19年のドラフト17位という立派なNBAプレイヤーだけれども「SGAの従兄弟」という印象が強いNAWことニキール・アレクサンダー=ウォーカー。その理由は親類らしく手足の長さをはじめとした体格が似ており、シューティングが苦手なことなどプレー面でも似ていれば、長い名前で3文字であらわされるとことも同じ。生まれたのも2か月しか差がなく、いろいろと似通っていますが、それよりも個人的に思うことは
SGAの「ifストーリー」に見えてくる
という点。今でこそMVPなスペシャルスターですが、それはサンダーへ行ってエースとしての自由というか、役割というか、成長の機会を貰ったからでもあります。ルーキーシーズンだけ見れば、ディフェンダーであり、シューティングに難があるので、ちょっと使いにくい面すらもありました。
〇ルーキー時のSGA
26.5分
10.8点
2.8リバウンド
3.3アシスト
1.2スティール
一応、3Pは36.7%も決まっているのですが、アテンプトが1.7本しかなく、基本的には打たずにドライブかパスを選ぶ人でした。それがサンダーへのトレードからエースとしてドライブアタックを繰り返し・・・ってのが、SGAの成長ストーリーですが、一方のNAWはどうだったのか。なお、NAWの方が1年後にNBAに入っていますが大学で2年プレーしていただけなので同じ年齢です。
〇ルーキーシーズンのNAW
12.6分
5.7点
1.8リバウンド
1.9アシスト
0.4スティール
こちらはSGAの半分のプレータイムで、スタッツもほぼ半分でした。3Pは2.8本打っており、成功率は34.6%と思ったより悪くありません。こちらも得意にしていないから3Pよりもドライブを選択する傾向にあったのですが、その割にはプレーメイカーとしてのアシストも多くないので微妙な扱いでした。
その頃、2年目のSGAは19.0点を奪ってサンダーの再建において中心的な役割をゲットしていたわけですが、当時のペリカンズはザイオンに沸いており、ザイオンの周りに誰を置くのかが大事でした。エースとしてはイングラムもいたので、NAWに期待されたのはディフェンスとシューティング。わかりやすいロール役なわけですが、それは
もしも、SGAがレナードとポール・ジョージのクリッパーズにいたら・・・
というifストーリーにもみえてきます。エースの座を手に入れることなく、ディフェンダーとしての役割を与えられていたら・・・そのうち「シューティングが悪い」という理由でハーデンとトレードされそうにもみえてきます。才能ある若手は正しく再建チームにいた方が良いよね。
さて、そんなNAWは結局3年目のシーズン中にジャズへ行くことに。この3年目のスタッツは当時のNAWの評価そのまんまでした。
〇3年目のNAW
22.6分
10.6点
FG37.2%
3P31.1%
TS47.5%
2.9リバウンド
2.4アシスト
0.7スティール
とにかくシュートが決まらない。特にペリカンズでは3Pアテンプトが6.1本と本数を増やしていたのですが、これが決まらない。シュートが決まらなければドライブも怖くない。ってことで、イングラムとザイオンのチームに必要なピースにはなれませんでした。さようなら、NAW。このままキャリアはしぼんでいくと思われたぜ。