◎エース化?
ヤングとダイソン・ダニエルズのコンビに、ベンチからNAWという布陣で始まった今シーズンですが、ヤングが離脱するとジェイレン・ジョンソンのトランジション中心へシフト。ボールを持つのはジェイレン・ジョンソンということで、ちょっとウルブズ時代に近づきました。
ただし、相棒のガードはダイソンなので、NAWはよりスコアリングに積極的でOKになります。ペリカンズではNAWの後釜にダイソンが収まった感じだし、2人が同時にコートに立つのってディフェンス強化の視点のみだと思われたのですが、そこにNAW側の大きな変化が起こりました。
〇今シーズンのNAW
得点 20.7
FG 46.8%
3P 39.1%
TS 60.8%
アシスト 3.4
ターンオーバー 2.2
スティール 1.0
えぇビックリですよ。プレータイムが7分伸びただけなのに、昨シーズンから+11.3点です。これまでの最高が2年目の11.0点だったのに、急な20点オーバー。それもTSは60%を超えており、3Pアテンプトは7.3本。立派なエースガードをしています。
「ヤングがいなくてボールが回る」ことよりも、ヤングの代役になれるほどに点を取れるNAWという方が正しく、これがジェイレン・ジョンソンのアシスト数を向上させる要因にもなっています。あとヤングと違うのはムダうち3Pがないこと。あの分だけターンオーバー増やしているに近いヤングだし。。。
「エース化」と書いたものの、実際には自らプレーメイクするシチュエーションは少なく、あくまでもフィニッシュ専門です。なんか、それもちょっとSGAに近いんだよな。最大の特徴は昔と異なり、2Pと同じくらいのアテンプトを誇る3Pになっており、その7割はキャッチ&3Pです。言い換えれば、ウルブズ時代よりもシューター的なふるまいをするようになってきました。
両コーナーを含めて、フロア全体から満遍なく打っており、かなりフリーに動き回っています。ダイソン・ダニエルズがインサイド仕事を増やし、オコングがトップからの3Pを増やしているシーズンなので、空いたスペースへ移動するのがNAWの強みになっているし、それってまるっきりシューターみたいじゃん。
〇ドライブ
9.1回
5.8点
得点率63.3%
アシスト率8.6%
この3Pに連動してドライブの確率も高まっています。まぁSGAの80%という得点率は置いといて、60%を超えているのだから優秀です。カニングハムくらいあるもんな。
この点はツインタワーのウルブズと、ノービッグを使うホークスというチーム事情の差も大きく出ており、今はゴール下が空いていることが多いため、イージーショットが増えたことは得点力UPに繋がりました。代わりにドライブしてもアシストは少ない。
いずれにしても、ヤングがプレーメイクする従来の形から、ジェイレン・ジョンソンのトランジションでパスを散らすスタイルになった中では明らかニヤングよりハマっています。ミスが少なく、堅実派ながら、強気に3Pを打っていき、ゴール下までドライブしての確率も高い。それはヤングとの比較というよりも、ホークスの補強が成功したっていう方が正しい。ジェイレン・ジョンソンパターンを使いやすくなったのだから。
なお、ヤングのトレード話もありますが、じゃあPGでいえばNAWより適任を連れてこれるのかという疑問もでてきます。多分、今シーズンのNAWを超えるPGはムリだぜ。ボールを持たなくてシュートは決めるPGなんて、そもそもPGじゃないもん。
正直、このスタイルで20点を超えるのは凄い。なかなかいないスタイルです。PGでもない。シューターでもない。でも、しっかりと3Pを決めて20点取るディフェンシブガード。ディフェンス主体に育ってきた27歳がオフェンスでも華を開かせようとしています。