◎転機
ジャズで迎えた4年目のシーズンはNAWにとって転機となります。でも、基本的に大きく変わってはいません。よりディフェンスの良さを生かすことになったのと、無謀に3Pを打たなくなったこと。なんだったら得点力は落として成功したレアなタイプです。
〇4年目のNAW(3年目との変化)
プレータイム 22.6 ⇒ 15.0
得点 10.6 ⇒ 6.2
FGA 10.5 ⇒ 5.0
3PA 5.2 ⇒ 2.7
3P成功率 31.1% ⇒ 38.4%
TS 47.5% ⇒ 56.5%
アシスト 2.4 ⇒ 1.8
スティール 0.7 ⇒ 0.5
このシーズンのNAWはベンチスタートのPGとして、素晴らしいディフェンスと堅実なオフェンスで貢献していたのですが、スタッツを見るとそうは見えないという。確かにTSは大きく改善したけど、それでも56%だし、3Pは確率はいいけど、アテンプトをわかりやすく減らしました。いずれにしても得点を減らして評価を上げた変わったタイプの選手です。
ただし、このシーズンに明確に変わったのはターンオーバーの減少。ルーキーシーズンからアシストに対して多かったターンオーバーが劇的に減りました。これがNAWが粗い選手から堅実な選手へと変化させた形です。
〇アシスト/ターンオーバー率
1年目 1.65
2年目 1.48
3年目 1.68
4年目 1.96
5年目 2.68
6年目 2.25
アシストが増えていないから劇的な変化には見えませんが、ターンオーバーの減少で数字を改善させた4年目。そしてウルブズでの5年目、6年目は明らかに改善しています。
ディフェンスに優れ、堅実なプレーメイクも期待できる控えPG
こんな評価に変化していき、ウルブズで安定したプレータイムを得ると、シューティングも安定してきました。プレータイムだけで言えばペリカンズ時代の方が長かったのですが、ハンドラー仕事としてはウルブズの方がハッキリしていた。
〇5年目/6年目のNAW
得点 8.0/9.4
3P 39.1%/38.1%
TS 57.8%/57.9%
リバウンド 2.0/3.0
アシスト 2.5/2.7
ターンオーバー 0.9/1.2
改めてみると・・・大した数字じゃないよね。でも、凄く貢献していた変わり者。アンソニー・エドワーズというスーパーエースがいるチームにおいて、エースキラーであり、堅実なシューティングとミスの少ないプレーは上手くフィットしていました。
そしてオフに契約が切れるとホークスへとやってきます。4年62Mでしたが、高くもなく、安くもなくという印象なのだけど、よく考えると平均9.4点の選手に出す額ではありません。稀有なレベルでディフェンス面の評価をされている選手といえるでしょう。特にウルブズはオフにリードとNAWの2択と思われていた中で得点力のリードを選んだわけだしさ。
こうして6年のNBAキャリアを送ってきたNAW。もしも、SGAがクリッパーズに残っていたら、まさにこういう選手になっていったのではないかと想像してしまいます。でも、その逆で「もしもNAWがサンダーにいたら」エースになっていたのでしょうか。そんなことを考えさせられるのが今シーズンの成績だったりします。