◎オフェンスでの長所
オフェンス面でのサッグスは2つの長所を持っています。
・ミスが少なく堅実な選択を取れる
・勝負どころでぶれないメンタル
この特徴は2シーズン前に強く発揮されていました。3年目のシーズンは75試合に出場し、非常に堅実なプレーを見せてチームの躍進を支えました。
〇3年目のサッグス
27.0分
12.6点
FGA9.5本
3P39.7%
TS60.2%
2.7アシスト
1.8ターンオーバー
マジックが躍進を遂げたシーズンですが、サッグスのTSが60%を超えたのは驚きだったし、ディフェンス面の貢献と合わせて派手ではないけど、確実にチームを強くしていました。そしてオフには高額の契約延長へとつながったわけです。この活躍に金を払ったマジックだったぜ。
サッグスはアシストが少なかったものの、チームの主役はバンケロとフランツだったので、スペースを確保して2人にパスをする役割を的確にこなしていました。起点としてはハーフライン近く、片方のサイドによってタメを作り、逆サイドからトップ近辺に両エースが動いてきてパスを受ける形が多く作られていました。また、フランツがスクリナーになってロールマンプレーからパスを受けてのアタックという形も多かったです。
今シーズンはロケッツがデュラントにパスできない問題を醸し出しているので、当時のサッグスがしっかりとパスを出していたことを変に評価したくなります。それはそれとして、ショットクリエイトするプレーメイカーではないものの、チームオフェンスをセットするPGの役割は存分に果たしていたサッグスです。
その上でパスアウトに対して3Pを40%近く決めました。ウイングエースのチームにおいてサッグスは
・ディフェンスが良い
・スペースを構築できる
・的確にエースにプレーを促せる
・必要なシュートを高確率で決める
という理想的なPGだったという記憶です。かといって30Mは払い過ぎなのですが、この路線でバンケロ・フランツとともに伸びてくれればよかったはずです。
〇5年目のサッグス
26.5分
13.9点
FGA11.1本
3P32.8%
TS56.9%
5.4アシスト
2.5ターンオーバー
今シーズンのサッグスはアテンプトが増えてTSが下がり、アシストが増えてTOが増えました。より積極的になってミスが増えた形ですが、5年目の選手としてはどうかと思う変化です。それ以上にベインを獲得したシーズンにサッグスがアタック回数を増やして効率を落としたことは、チームプランがなんだったのかを惑わしてきます。
いち選手としての活躍度は増したけど、この程度のスタッツを稼げる選手はごまんといるし、ワイドオープンの3Pを40%決めてくれるエースキラータイプのディフェンダーで十分です。PGでありディフェンダーであるサッグスを起用する理由にはならないんだよね。
そして前述の「ウイングエースにプレーを促す」みたいな部分は失われつつあり、より自分がアタックできる位置でボールを持っています。もっとスペーシングしてくれていたサッグスなのに、狭い範囲でチーム全体がプレーしているのと、単純に何故かサッグスがコーナーに行くことが増えました。
バンケロ・フランツ・ベインと揃えて渋滞してしまうマジック。2年前のサッグスならば、もっと調整役になれていた気がするんだよな。