◎ロスター的魅力
広島ドラゴンフライズが優勝したとき、「Bリーグも戦術的優位性で優勝するようになったのか」と喜んだものでしたが、まだまだ少数派。その広島は相手の戦い方への徹底した対策と、エバンスの万能性を利用したチェンジング・ディフェンスが売りでしたが、優勝してHC交代したので元も子もなくなってしまってね。
チャンピオンシップには進んでこなくても、戦術的優位性を作っていくチームは増えてきたBリーグですが、それでも根本にあるのは外国籍の個人能力任せorハンドラーオフェンスであり、その外国籍に求めるのはインサイドの強さ。ニュービルが大活躍している割にはPGを補強しようというチームは少ないしね。
特に千葉ジェッツは富樫が絶対的な中心になっていて、渡邊という反則的な武器を持っている長所を生かしていないし、リトルはBリーグ仕様のインサイド担当の身体にアジャストされているし、あくまでも強力なロールマンをベースにしたハンドラーオフェンスだよね。
ここで難しいのはビッグマンのパワー押しオフェンスをするチームが半数以上ある中では、それに対抗するためのビッグマンは揃えないといけないこと。必然的にガードやウイングに避けるのは1枚になりがち。
外国籍3枠+帰化(アジア)1枠
この4枠のうち2つはビッグマンに割きたいし、残り2枠両方をガードに割くってのもないよね。その点で仙台はアジア枠と外国籍枠で2つをエルダーウィッチとカルバーに使っているから珍しい方かもね。帰化(アジア)枠でビッグマンを取れないとチーム構成が難しくなるのがBリーグの事情になっています。
しかし、長崎はこの常識を打ち破っており、純粋なビッグマンは川真田のみで、4枠を全てウイングに使っています。それもハンドラー寄りのウイングばかり。
イ・ヒョンジュン SG/SF 201センチ
ジャレル・ブラントリー PF 201センチ
スタンリー・ジョンソン SF 198センチ
アキル・ミッチェル PF/C 206センチ
何故かブラントリーがPF登録ですが、実際にはSG/SFかな。そしてアキル・ミッチェルは一応センター登録もされていますが、3Pも38.5%決めています。体重が106キロでスタンリーやブラントリーよりも軽く、アウトサイドでもボールを持つPFタイプです。つまりヴェルカは
Bリーグのビッグマン戦術に対抗するロスターではない
ちょっと興味が出てきたでしょ。ヴェルカは得点がリーグトップで早い展開が得意ってことになっているけど、それって実はパワーと高さではディスアドバンテージが大きいので、思い切って、ハッキリと
機動力戦術で高さを駆逐する
ことを目指しています。うーん、それってものすごく「日本式バスケ」に見えるわけですが、現実にはヴェルカの方がレアっていうね。ここに日本代表の問題が含まれているわけですが、それは本題じゃないので無視しましょう。ヴェルカは機動力を前面に出すことでBリーグを荒らしています。
ただし、ヴェルカの場合は「小さくないスモールラインナップ」です。時にはPGを起用せず、馬場と山口をいれて全員が195センチ以上、センターはいないというラインナップでした。ジェッツとの試合ではアキル・ミッチェルがいなかったので、更にその傾向は強くなっていたぞ。
単にBリーグらしい外国籍ビッグがいないだけでなく、その戦術に対抗する気がなく、ウイングだらけの小さくないスモールラインナップで機動力勝負に打って出る。そんなロスター構成をしたのはファンキーなんだよね。
あけましておめでとうございます。今年もブログ楽しみにしています。
長崎のバスケ面白いですね!
CSでインサイドの笛が鳴らなくなり、結局インサイドゴリ押しだ!ってならないか危惧しています。笑