことが必要だし、それを出来るからこそ生き残っています。ホルムグレンが1歩動く間に、ケンリッチは2歩動かなければいけない。だから100歩動くことで「200歩動け」と対処を促すべきです。それを繰り替えてしている間にチャンスは生まれてくる。

ただし、現状のホルムグレンは、このタイプ相手にフィジカルでポジショニングしようと頑張っています。それも1つの方向性。問題があるのはパスを受けてからシュートに行くのに時間がかかること。ポジショニングにエネルギーを使うから、キャッチとシュートが別の動きになるんだよね。この動きをスムーズになっていくのだろうか。

こうして並べていくと、ホルムグレンには「こうすれば自分がシュートを打てる」というパターンがありません。それは大前提として育成年代は「ボールを貰ったらシュートに行けていた」からにも見えてきます。

必殺技なんて大それた書き方をしたけれど、いずれにしてもボールを貰う前の動きが「なんとなく」にみえています。もっとディフェンスを振りほどかないといけないのに、自分からアクションしている気がします。あれ・・・ゴンザガの・・・って言いたくなってしまうんだよね。

サンダーにはSGAとJ-Dubがいることで、ホルムグレンは自分が能動的にパスを引き出す必要性が低く、それで済んでしまっている面があります。その2人が欠場した中で得点が伸びなかったのはそういうことだろうと。
そして時には強引に決めないといけませんが、言葉通りの強引さ、つまり「強引な突破」や「タフショットをねじ込む」のはホルムグレン向きではないので、スクリーンを多用してディフェンスを振りほどく動きと、8ft前後のジャンプシュートを多用すべきです。タフな3Pを決めるのも、コンタクトプレーでゴール下をねじ込む方が難易度が高すぎるのだから。

高さもシュート力もスキルも持っているけれど、強引に決めきる武器はないのがホルムグレン。もっとクレバーに、もっと多彩に、もっと万能にプレーしないと単なるロールプレイヤーで終わるぜ。ロールプレイヤーのサラリーじゃないのにね。


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